No.70 不遇で不自由な期間が心胆を練る

坂本龍馬らの活躍は不要であったかも!?

和光同塵の生き方を貫いたのが、大西郷と称えられた西郷隆盛でした。
西郷は薩摩藩主の島津斉彬に見出されて、雄藩連合による政治改革運動に活躍します。

雄藩連合運動というのは、ペリーの黒船来航後、挙国一致で国難にあたろうとした政権構想のことです。トップに一橋慶喜を立てて次期将軍に据え、これを支えるべく尾張藩や水戸藩、越前藩、薩摩藩、土佐藩、伊予宇和島藩など、御三家から外様藩までが連合するという大構想でした。

続きを読む

No.69 平気で浪人の出来る生き方が、指導者になるほど必要

無いときは無いように生きればいい

地位や名誉なんて、無ければ無いで結構。使命を果たすため、何らかの立場に就くことはあり得るが、役割が終わったら平気で浪人(地位や役職から退いた者で牢人ともいう)が出来る。昭和歴代首相の指南役であった安岡正篤先生が言われた通りで、そういうさっぱりした生き方が、指導者になるほど必要となります。

続きを読む

No.68 主体性を確立せよ

変化に動揺せず、圧力に屈せず

先に、生命を維持・発展させる上で、五感はとても重要だと述べました。
五感は視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚です。これらが鋭敏に働くことで、外敵から身を守り、自分に必要な物と不必要な物を選(よ)り分け、命を正常に機能させることが可能となります。

ところが老子は、「穴を塞ぎ、門を閉じ」よと言います。「穴」は目や耳などの感覚器官、「門」は欲望の入り口を指しています。これらを塞ぎ、閉じてしまったら、当然のことながら五感は働かなくなります。

続きを読む

No.67 決意を表明したら、後は実行あるのみ

分かっているからこそ、敢えて言挙げしない

老子は「(道を)知る者は言わず、言う者は(道を)知らない」と諭しました。本当に物事の核心を掴んだ者ほど、その掴んだ事を妄(みだ)りに口にしない。やたらに言いたがる者は、実はよく知らないと。

続きを読む

No.64 松下翁、ウイスキーを10杯も飲まれた理由

部下が気になる。どうしてだろう、どう注意したらいいのか

大人の日常にとって、心身のコントロールくらい大切で、しかも大変なことはありません。心身の安定のためには、道の働きが重要です。これ(道の働き)を生かしつつ、心身を本来の状態に復帰させることが肝要となります。

方法として、まず挙げるべきは「素直な心になる」ことです。それは、赤子の心に復帰することに他なりません。綜観の師匠である松下幸之助翁こそ、高齢になっても素直さと赤子の心を失わないでいた代表的人物でした。

続きを読む

No.62 赤子の旺盛な生命力に復帰しよう

赤子は毒虫や猛獣、猛禽に襲われない!?

「徳」は中国思想の重要なキーワードで、儒家も道家もこれを尊んでいます。しかし捉え方に違いがあり、儒家では努力によって磨かれた「後天の徳」を「徳」というのに対し、道家では持って生まれた天性や個性などの「先天の徳」を「徳」の意味としています。

続きを読む

No.61 内なる強さを赤子に学ぶ

見た目が弱ければ力が乏しいと思うのは偏見

老子は、水の柔軟性や、女性の持つしなやかさ、赤子の純朴さなどを尊びます。水や女性や赤子は、通常弱い立場にあると見られているものです。常識的には、水は岩石より弱く、女性は男性より柔弱で、赤子は大人より虚弱です。

続きを読む