No.113 大国は世界平和のカギを握っている

◇胃癌が恐くて、胃の切除を願い出た人◇

筆者が東洋医学の学生であったとき、教授から「胃癌が恐くて胃の切除を願い出た人がいた」という笑い話を聞きました。確かに胃を取ってしまえば、一生胃癌にはなりません。でも、消化機能が衰えて体が弱まりますし、食道や腸など他の臓器に負担が及びます。体全体からしたら、全く問題解決になっていないのです。

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No.112 大国は、徳で以て小国に恩恵を与えよ

◇大国が生まれるところ、小国に適したところ◇

自然風土や地理的環境によって、大国が繰り返し生まれるところと、成長しても小国に限定されるところがあります。広々した大陸なら大きな国の、小さな島なら小さな国の誕生に適しており、場所に応じた規模というものが自ずとあるのです。

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No.111 小国を安心させるのが、大国の役割

◇大国は下に位置することで、天下を集めることが可能になる◇

立場が上がるほど謙虚になり、表面的な覇気が消えていく。その半面、何とも言えぬ渋い味わい、玄妙にして内から滲み出るような氣力が漲(みなぎ)ってくる。それが道家の理想とする人物像です。

人間ばかりではありません。国家にも「格」というものがあります。
人格ならぬ「国格」で、これが上がるほど、小国に対してへりくだるようでなければならぬと老子は諭します。

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平成25年8月度:志塾・勉強会などのご案内

林英臣が講義する講演会・勉強会です。お気軽にご参加いただけます。
是非ともお運びを!
東北→関東→中部→関西→中国→四国→九州の順になっています。
隔月開催などの会は、平成25年9月以降の案内になっている場合がありますのでご注意ください。
開催日時・場所・内容が、予告なく変更される場合があります。
念のため問い合せ先にご確認の上、ご参加ください。
☆印は連続の勉強会、★印は単発の講演会です。

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No.110 まず、大国からへりくだれ

◇求心力がなくなると無秩序状態になる◇

人は一人では生きられません。生活するには必ず仲間が必要です。
人が集まればイエ(家)やムラ(村)などの共同体となり、さらに大きくなればクニ(国)となります。

国家は悪であるという考え方があります。外に向かっては国家同士が相争い、内に対しては人民を苦しめて止まないのが国家権力であると。いっそのこと、国家を消滅させることが、平和と安心への道になるだろうという見解です。マルクス主義者や、無政府主義者が唱えた国家観がそうでした。

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