こんにちは。今日は孫の中学校入学式。一昨日の京都は桜が満開、昨日の東京はもう葉桜になっていました。
◆日記(3日~6日)
・3日(日)京都綜學院で「江戸日本学」を講義、原大本徹ワーク発表者16名
・4日(月)孫&その友達らと京都を巡る一日目~恵美須神社→摩利支天堂→
建仁寺→安井金比羅宮→八坂神社→高台寺→八坂五重塔(法観寺)
・5日(火)その二日目~京都動物園→晴明神社→御金神社
・6日(水)その三日目~六波羅蜜寺→六道珍皇寺
午後、東京に移動し、経世志塾で講義~貞観政要に学ぶ帝王学
【ご案内】
★政経倶楽部連合会・広島支部例会
日時:4月8日(金) 午後6時30分~8時30分
演題:文明転換期の世界と、日本の針路
会場:社会保険労務士法人サトー 研修室(広島三栄ビル8階)予定
会費:会員2000円 ビジター3000円 学生無料
連絡先:広島支部長・佐藤克則さんTEL:082-546-2080 FAX:082-546-2081
katsunori2006s@sato-co.jp
★政経倶楽部連合会・大阪支部例会
日時:4月13日(水)午後6時30分~8時15分
演題:松下幸之助は、なぜ松下政経塾を建てたのか~その政治への情熱
会場:大衛株式会社 都島区都島本通2-2-16
会費:会員・林塾生 2千円、ビジター 3千円円
申込先 :菊池070-6923-5866
kikuchi@eisei-kousya.jp
★古事記の語り部、言本師(ことのもとし)を募集しております!
現在、8月からの第四期生を募集しております。ただいま残席5名様です。
詳しくはホームページをご覧くださいませ。
peraichi.com/landing_pages/view/kataribe/
●評論・随筆●
◆ウクライナは、ヨーロッパを襲う民族大移動の震源地?!◆
世界の文明は、東のグループと西のグループに分かれている。東は、日本、チャイナ、インド、ペルシャ(西アジア)など。西は、ヨーロッパやアメリカなど。
この東西は、栄える時期が800年ほどずれていた。ずれているから入れ替わることになる。それが文明の交代だ(約100年間)。今度の交代期は21世紀の今であり、西は衰亡し東は勃興する。
この研究を「文明法則史学」と呼ぶ。村山節という市井の大学者が、これを発見し大系化された。村山先生が文明周期を発見されたのは、昭和13年(1938)年頃だった(84年前)。
そして、私は今から47年前(1975)に文明法則史学と出会った。当時私は、東洋医学専門学校の1年生だった。東洋学の研究を志して上京したところ、運良く専門学校の同級生(18歳年上)を通して文明法則史学の存在を知ることになる。
志があれば磁力が働き、必要な事がちゃんと入って来るという体験の一つであった。
その47年前(1975)、村山先生は『文明の研究』六法出版社という大著を出版された。私も1冊入手した。その252頁に、次のように書かれている。
「ヨーロッパ文明の終末に文明地帯をおそう民族移動は大抵ウクライナ、コーカサス方面を震源地としていた。」
3200年前頃にエーゲ海文明が灰燼と帰したときも、1600年前頃にローマ帝国文明が焼き払われたときも、ウクライナを震源地とする民族大移動の発生が原因であった。
21世紀の今も、既に中東方面からの民族移動がヨーロッパを襲っている(シリア難民など)。
そして、とうとうその震源地に対してロシアが侵攻した。この動きは、やがてヨーロッパ全体に及ぶのかもしれない。そうなれば、ウクライナを震源地とする民族大移動の発生だ。
文明交代期の民族移動は、気象異変による食糧不足が原因となっている。異常気象、食糧不足、経済の混乱。そうして大移動となる。
21世紀の民族大移動は、ただの難民で終わらず、核兵器を伴う大規模な侵略ともなりかねない。
人類には二つの選択肢がある。第一は、21世紀の文明交代期を、叡智と努力によって、新しい共生文明の創造のときとする。第二は、核兵器の撃ち合いによって、人類が10分の1にも激減するほどの大混乱のときとなる。
事態は、後者に傾きかけてきたかに見える。
経済の相互依存から、もう大規模な戦争は起きないという観測もあてにならなくなってきた。
我々は、まず日本を守ることに意識を集中せねばならない。東洋に危機を救うカギがあり、我が国は世界人類を救う大使命を持っている。
だが、その前に日本が亡びてしまったらどうにもならない。この危機を、日本再生と人類進化のチャンスに変えようではないか!(4月4日)
◆こうなったら、弟子たちには、命懸けで立ち上がってもらうしか無い…◆
文明の進度に、世界が付いて行けなくなっている。欧米中心の秩序は限界に達し、もう世界をまとめられないところに至った。
膨張資本主義も行き詰まり、この後どこまで拡大すれば気が済むのか誰も知らない。
軍事技術は異常な発達を遂げ、沢山の大量殺戮兵器を生んだ。その核の抑止力に頼らなければ平和を保てないというけれど、一体どんな状況に至ったら睨み合いは終わるのか。
本当に、もはや旧文明は、完全に限界に達したものと思う。
経済も軍事も、あるべき方向に転換させたいが、先に飛び出した者から亡びてしまう。だから、自分からおさらば出来ない。
かと言って、勝ち残った側も結局滅亡することになるのに。
いわゆる個人主義も限界だ。目まいがするほど忙しい社会の中で、年々思いやりが足りなくなりギスギスしてきた。
何とかして、被害少なく新文明へ移行させたいが、このままでは旧文明の崩壊後を考えるしかあるまい。
そう思わせてしまう世界の指導者よ、恥を知れ!人々はもう、政治にも政治家にも呆れ果ててしまったぞ。
私は、そうなったときのために志士政治家や志士活動家を育ててきた。出来れば、弟子たちの出番が来ない世の中が良かった。
でも、いよいよ来てしまったな。命懸けで立ち上がってもらうしか無いころへ。(4月6日)