其の百十九 光明心によって、逆境も順境に転じてしまおう!

神人合一による、大安心の境地があります。

「この境地は大安心の境地である。万事に神意を見、すべてに味方を感じ、善と喜びのみを肯定しているのであるから拒んだり、おそれたりして心を乱すことはなく、決して悪(逆境)を認めないのである。認めた以上、それが必ず現われるものと確信している。暗夜にも光を見ることができ、一切の現象を善に到達する前提として、素直にしかも感謝して受けいれている。こうした光明心でいるから、逆境も順境に転じてしまうのである。」(1960沖正弘『ヨガ行法と哲学』霞ヶ関書房95頁)

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其の百十八 根源とつながり、見えない世界の力をいただいているから心配無い…

自信を、どう付けるかという話の続きです。それには、自分に宿されている力を信ずることが大切であると述べました。

しかし、そうは言われても、自分に宿されている力が本当にあるのかどうか分からないし、あったとしても簡単には信じられません。すぐに信じられたら、誰も苦労しないでしょう。

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其の百十七 自分に宿されている力を、将来を切り開く可能性として信じよ!

「自信」は、腹底深いところに、どっしりと据えられているものです。浮ついた「乗りの良さ」は、単なる過信か慢心でしかありません。

自信は簡単には身に付きませんが、自信があるのと無いのとでは人生に大きな差が出ます。だから、誰だって自信を養いたいはずです。沖正弘先生は、次のように語ります。

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其の百十六 自分の内部には力がある、という自覚を持とう!

これから具体的に何をするのか? それは一体誰のため・何のためか? 
その原点は何か? これらのことを鮮明に描きましょう。
そして、それは決して自分個人の欲や満足のためではなく、公益のため・大義のための取り組みであることが肝要です。

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其の百十五 最初は意識し、繰り返し続けているうちに無意識化する…

決めた事は余程のことが無い限り、きちんと最後までやる。そういう人は、やり通すこと自体が習慣化しています。「なぜ始めたのか」という原点が潜在意識にしっかり刻まれており、行動や実践が無意識の領域に組み込まれているのでしょう。沖導師は、次のように述べます。

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其の百十四 動きながら、働きながら同時にくつろぐ…

さあ、どうやってくつろいだらいいかです。のんびりコーヒーを飲みながら甘味
を味わうことも、美味しいお酒を嗜むことも、(可能ならば)しばらく午睡を取ることも、美術館や博物館を巡ったり、寺社参りの旅行に出掛けたりすることも、心身をくつろがせてくれます。

人生にとって、これらはとても必要なことですが、沖正弘導師が「くつろぐことの大切さ」において言われたい本旨は、さらに奥にありそうです。

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其の百十三 潜在意識は宇宙とつながり、見えない世界からのメッセージを受け取る…

潜在意識とは、第一にいろいろな習慣が自己化されたものであり、第二に「先祖代々の遺伝と後天的な体験の集積」されたものであると沖導師は教えます。
そういう深いところにある意識ですから、何氣(なにげ)なく決めているような場合でも、実は潜在意識が「われわれの判断力の基礎となって」おります。

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其の百十一 努力しさえすれば、日本は必ず甦るし、人類が滅びることも無い…

筆者は高校二年生の三学期のとき(17歳)に、ある啓示を受けました。
「21世紀は人類にとって厳しい時代となるが、それを救うカギが東洋にある。
おまえは東洋を学べ」というものです。それが“声”となって天から降りてきて、腹にストンと落ちたのです。

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