其の三十五 心を静めるのも乱すのも、その元は自分の中に存在している

物事をバランス良く全体的に観る方法として、「四観」について述べてきました。

物事を素直に観る力。それは余分な力が抜けていて、心身が平静なときにより発揮されます。心身が不安定になると、それに応じて目の前にあるものが歪んで見えるようになり、そのままでは物事の真実を観ることが出来ません。

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其の三十四 一回も嘘をつかず、何の過ちも犯すことなく人生を終える人なんていない

物事の真実を把握するには、バランス良く全体を観る必要があります。そのための観方として、主観・客観・表観・裏観による「四観」があります。四観には組み合わせがあり、裏観+主観タイプに属すのが宗教家であるとし、宗教は「許し」によって人々を救済するということを説明しました。

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其の三十三 道徳は裁き、宗教は許す。ここにもバランスが必要

縦横十字のマトリクス表を、もう一度頭に浮かべてください。左上(2)の表観+客観タイプに「道徳家」が、右下(4)の裏観+主観タイプに「宗教家」がきます。道徳と宗教は、どちらも「人の生き方」を教えていますから似ていると思われがちですが、左上と右下という対極に位置する分、明らかな違いがあります。

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其の三十二 四観がその場その時に応じてよく機能する人は、人間としてとても魅力的

主観・客観・表観・裏観の四観による組み合わせは、(1)表観+主観、(2)表観+客観、(3)裏観+客観、(4)裏観+主観の四通りです。それぞれのタイプに、特徴や傾向があるということを述べました。

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其の三十一 主観・客観・表観・裏観を、縦横十字のマトリクス表で見てみる!

主観・客観・表観・裏観という、四観(四つの観)について説明しました。これら四観は、四通りの組み合わせが出来ます。

縦横十字のマトリクス表を頭に浮かべてください。縦軸の上に表観、下に裏観、横軸の右に主観、左に裏観を置きます。そうすると、中心点から見て、右上が(1)表観+主観、左上が(2)表観+客観、左下が(3)裏観+客観、右下が(4)裏観+主観となります。

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其の二十八 物事を、ありのままに受け取るカムナカラの哲理

「物事の真実を把握するためには、そのものがそのままに受けとれなくてはならない。真実が受取れるためには平静心、平衡体でなければならない。平静となるためには無対立、無条件でなければならない。要求を持ち、差別を持つと乱れてくる。有無を超えた状態つまり空になって始めて全体を受取る心・全体を受取る体となれるのである。」(1960沖正弘『ヨガ行法と哲学』霞ヶ関書房57頁)。

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其の二十七 スイッチがオンになっていれば、重要な閃きがふっと頭に浮かんでくる

「正姿勢」は文字通り正しい姿勢で、「全身のどこにも力が遍在していない、重心の安定している状態」のことです。正姿勢であれば、丹田を中心に全身が一体となり、余分な力、特に肩の力が抜けおります。

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其の二十六 囚われや拘りは、何かを学んだときや、教えを受けたときにも起こる

沖導師は感受性を働かせる上で、集中することが大事であると述べています。

「同じ刺戟でも注意を集中していると感受性が高まり、注意の散漫なときには感受度が低下する。また心身のくつろいでいる時と息の深く静かな時にも感受性は鋭敏である。」(1960沖正弘『ヨガ行法と哲学』霞ヶ関書房55~56頁)。

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