No.127 顕在化しないうちに処理し、乱れないうちに治めよ

◇まだこれから進化発展出来るという「柔軟な器」が欲しい◇

第六十四章の意味を少しずつ述べてまいりましょう。「安定しているものは保持し易い」。安定の意味は、先にも述べたコマの例え話の通りです。中心軸にブレが無く、活発に動くことで、まるで止まっているかのように見えてしまう状態が安定です。

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もしも日蓮が国会議員になったら

こんばんは。台風の影響で、浜松でも雨が強く降ってきました。
明日26日(土)は午前中、東京で講義します。林塾の神谷宗幣塾員(3期生、龍馬プロジェクト全国会会長)が主宰する経営者対象の新講座です。

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No.126 既に限界に達した現代文明

◇成功しても幸せにはなれない◇

小さい内に処理すれば、何事も難しくない。これは前章で学んだ心得ですが、第六十四章にも同様の内容が出てきます。物事を進める上での注意事項が、さらに示されているのです。

例えば、焦らないで一歩一歩進めるべきことや、野心を抱いたり、固執したりしないこと。また、締め括りをしっかりやることや、知識に囚われないで自然の原理に則るべきことなどが、教えとして出てきます。

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No.125 楽なときほど慎重に対応せよ

◇楽な仕事や動作は、誤魔化しが殆ど利かない◇

「こういうことから聖人は、躊躇(ためら)いながら慎重に、易い事を難しい事と(して対応)する。かくて、終生困難が無いのである」。
これが本章(第六十三章)の締め括りです。

「こういうこと」というのは、「軽はずみな約束」によって「信用が薄くなる」ことや、「安易な事が多」いために却って「困難が多く」なることを意味しています。そういうとき、道家の「聖人は、躊躇(ためら)いながら慎重に、易い事を難しい事と(して対応)する」というのです。

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No.124 外交は防衛の最前線

◇一番の脅威は膨張する中国に移行◇

大東亜戦争後、(極論を言えば)日本の外交はアメリカ追随で事足りました。西側諸国の盟主であるアメリカに、ただひたすら付いて行けばよかったのです。

脅威となる相手国(仮想敵国)はソ連のみ。日米同盟を基本に、北への備えを固めておけば十分という時代があったのです(筆者の若い頃です)。もしもソ連に攻められるとしたら、まず北海道に侵攻してくる。いや新潟あたりに上陸するかも知れない、などという予想もありました。

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「得意自立人」によって組まれる「自立共生関係」

こんにちは。今朝、4歳2カ月の孫から言われました。
「ヂイヂ、恐いことがあったら僕が助けるからね。すぐ来るから言ってね」。

そう言ってくれる直前、昨日の予防接種の際に貼られた絆創膏を剥がしてやりました。すると、注射のときは泣かなかったのに、剥がすときのピッとくる痛みで泣き出す始末。でも、たちまち元気になってヂイヂを助けるとのこと。

子供は立ち直りが早い。その「気持ちの切り替え力」を見習いたいものだと思います。

今、小倉へ向かう新幹線の中です。今夜は大分で、数名の首長と懇談(大分以外の市長です)。明日は阿蘇の賢人塾を訪問します。

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No.123 どうしても拒否すべきときは、はっきりと断ろう

◇約束の達人◇

ある人から聞かれた質問です。「約束を必ず守る人というのは、一体どういう人だと思いますか?」。「記憶力が高くて、責任感のある人でしょう」と答えましたら、「もっと大事なことがありますよ。約束を守る達人とは、約束を決してしない人のことなのです」と教えてくれました。

確かに約束をしていなければ、約束を破るということもありません。言われてみればナルホドと思う話であり、実はこれに近いことを老子も述べております。「軽はずみな約束は、必ず信用が薄くなる」と。軽はずみな約束を「軽諾」と言います。軽諾によって信用を薄くしないためには、中途半端な返事をしないよう注意せねばならないという教えです。

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人を信じられる国が、一番幸せな国

こんばんは。関東は真夏日の暑さなのに、東北はコートが欲しい寒さ。
寒暖の差が激しい中を遠征してまいりました。

今日は本暦(旧暦)では八月三十日。明日は九月朔日(ついたち)です。
「ついたち」とは月立ちのことで、新月の日を指しています。

◆明日は京都で、学生・青年を対象に講義します。

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