No.88 馬鹿にされて笑われることは承知の上

大器は晩成する

大人物ほど、ゆっくり伸びていきます。早く固まることなく、晩節に至っても成長を止めません。そのことを老子は、「大器晩成」と言いました。

《老子・第四十一章》
「上等の士は、天地自然の原理である道を聞いたら、努めてそれを行おうとする。中等の士は、道を聞くと、分かったようでもあり、忘れたようでもある。下等の士になると、道を聞いて大声で笑い出す。だが、笑われなければ、道とするには不十分である。

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No.87 迷いや心配から脱するために「無の思想」がある

治っているという医者の一言で快方へ

あるいは、あらゆる現象は意識の現れであり、一切は仮の存在であるとする無の考え方もあります。有ると思うのは迷いであり、本当は何も存在していない。物に囚われ、形に拘って(こだわって)はならない。目に見えるものの奥にこそ、真実の世界があるという捉え方です。こちらは「絶対の無」と呼ぶべきもので、これも老子の言いたかった「無」であると推察します。

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No.85 真の強さは「弱」にある

勝ったほうも、次には倒される

左手の指と右手の指とで押し合ったら、一体どうなるでしょうか。思い切り力んでいけば、どちらかの指が折れてしまいます。自分の指ですから、実際には痛くなる前に止めてしまいますが、本当に対抗していけば、一方が倒れるときが戦いの終わるときになります。

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No.83 美麗な玉と、ごろごろした原石。あなたはどちらを選ぶ?

裸一貫で通用する人間力があって、はじめて肩書きや役職が生きてくる

さて、「一」は根本原理であると同時に、「全体を一つに捉える」ということでもあります。一体観によって、部分に囚われない見方をするのです。貴賤なら貴のみに傾かず、高低なら高だけに偏ることなく、玉石ならば玉ばかりに目を奪われません。

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No.81 日本の再生には、新たな国是が不可欠

国是が明瞭な時代が、国家の成長期となる

明治以降の近現代日本史を振り返りますと、国是が明瞭な時代と成長期が重なっています。明治時代と戦後昭和時代がそれです。その成長を支えたのが、経営理念と国家理念を結んだ企業群でした(国是、国家理念、国の目標。これらは、ほぼ同義の言葉です)。

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No.79 社長は奥さんの言いなりだ、などと思われていないかどうか

上役に威厳と器量があること

【経営の原理原則・第六条】
社員がトップの志を理解し、自己啓発に熱心であること

経営理念や行動指針が出来たら、トップをはじめとする上の者(役員・幹部)がこれを守ることが肝腎であると述べました。さらに社員全員に、理念と指針を浸透させていきましょう。そうすれば、トップの志が皆に理解され、それによって一人ひとりの自己啓発が進むことになります。なかなか社員に伝わらないからと言って、決して諦めるようなことがあってはなりません。

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