其の五十一 仕事であれ何事であれ、究めた者だけが到達する境地がある…

徒弟制度が生きていた昔、仕事は見習い小僧の丁稚奉公(でっちぼうこう)から始まり、やっと一人前になるまでに時間が掛かりました。仕事自体が「修養としての一つの道」になっていて、仕事場は人生の道場でもあったのです。

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其の五十 無理せず・無駄せず・気にしないで、新たな道へ転換するのも方法

理由は特に無いが、「もう一度、確認しておこう」というモヤモヤした気持ちが湧き起こってきた。それで、念のため調べてみたら本当に間違いが見つかった、というような経験は誰にでもあると思います。「虫の知らせ」といったインスピレーションによって、問題を早期に発見出来て良かったといった事もあるでしょう。

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其の四十七 新入社員であっても、会社の伝統を背負っている…

全てに対して何らかの責任を持つということについて、例え話を述べておきます。

 会社見学で、ある大手企業を訪問したとしましょう。見学の途中で、社史について尋ねてみたいことが生じました。ガイド役の社員に聞こうと思うのですが、ガイドさんは他の見学者と話しているため、なかなか質問出来ません。そこで、目の前で作業している社員さんに聞くことにしました。

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其の四十四 悪党でも、まとめ役がいるほうが秩序は保たれる…

そもそも「この宇宙に善悪など無い」というのは、いわゆる「悪」をそのまま放っておいていいという意味ではなく、迷惑千万な悪は勿論懲らしめねばなりません。

この世に悪党と呼ばれる人間がおります。それが大悪党ともなると、大英雄と紙一重になります。

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