その20 いくら藻掻(もが)いても、自分の中に原点を見つけられないという人へ

さて「原点」「種」「素志」を、何とかして自力で見つけようとして苦しんでいる人のために補足を述べます。いくら藻掻(もが)いても自分の中に原点を見つけられないという場合は、無理しないで肩の力を抜き、一旦(いったん)目を外へ向けてみて下さい。

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その19 そもそも何がしたかったのか、それは何のためだったのか

では、自分にとっての原点を考えてみて下さい。まず、今取り組んでいることや、今やっている仕事の原点を見付けてみましょう。その際、「そもそも」に続く言葉を書き出してみると、スムースに浮かんでくるはずです。

例えば、今医学の勉強をしているなら、そもそも何がきっかけで医道を選んだかを振り返ってみるのです。家族や身近な人に病で苦しむ人がいたことが原点であるとか、子供の頃に出会った医者を尊敬したことが原点になっているといったことが、きっと見えてくると思うのです。

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その18 真心の仁、筋を通す義、これらをキーワードに自己観察してみよう!

人生の種である原点を探す際に、考慮して欲しいキーワードがあります。それは、真心や愛情の「仁」と、正しいことに筋を通す「義」です。

仁は「イ(にんべん)」と「二」が組み合わさった漢字(会意文字)で、人が二人いることを表しています。その二人は、見知らぬ誰かと誰かという観念ではありません。頭の中だけでイメージする観念では、単なる空想になってしまいます。一体誰のことか分からず、行動につながる意志はなかなか芽生えません。

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その17 君の人生には種があるのか?

では、原点・大局・本氣・徹底について、それぞれ解説してまいりましょう。

最初に「原点の確立」についてです。原点とは「人生の種であり、あらゆる成長の元になる」ものです。その「種」は「何のため誰のために生きるのか」という「素志」でもあります。

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その16 第2章 人生を「種」「根」「幹」「枝葉」に置き換えてみる

◆綜學の志士育成法~原点・大局・本氣・徹底◆

◇大木のように、ぶれることのない立志大成を!◇

第一章で「綜學とは何か」について、筆者の生い立ちを紹介しながら述べました。もう一度復習しますが、綜學は文明論・日本学・東洋学などを柱とする綜合学問のことで、「知」「情」「意」に分けられます。

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その15 鶴の一声で、松下政経塾合格者第1号に!

沖ヨガ修道場で住み込み修業をしている間に、国学・大和言葉の先輩から手紙を頂きました。「今度、松下電器(現パナソニック)の創業者である松下幸之助氏が松下政経塾という私塾を創り、そこで政治家をはじめとする指導者育成をやるそうだ。君も受験してみたらどうか」という文面でした。

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その14 宇宙は、変化・バランス・安定で成り立っている

ヨガ修道場で学んだ哲学について少し述べておきます。沖先生は「宇宙は、変化・バランス・安定で成り立っている」と教えて下さいました。

あらゆる物は活動し変化している。その動きはバランス維持の方向へ働く。その結果、物事は安定に至る。が、そこで終わるのではなく、さらに次の変化が起こる。それに対して、新たなバランスを取るための動きが生じて安定へ向かうと。宇宙は、その繰り返しで進化しているという説明でした。

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その13 俺は、お前よりもお前のことを考えている!

ヨガ修道場で「5分後に全員を集めよ!」という指示を受けた体験談ですが、沖先生は道場内の状況を知らなかったのではありません。ちゃんと把握された上で、教育的に無理難題を投げ掛けてくれたのです。「もうそろそろ、これくらいなら出来るだろう」という師匠の読みがあったようです。そういうことは大抵、後になって分かるものですが…。

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その12 初めから諦めていたら、出来る事も出来ないで終わってしまう!

沖ヨガ修道場の導師は、インドで修行し、日本ヨガ界の草分け的存在となった沖正弘先生です。沖先生の指導は大変厳しいことで知られ、しばしば普通では出来るわけがないことを弟子に命令しました。

私は鍼灸の資格を持っていたので、病気治療を目的に入所してきた受講生を相手に鍼治療を担当しておりました。ある日、30人ほどの受講生に一通り鍼を打ち終えたところで、沖先生のいる導師室から指示が降りてきました。

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その11 中国思想の次はインド思想を学びたい、それにはヨガがいい!

東洋医学の専門学校では、2年終了時に按摩マッサージ指圧師、3年終了時に鍼灸師の資格試験を受けることになります。私は3年間、一日も休まず専門学校に通学し、放課後は居合道・杖道の道場に通い、夜は鍼灸治療院でインターンを勤めるなどして、一心に研鑽に励みました(学生ですから、正月休みや夏休みは実家に帰っていました)。

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