其の百二十八 欠伸(あくび)は、神経をシャキッとさせる上で、とても有効な呼吸!

学生時代に西洋医学の科目である生理学を学んだとき、呼吸の項目に「変態呼吸」というのがあって、笑いや欠伸(あくび)がその例に挙げられていました。笑いは祓いの効果もあって健康に良いのですが、西洋医学では単なる変態呼吸に入っているということに驚きました。「それだけなの?」と、ガッカリしたのです。

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其の百二十四 プラナを補給すると、神経の疲労が回復する…

宇宙に存在する根源的で超微粒子的なエネルギーを、最先端の量子科学では「量子」と呼んでおり、漢字では「氣」、大和言葉では「ひ」、「み」、「みいつ」、「なほひ」などに置き換えられるだろうと述べました。そして、ヨガでは「プラナ」であると。

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其の百二十三  プラナによって、一切が成立している…

目に見える物だけが存在(実在)であり、それ以外は虚空(空間)。普通は、そう考えられています。

しかし、一般的に東洋思想では、目に見える物と見えない物を明確に分けない傾向があります。ヨガでは全ての源泉をプラナと呼び、プラナがあらゆる所に遍満(へんまん)していることによって、一切が成立していると教えています。

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其の百二十二 行動こそ本音~何事にも大きく変化を起こさねばならないときがある…

ヨガは実践の教えであり密教そのものです。実践してはじめて価値を生む政治も、本質的には密教と言えます。

政治活動において実践を促すため、筆者は弟子たちに「行動こそ本音である」と説いてきました。

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其の百二十一 命の強い働きが「いき」、そして長息は長生きのもと…

呼吸のことを大和言葉で息(いき)と言います。「いき」の「い」は生き生き、行く、命(いのち)の「い」で前に出て行く積極性を、「き」はきつい、厳しいの「き」で強い様子を表しています。即ち「いき」は命の強さ、命の強い働きを意味しているのです。沖正弘導師は、次のように息の重要性を述べました。

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其の百十九 光明心によって、逆境も順境に転じてしまおう!

神人合一による、大安心の境地があります。

「この境地は大安心の境地である。万事に神意を見、すべてに味方を感じ、善と喜びのみを肯定しているのであるから拒んだり、おそれたりして心を乱すことはなく、決して悪(逆境)を認めないのである。認めた以上、それが必ず現われるものと確信している。暗夜にも光を見ることができ、一切の現象を善に到達する前提として、素直にしかも感謝して受けいれている。こうした光明心でいるから、逆境も順境に転じてしまうのである。」(1960沖正弘『ヨガ行法と哲学』霞ヶ関書房95頁)

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其の百十八 根源とつながり、見えない世界の力をいただいているから心配無い…

自信を、どう付けるかという話の続きです。それには、自分に宿されている力を信ずることが大切であると述べました。

しかし、そうは言われても、自分に宿されている力が本当にあるのかどうか分からないし、あったとしても簡単には信じられません。すぐに信じられたら、誰も苦労しないでしょう。

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