その83 風林火山~孫子から採用された武田信玄の旗印!

戦国武将の武田信玄は、「風林火山」の旗印で有名です。風林火山は『孫子』軍争篇から採用されたものであり、信玄も孫子の兵法をしっかり学んでいたことが分かります。信玄の軍学は正と奇、静と動の組み合わせと、その運用に眼目がありました。

若き日の徳川家康は、三方原の合戦で信玄に大敗します。信玄は、家康が籠城する浜松城を素通りする素振りを見せて徴発し、まんまとおびき出して打ち破りました。孫子の教える「兵は詭道なり」の手法で見事に家康を欺き、心理戦に勝利したのです。

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その82 補給部隊を研究していくと、勝敗の要因がより鮮明に分かってくる

集団で活動する場合、全体が一個の生命体のようにまとまる必要があります。戦闘なら尚更で、全軍が単なる個人の寄せ集めというのでは全然ダメです。しっかりした活動体にならないと、個々の兵士は優れているのに、全体的に見たら少しも勝っていないという事態に陥ります。

特に、休息と補給の重要性が分かっていない組織は最悪です。スポーツ競技で考えれば、延長戦があったとしても時間制限があり、試合が終われば両軍とも引き上げて、後は宿舎に戻って休息と栄養補給に専念出来ます。それによって、また次戦に臨めます。

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浜松の今日の最高気温は32度!今夏も酷暑となりそうです。

こんにちは。浜松の今日の最高気温は32度!今夏も酷暑となりそうです。

◆フェイスブックに投稿し、本メルマガにも掲載した「随筆・評論」を『短編集2』として出版する予定です。平成27年(2015)から平成28年(2016)にかけての文であり、現在その2回目の校正作業をやっています。

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その81 戦場で有利な地を得たいが、大部隊の移動には問題がある

いよいよ戦場で両軍が交わるとき、お互い相手の機先を制し、少しでも有利な地を得ようとします。それを「交争」といい、交争が上手くいけば有利な地を得られますが、下手な場合は「危険」な地しか得られません。

もしも将軍が交争を焦り、戦果を上げようとして力み、勢いを起こすために全軍を一気に投入すれば、どうしても大部隊の移動となります。大部隊が動く場合、まさに物資輸送部隊が重荷となって動きを鈍らせ、その後れが全軍の後れとなってしまいます。それならば、装備を捨てて身軽になって進軍すればいいかというと、今度は「動きの遅い物資輸送部隊」が取り残されてしまい、武器や食糧の補給が追い付かなくなります。

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すっかりオンライン講義に馴染んできました。

こんにちは。浜松は今日も快晴です!

◆今月から2ヶ月半ぶりに空手道の道場稽古に復帰し先週は3回参加しました。間瀬弘明師範から「長いブランクを全然感じさせない動き」をしていると誉めて貰いました。道場に通えない間も、自宅での自主稽古をやっていたことが功を奏したようです(1時間程度を計50回)。

◆お陰様で、すっかりオンライン講義に馴染んできました。オンラインは移動が無くて楽ですが、その場で氣を通わせ合えるリアルと違い、数秒間の声の途切れも許されません。氣を抜けない緊張感が講義終了まで、ずっと続くのです。これはこれで、かなりのエネルギーを使うということがよく分かってきました。

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その80 孫子の兵法~輸送・補給は、前線部隊を支援するための生命線

戦争というものは、鎧(よろい)を着込んで武器を手にした、兵士たちだけで行われるものではありません。軍隊には、必ず物資や武器、食糧などを運ぶ部隊がいます。それを輜重隊(しちょうたい)や兵站部(へいたんぶ)と言い、後方にあって輸送・補給などの重要な任務を司り、前線部隊を支援するための生命線を作っています。

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日本人の美徳は、すっかり消えてしまったのだろうか…

こんにちは。本当に早いもので、今日から6月に入りました。
ウイルス禍に対して、嘆いていても埒は開きません。向かうのは未来のみ!覚悟を据えて困難に立ち向かいましょう!

◆明後日は無料オンライン講座で講義します!
☆日本的経営の根本道場!経世志塾
日時:6月3日(水)午後4時~6時半 ※今回は無料オンライン講座!
「論語」(述而第七)から、自己啓発の基本や、逆境に遭遇したときの覚悟、師弟の親しい人間関係などについて述べます。また、アフターコロナで何がはじまるのかについても語る予定。文明転換の“暴風域”はこれからです!
どうぞ下記からお申し込みくださいませ。
ex-pa.jp/item/26987?fbclid=IwAR1jV2Tn98ADuSyeb-BxpLsIFOQ1vb8JNeUhjFBLfP0ntPvabfZ773XMENM

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令和2年6月度:志塾・勉強会などのご案内

※多くの勉強会がオンライン講義になっておりますのでご注意下さい!

林英臣が講義する講演会・勉強会です。お気軽にご参加いただけます。是非ともお運びを!東北→関東→中部→関西→中国→四国→九州の順になっています。隔月開催などの会は、令和2年6月以降の案内になっている場合がありますのでご注意ください。
開催日時・場所・内容が、予告なく変更される場合があります。
念のため問い合せ先にご確認の上、ご参加ください。
☆印は連続の勉強会、★印は単発の講演会です。

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その79 孫子の兵法~「紆直の計」で回り道を近道に変えよ!

いかにして先手を取るか。機先を制するための争いを「軍争」と言い、その心得を教えているのが「軍争篇」です。

《孫子・軍争篇その一》
「孫子は語った。およそ用兵の手順は、将軍が命令を君主から受け、軍を統合して兵を集め、両軍が相対して布陣するのだが、そこから両軍が交争することほど難しいものは無い。

両軍が交争することの難しさは、迂回を直行と為し、患難を有利と為すところにある。そこで、その道を迂回しながら、相手を利益で誘い、人より後れて出発しながら、人より先に着くのだ。これが「迂直(うちょく)の計」を知る者(の方法)である。」

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