◇不足や不満ばかりが口から出てくる◇
「広大な徳は、不十分であるかのようだ」。これは、広大過ぎると有り難さが分からなくなり、却って欠けているかのように見えてしまうという意味でしょう。
◇最高の白は、黒く汚れている…◇
老子の謎かけが、さらに続きます。「最高の白は、黒く汚れているかのようだ」と。「最高の白」とは、本物の白のことです。何事も本物になればなるほど、人工的な白さから離れ、自然な白色になってまいります。
◇儒家の「後天の徳」、道家の「先天の徳」◇
「徳」は、儒家(孔子など)と道家(老子など)が、同じくらい好んで使う言葉です。儒家が「徳」と言う場合、自己啓発によって磨かれた「後天の徳」を指す場合が多いのに対し、道家では持って生まれた「先天の徳」を意味するのが普通です。教化の努力を重んずるのが孔子であり、本来備わっている荒木(樸)の魅力を損ねないよう教えているのが老子なのですから、その違いは当然のことです。
林英臣が講義する講演会・勉強会です。お気軽にご参加いただけます。
是非ともお運びを!東北→関東→中部→関西→中国→四国→九州の順になっています。隔月開催などの会は、平成23年7月以降の案内になっている場合がありますのでご注意ください。開催日時・場所・内容が、予告なく変更される場合があります。念のため問い合せ先にご確認の上、ご参加ください。
☆印は連続の勉強会、★印は単発の講演会です。
◇思わぬ災難や苦労が、誰の人生でも起こり得る◇
次に「平らな道は、凹凸(でこぼこ)しているかのようだ」という一文についてです。平らな道とは、綺麗に舗装された滑(なめ)らかな道のことであり、それが凸凹しているというのは全く変な話です。
こんにちは。夏日になったり、雨で肌寒くなったり。
寒暖の差がありますから、くれぐれもご自愛下さい。
◆今日は東林志塾(浜松)で、「坂本龍馬」を講義します。会場は、浜松駅前・プレスタワー15F 21世紀クラブ。19時開始、今回は飛び入りも歓迎します!
明後日26日(木)は政経倶楽部大阪支部・設立記念講演会で「日本を救うための3カ条」と、その実現の手だてを話します。
◇まだ学んでいないことの多さを思い知らされる◇
続いて「前に進む道は、後退しているかのようだ」という言葉の解釈です。前に進んでいたはずなのに、気が付いたら後ろに下がっていた、などというミステリアスな話ではありません。
「後退だ」と言っているのではなく、「後退しているかのようだ」と表現している点に注目しましょう。その言い回しに、老子の伝えたい意味があるのです。