こんにちは。本日昼過ぎ、大阪から浜松に戻りました。明後日16日(土)は、東京綜學院で「孫子の兵法」を講義します。
◆日記(10日~13日)
・10日(日)政治団体はるか政策部会4時間講義~小村寿太郎外交と日本の針路
・11日(月)京都綜學祭・運営委員会議に参加
・13日(水)政経倶楽部大阪支部で講義~松下政経塾建塾の理由と政治への情熱
【ご案内】
★「側近學」合宿
仕事の苦労は人の苦労。人事や人間関係で、心を痛めている方にお勧め!
日程:4月22日(金)13時~23日(土)12時 (受付12時30分)
参加費:4万5千円(受講料:3万円・宿泊費:1万5千円)
※修了証を発行いたします。
定員:20名 (宿泊できる方に限ります)。ただいま残席4名様です。
会場:TKPリゾート レクトール熱海小嵐(温泉です!)
下記の申込みフォームから、住所、氏名、連絡先等を入力してください。
forms.gle/sHj8ygBfLxL7nztG9
折り返し、振込先、合宿当日のタイムテーブル等、連絡いたします。
主催:東京綜學院 側近學研究会
連絡先:佐藤 TEL:090-7411-5082
Mail:satomasa.tsougaku1st@gmail.com
★古事記の語り部、言本師(ことのもとし)を募集しております!
現在、8月からの第四期生を募集しております。ただいま残席5名様です。
詳しくはホームページをご覧くださいませ。
peraichi.com/landing_pages/view/kataribe/
●評論・随筆●
◆人類は今、存亡の危機に直面している!◆
下記は47年前に出版された、村山節著『文明の研究』六法出版社に示された未来予測だ。そこには、ウクライナを震源地として発生する民族移動によって、ヨーロッパ文明が終末を迎えるという予想が示されている。
下記文中の「飢えにせまられる」云々は、食糧は勿論のこと、経済的に生活出来なくなった危機的状況をも含んでいることだろう。
気象異変と食糧不足、それに伴う民族大移動。膨張資本主義の終焉と、旧文明の崩壊。人類は今、存亡の危機に直面している!それが現下の世界情勢である。
ここから引用
「大文明の終末期には必ず地球上の天候異変があって民族大移動が発生し平和な文明化民族の上に北方寒冷地帯又は中亜方面の砂漠の蛮族の棍棒と武器が虐殺の凄惨な血しぶきをあげている。それは過去の話だーとはいえない。過去は現在なのだ。
ヨーロッパ文明の終末に文明地帯をおそう民族運動は大抵ウクライナ、コーカサス方面を震源地としていた。
エーゲ文明を灰にしたのは当時のウクライナ方面から南下したアーリア民族だった(この人々の子孫がギリシアやローマの文明を創造した)。ローマ帝国の文明を焼き払い婦女子を暴行し市街を灰にしたのはゲルマン諸族やフン族等だった。この連中は今のドイツからウクライナにかけて住んでいた。
いまウクライナや中央アジアは核兵器をもった強力な国家が支配している。」
ここまで252頁から引用
「この頃(21世紀)、気候の異変が続きユーラシア北方は飢える。食糧をなくし大凶作の連続で狂気のようになったある年、突如としてダニューブ河の北なるウクライナからロシアの草原から飢えにせまられた北方民族群の大群が、新しい大移動(民族移動)の波動を起こす・・・。
しかし米軍と同盟して核兵器を所有するヨーロッパ連合軍の反撃でスラブの侵略は相互の大量殺人戦となる。ヨーロッパ社会は内部的に大混乱におち入り、悲劇的な暗黒の大混乱が全ヨーロッパを支配する。歴史はここにおいて死ぬ、沈黙がしばらく支配する。」
ここまで272頁から引用
「第21世紀の欧州で同じ現象(欧州への民族大移動)が発生するか否かは飢えた何億人の北方民族群に対して、それを養うだけの食糧を西欧、南欧、北アフリカ諸国(及び世界)が調達しうるかにかかっている。
食糧が調達できないならば飢えている北方民族群は餓死するよりは戦いを選ぶだろう。
核兵器をもった飢えたソ連部隊が中欧をこえて南欧、西欧に殺到することもないとはいえない。文明周期の示すパターンはこういうものである。」
ここまで300頁から引用
ベルリンの壁崩壊やソ連の崩壊によって、これらの予想はもはや杞憂であると思えたが、今またウクライナ方面からの民族移動が心配になってきた。
ロシア軍のウクライナ侵攻により、総人口4400万人のウクライナから、ひと月で400万人が国外へ脱出している。
21世紀は東西文明の交代期であり、2025年から2050年頃にかけてが、その最激変期となる。益々世界は揺れ動くことになるだろう。