No.116 迷っていいのは決めるまで、決めたら前に進むのみ

既得権益を失うまいとする旧体制の住人とは

社会機構が複雑化した現代にあっても、組織や体制に制度疲労というエージングがあることに変わりはありません。ある段階で行き詰まりを迎えた国家は、「旧体制の解体破壊」→「新体制の建設準備」→「新しい社会秩序の諸制度確立」の順序で変革期が進むことを述べました。既に虫食いだらけの古屋を立て替えるのだから、その変革は一度旧体制を壊した上で行われる、根本的なものでなければ役に立ちません。

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No.115 老朽化した日本を建て替えるときの順序

国民に阿(おもね)るだけの人気取り政治から決別せよ

政治家であれば、名声や人気の有無を気にするのは当然ですが、それが行き過ぎて国民に嫌われることを極度に心配するようになりますと、いわゆる衆愚政治に陥る可能性が高まります。人々の歓心を買うことに意識が集中し、国民が喜びそうな政策ばかりを打ち出している内に、気が付けば国家が大きく傾いていることになります。そういう政治家では、既得権益の調整的改良くらいまでならやれるかも知れませんが、根本的な改革は決して出来ません。

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No.114 こんな程度の政治家では、転換期には全然役に立たない

当選回数を重ねるのが目標の大臣病

名誉といえば、大臣という名誉がどうしても欲しくて、その地位に就けるまで当選回数を重ねることを、第一目標にしている政治家が沢山いるようです。いわゆる大臣病に罹っている人たちです。当選回数を重ねること自体は立派なことですが、それはあくまでプロセスであって、政治家として生きることの目的ではないはずです。そういう議員の地元では、支持者たちが一人の政治家の名誉のために、何十年も応援し続けることになります。

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No.113 体を鍛えることと、心を高めることは二つならず

武士道も身体を重視した

名誉や財貨よりも自分の体を大切にしなさい。聞き方によっては、まるで臆病な生き方を勧めている教えであるかのようです。成功への努力を放棄し、繁栄への欲望も捨て、ただ自分の命さえ守れたらそれでいいとする、逃避の教えではないかというわけです。

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No.110 聞き上手3カ条

誰もが聞いてくれる相手を捜している

水の浸透力は、一体どこから来るのでしょうか。それは、敢えて競わず、無理して争わない性質から来るのだと思います。わざわざ敵を作って、それを凌(しの)ごうとするのではなく、自然に相手に浸透していき、いつの間にか味方にしてしまうのが水の性質の一つです。

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No.109 最も柔らかいものが、最も堅いものを動かす

水に学べ

老子が理想とする生き方は「水」に譬(たと)えられます。水は最も柔らかいのに、滴(しずく)が長い間に岩をへこませていくように、堅いものを突き通す力があります。また、どんなところにも入っていく浸透力があります。混迷の時代を生き抜くためのヒントが、そういう水の性質にありそうです。

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