書評・「チャイナ2049~世界支配への野望」

『China2049』秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」

ドイツ訪問の飛行機の中で、アメリカのハドソン研究所中国戦略センター所長で、対中防衛政策を担当されてきたマイケル・ピルズベリー氏の著書『China2049』秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」日経BP社(訳・野中香方子氏)を読んだ。
私なりの要約と感想を、下記に述べてみる。

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一丸となる組織作りの心得

全社一丸となって仕事をしたい。一体となって活動出来る会を作りたい。
そのための、何かコツのようなものはないものか。トップに立つ者は、誰もがそれを求めている。だが、現実に組織内に対立が生じ、分裂が起こるのが世の常である。トップの重要な役割に「有機的な組織を作る」ということがあるが、その心得について述べてみよう。

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特集!安保関連法案可決・成立をどう受け入れるか

こんばんは。本号は安保関連法案成立に関する特集号です。

その1「日本は日本人の手で守る」はフェイスブック投稿で、久々に「いいね!」300件超えし、シェアが45件に及んだ評論です。

その2「安保関連法案の可決・成立を、どう受け入れるか」では、法案の前提をおさらいし、日米外交を振り返った上で、今後の大方針について述べました。

軍事専門家からすれば、観念的に思われる箇所があるでしょうが、法案成立の背景を理解し、今後の推移を予測するためのご参考になれば幸いです。

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~防衛と平和についての提言~ 「中国は、アメリカがいなくなる日を待っている」

東京上空の制空権は、戦後70年経った今も、アメリカが制圧し続けている。旅客機は迂回しなければならず、もしも上空を飛行したければ、毎回アメリカ軍の許可を得なければならないという。素直に考えて、これでは独立国と言えまい。靖国神社にお祀りされている英霊は、このことを何と感じていらっしゃるだろうか。

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「提言」新憲法の制定は、いつ頃になるか(後編)

◇新憲法を創案する際に必要となる、普遍性と固有性◇

国家の理念と骨格を示すのが憲法であるが、そこには普遍性と固有性が盛り込まれることになる。普遍性は人類共通の理想や目標であり、固有性は国家と国民が持つ個性や特性のことだ。この両者が盛り込まれることで、格調の高い自主憲法となるのである。

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「提言」新憲法の制定は、いつ頃になるか(中編)

◇日本は、まだ新しい社会秩序(SS)の誕生点に至っていない◇

社会秩序(ソーシャルシステム、略してSS)の盛衰パターンを研究する文明法則史学では、明治維新(1868)から大東亜戦争敗戦(1945)に至る約77年間を、一個のSS(近代日本SS)と捉えている。

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「提言」新憲法の制定は、いつ頃になるか(前編)

◇理念と骨格を示した国の原理・原則◇

憲法は、国家の組織と機能を定めた最高法規であり、簡単に言えば、国家の目指すところ(理念)と骨格を示した国の原理・原則と言える。

社会秩序(ソーシャルシステム、略してSS)の盛衰パターンを明らかにした文明法則史学によれば、SSが誕生点を超え、骨格(国家の基本構造)が形成されていく途上に憲法が制定されている。

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