其の二十八 違いに存在価値があるのであり、違うから助け合える…

ところで、軽はずみに「男女の違い」を論じられない世の中となりました。昨今では「男は男らしく」、「女は女らしく」という教訓は、封建的時代の遺物として禁句になっているようです。

それでもやはり、男性と女性には、それぞれの特性というものがあるのではないでしょうか。人間として見れば、男女は殆ど同一です。しかし、大きく比べれば、やはり違いがあると。

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其の二十七 宮中祭祀のみを仕事とする、神職と巫女を兼ねた女性たち…

天皇は最高の神主として、宮中祭祀を執り行われます。それを巫女として補佐するのが、「内掌典(ないしょうてん)」と呼ばれる女性の内廷職員(現在は5名)です。内掌典は、宮中における祭祀のみを仕事とする女性のことで、神職と巫女を兼ねた存在です。

内掌典がつとめる場所は、宮中祭祀が行われる「宮中三殿」です。宮中三殿は皇居吹上御苑に鎮座するお社の総称で、「賢所(かしこどころ)」、「皇霊殿(こうれいでん)」、「神殿(しんでん)」のことです。

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其の二十六 モノ(物)とココロ(心)は、もともと不即不離であって分けられない…

あらゆる存在は、物心が一如となって成立しています。モノ(物)とココロ(心)は、もともと不即不離(ふそくふり)であって分けられません。

それなのに、なぜ物と心に分けたのでしょうか。それは、目に見えるものをモノ、見えないものをココロと呼び分けることによって、存在をより的確に捉えようとしたのです。便宜上、視覚など五感に触れるものをモノ、五感に触れないものをココロと表現することで、存在の「あるがまま」をより正確に掴んできたというわけです。

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其の二十五 崇神天皇と大三輪(おおみわ)伝説~霊覚によって直接神意を受け取る…

霊覚や直覚を働かせていたという第十代の崇神天皇の事蹟について、宮崎貞行氏は『天皇の国師 賢者三上照夫と日本の使命』の中で、次のように述べています。

崇神天皇は「非常に敬神の念の篤い天皇で、治世に当たっては、太古から伝えられた魂ふりの行を日々行って身心霊を清め、自ら神意を聴こうとした。古事記によると、疫病がはやり、人民が次々倒れていくのに心を痛めた崇神帝がお祀りをしていたある夜、オオモノヌシの大神が現れ、「オオノタタネコをもって吾を祀らせれば、天下太平になる」というお告げが耳に聞こえた。そこで、神官オオノタタネコを探して三輪山に大三輪の神を祀らせたところ、疫病はたちどころに終息したと伝えられる。

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其の二十四 古代の天皇は、霊格を磨き、神意を知りつつ政治に励まれていた…

昭和天皇のご進講役であった三上照夫氏は、また次のように語りました。

「「実は古代のスメラミコトは、祭祀と冥想を通じてこの神感型の霊格を開き、治世を行っていたんですよ。このことを後世に『神人不二』、『神人合一』と称したんです」(2018宮崎貞行『天皇の国師 賢者三上照夫と日本の使命』きれい・ねっとp.119.)

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其の二十三 山中で修験を積んだ山伏行者らが、人々の相談に乗り、治療もしていた…

飛鳥から奈良にかけての時代は、律令国家建設による希望と力強さを持つ反面、中央の政治は随分混乱しました。道教事件も、その一つです。悪僧の道教は、野望を抱いて皇位にまで即こうとしました。

そのとき、優秀な政治家である和気清麻呂公は、宇佐八幡宮のご神託により、道鏡の野望を阻止したという史実があります。このときのような重要な問題に際して、奈良平安時代の朝廷は、宇佐八幡宮に使者を派遣しては神意を伺っていたようです。

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其の二十二 毎朝・毎夜、5名の師匠に感謝の念を捧げ、さらなるご指導を祈願…

精神エネルギーである念子には、プラスからマイナスまで、そのレベルに幅があります。プラスであれ、マイナスであれ、その混合であれ、念子と(念子が集まった)念子体の働きによって、我々の人生は左右されています。その影響を受けることによって、人間は基本的に自由な存在ではないということを述べました。

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其の二十一 先人の死に様を呼び覚まさぬまま、中今を生きるということはあり得ない…

「常に今が大事で、いま自分が生きているという事実が重要、そうでなければ意味が無い」。これは、大和言葉・国学の師である河戸博詞先生による中今(今が中心)の教えだ。

この教えと、意味が重なると思われる思想を、神道学博士・皇學館大学特別教授の松浦光修氏のご著書から学んだので紹介したい。「今を生きている自分が主体である」という点が重なっていると考えられるのである。

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其の二十 怒りや悲しみによるマイナスの念子と、愛や慈しみによるプラスの念子…

欧米の心霊学では「通常、人には七柱の背後霊がついて」おり、「それを統括しておるのがマスタースピリット」と呼ばれる主護霊である。宮崎貞行氏は『天皇の国師 賢者三上照夫と日本の使命』の中で、昭和天皇のご進講役であった三上照夫氏の言葉として、そのように述べている(p.107.)。

七柱は、多くの念子体が人を守っているということを表した数と考える。誰にでも沢山のご先祖が存在しているのだから、念子体は一つや二つではなく沢山あるのが自然だ。

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其の十九 先祖の「念子体」が子孫を守り、師匠の「念子体」が弟子を指導する…

自分とは何か、どこまでを自己と認めるべきか? 通常、少なくとも五感の認識する範囲までは、「自分を意識」することになる。

しかし、五感で捉えられる「身体」ばかり尊重していると、(個人主義的な)自己愛が蔓延(はびこ)るようになるとのこと。

「個性尊重」、「自己実現」、「自己主張」。これらが大切であると教えられて育った現代人は、とにかく目立とう、何かやって他人に認めてもらおう、自分の都合を優先して我欲を通そうと考える傾向が強い。そうして「俺俺(おれおれ)亡者」が蔓延(はびこ)る世の中になってしまったのだ。

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