その36 戦いの上手な人が勝ったのに、名誉や功績が与えられない…

兎に角、素人が熱狂する大技のプレーと、玄人や専門家が評価する巧妙なプレーの間に、大きな開きがあるということを知っておく必要があります。

これが戦(いくさ)なら、前者は民衆の拍手喝采を浴びることになるでしょうが、本当は危険な戦い方です。後者は通(つう)にしか理解されないものの、実は安心感のある勝ち方となります。

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オーラの高い人物よ、今こそ出て来い!

こんばんは。台風19号が各地で大きな被害をもたらしました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された地域の皆様に心からお見舞い申し上げます。

◆本号の「日記」の小見出しです。
☆名古屋綜學院・林ゼミ~人を動かすのは「情」+「理」
☆神戸・今啓林綜學会で講義~名君には必ず有能な臣下がついていた!

◆本号の「評論・随筆」の小見出しです。
☆オーラの高い人物よ、今こそ出て来い!
☆急ぐべき事、貫くべき事、焦ってはいけない事

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その35 誰にでも分かる勝ち方は、最善の勝利ではない

何かの競技や戦いで「一般の人々でも分かる程度に過ぎない勝ち方」が起こるのは、大きな実力差があるときか、そうでなければタイミングが偶然合ったことで、たまたま勝利した場合でしょう。派手なスタンドプレーが功を奏し、最初から大技で決着を付けられたようなケースがそれです。

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東林志塾~何事も少し足りないと感じるくらいが程良いが、手抜きとは違う!

こんばんは。本日は「十三夜」ですが、優雅に月を愛でる余裕はありません。明日は台風19号が襲来します。特に神奈川県、東京都、千葉県が心配です。静岡県は、猛烈な雨量が予想されています。皆様のご無事をお祈りします。

【お詫びと訂正】前号で、佐賀県多久市長のお名前を「横尾佳彦」とご紹介しましたが、正しくは「横尾俊彦」です。同じ松下政経塾1期生で前首相の野田佳彦氏と混同してしまったようです。また、多久市の学問所「東原痒舎(とうげんしょうしゃ)」は、正しくは「東原庠舎」です。
お詫びして訂正いたします。

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その34 あらかじめ勝っておくのが最高の勝ち方

負けない防御と、勝てる攻撃。そのために自軍には「負けない形勢」をつくり、情勢の変化を注視しながら、敵に「勝てる形勢」を待てというのが「軍形篇」の主題です。

そのために、地の底の底に兵を隠し、天の上の上で兵を動かせと孫子は教えました。地の底や天の上は、普通の人間の目に見える所ではありません。そこまで見極めるとなると、それはもう達人的な兵法の玄人や、老練な軍師にしか見通せない世界の話となります。

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東京・経世志塾の移動例会で佐賀を訪問

こんばんは。今日は本暦(旧暦)の九月九日で、最高の陽数である「九」が重なる「重陽の節句」にあたります。陽氣が最も強い日ですから何をやっても勢いが増しますが、明日から陰転しますので息切れしないよう注意しましょう!

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その33 防御と攻撃、どちらもその形勢が相手から分かり難いことが重要

それから、防御にせよ攻撃にせよ、こちらの形勢が相手から分かり難いことが重要です。そのために孫子は、防御の際は「地の極まるところの下に兵力を隠し」、攻撃の際は「天の極まるところの上で兵力を動かせ」と教えました。

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政治家天命講座~人生を天下国家のために懸けられるかどうか

こんばんは。10月に入りましたが、日中は暑いですね!

◆明日夜、羽田に移動し、土日は東京・経世志塾の移動例会で佐賀を訪問。現地で『葉隠』の講義をし、松下政経塾同期で多久市長の横尾俊彦氏や、林塾の九州の弟子たちと交流します。

◆本号の「連載」に空手道の攻撃について触れています。「孫子の兵法」の例として書いたもので、永深会(全空連系会派)の間瀬弘明先生に文章を見ていただきました。

◆来週は浜松と広島で講義します!

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令和元年10月度:志塾・勉強会などのご案内

林英臣が講義する講演会・勉強会です。お気軽にご参加いただけます。
是非ともお運びを!東北→関東→中部→関西→中国→四国→九州の順になっています。隔月開催などの会は、11月以降の案内になっている場合がありますのでご注意ください。
開催日時・場所・内容が、予告なく変更される場合があります。
念のため問い合せ先にご確認の上、ご参加ください。
☆印は連続の勉強会、★印は単発の講演会です。

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その32 味方同士の心と心に、溝や隙間を生じさせないこと

さて、相手から見て「これは勝てないな」と思う状況を、どうやってつくるかです。その基本は、隙(すき)をつくらないことにあります。

君主と側近、政治家と国民、中央と地方などの間に、隙が生まれないよう注意しなければなりません。戦いにおいては、本国と前線、君主と将軍、将軍と士卒の間に溝があれば、相手につけ込まれる隙間となります。

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