宮崎貞行氏によれば、三上照夫氏は「より高級な霊体と交流するには、それなりに我を捨てる修行を積み、霊覚を磨いて己を整えておかねばならない」と述べたとのことです。三上氏は、昭和天皇のご進講役であり、大和言葉・国学の師、河戸博詞先生の盟友です。
「霊体」には、既にこの世を去った偉人や英傑が残した霊体(念子体)の場合と、今生きている人が起こす霊体の場合があると先述しました。従って、「高級な霊体と交流する」というのは、既に亡くなった人の霊体が相手のときと、今生きている人の霊体が相手のときとがあると思われます。
いずれにせよ、レセプター(受け手)であるこちら(生きている人間)がしっかりしていないと、レベルの高い霊体と交流することは出来ません。
そのためには、欲に囚われている自我を捨て、霊覚(目に見えない世界を感覚する働き)を磨いておく必要があります。
それから、「神霊」という言葉が出てきました。「国家や会社の経営といった大事業をしようという場合は、それにふさわしい高級神霊の指導を受けなければ大きい仕事はできない」と。神霊とは、レベルの高い「高級な霊体」のことではないかと推測します。
三上氏は、「天皇陛下も、日本さらに地球の救済という大事業をなさる場合は、ニニギノミコト、ヒコホホデミノミコなどそれにふさわしい高級神霊の導きを受ける必要がある。そのために、天皇は毎日祈りと瞑想の時間を持ち、大祭においては特に念入りに祈願をされ、「神人不二」に近づこうとされるのである」と語ったとのことです。
ニニギノミコトは天照大御神の孫であり、高天原(たかあまはら)から葦原中国(あしはらのなかつくに)に降臨されました。ヒコホホデミノミコはニニギノミコトの子で、神武天皇の祖父にあたります(山幸彦という別称あり)。
これらは高級神霊として、天皇陛下の大事業を導くのでしょう。
また、大宇宙や天地自然の「尊い働きや作用」も、神霊に属すと考えて良いかと思います。太陽の神、月の神、土地の神、穀物の神、山の神、木の神、水源の神、風の神など、みな神霊でしょう。人間が起こす強くて清浄な念エネルギー(念子)が、大宇宙と感応し大自然と相通じることによって、神霊としての尊い働きや作用が「成る」ものと思われます。(続く)