其の五十四 悪や間違いのみを取り締まったところで、根本的な解決には程遠い

では、第百四十二段・其の二の意味を掘り下げていきましょう。

「俗世を捨てた人」というのは、仏道修行に専念するために出家した世捨て人のことです。世間的な栄誉欲や出世欲を捨て、物欲も去り、生きていくために必要な最低限の物しか所有しません。もはや俗世のしきたりや、面倒な付き合いに縛られることはありませんから、とても身軽です。

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理想と大義によってのみ、弟子たちの結束が保たれている

こんにちは。京都・仁和寺(御室会館)を会場に、林塾の合宿でした。昨日は「日本語の特徴と大和言葉」を演題に3時間の講義。オンラインも併用し、約100名が参加してくれました。

今日は「朝のお勤め」に参加してから、弘法大師の御影堂にお参り。その後、塾士2名の講義を拝聴し、コメントを述べました。

この時代に、宇宙と、生命と、言葉と、人間を結ぶ大思想を起こすこと。そうして、部分観に陥った現代文明の行き詰まりを救うことを、お大師様にお誓い申し上げました。

そして、明日・明後日は、熱海で「側近学」の合宿です!

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其の五十二 親から受けた恩や人の苦労は、子を持つことで分かって来る…

諺(ことわざ)に「子を持って知る親の恩」とあるように、子育てを通して人の苦労や、親から受けた恩を感じられるようになることは確かです。

でも、子を欲しても授からない人がいるのですから、子を持たねば情が深まらないと決め付けてしまうのは如何なものかと思います。子が無くても愛情深い人は普通にいますし、子がいながら冷酷な人も多く存在します。それを前提に、この話を受け止めたいと思います。

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其の五十 約束を守るコツは、約束しないところにある?!

はっきり嫌だと言えば、そこで喧嘩(けんか)になる。だから、相手への思い遣りとして遠回しに言う。それが、都に生きる人たちの知恵とのことです。

でも、筆者のような無風流な田舎者は、そういう遠回しな表現に、しばしば戸惑います。そのままストレートに受け止めて構わないのか、それとも言葉の行間を察するようにすべきなのかで迷うのです。

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日本でもシナでも、改革の失敗は小人を重用したところにある…

こんばんは。実家の父親が座骨神経痛になりました。痛め止めを飲まないと眠れないというので、本日治療に行って来ました。実は私は鍼灸師(ハリと灸)でもあります。予想通り、腰椎のところに一箇所ツボが見つかり、そこへ灸を施術しました。なかなか一回で緩解は難しいので、時間をつくって一週間に一度くらい往診しようと思います(自宅と実家は車で10分くらいの所です)。
明日は京都綜學院で講義と指導があります。院生の皆さん、どうぞ宜しく!

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