こんばんは。実家の父親が座骨神経痛になりました。痛め止めを飲まないと眠れないというので、本日治療に行って来ました。実は私は鍼灸師(ハリと灸)でもあります。予想通り、腰椎のところに一箇所ツボが見つかり、そこへ灸を施術しました。なかなか一回で緩解は難しいので、時間をつくって一週間に一度くらい往診しようと思います(自宅と実家は車で10分くらいの所です)。
明日は京都綜學院で講義と指導があります。院生の皆さん、どうぞ宜しく!
【ご案内】
☆東京・経世志塾 令和4年度・第2回 4月6日(水)午後6時~8時45分
唐太宗の言行録『貞観政要』~名臣たちとの問答をもとに編纂された帝王学の書
リーダーの心得、組織のまとめ方、人財の育て方などを学びます!
オンラインでも学んでいただけます。詳しくは下記からどうぞ↓
20220406.peatix.com/view
★政経倶楽部連合会・大阪支部例会
日時:4月13日(水)午後6時30分~8時15分
演題:松下幸之助は、なぜ松下政経塾を建てたのか~その政治への情熱
会場:大衛株式会社 都島区都島本通2-2-16
会費:政経倶楽部会員・林塾関係者 2千円、ビジター 3千円
申込先 :菊池070-6923-5866
kikuchi@eisei-kousya.jp
★古事記の語り部、言本師(ことのもとし)を募集しております!
現在、8月からの第四期生を募集しております。ただいま残席5名様です。
詳しくはホームページをご覧くださいませ。
peraichi.com/landing_pages/view/kataribe/
●評論・随筆●
◆日本でもシナでも、改革の失敗は小人を重用したところにある…◆
昭和歴代首相の指南役として知られる安岡正篤先生が、人財の等級について述べていた。
その最上位は、性格が忠実で才能も見識もある者(1)。
それに続くのが、才能はまずまずだが、忠実で節操がある者(2)。
さらにその下が、才能はあるが信頼出来ない。
でも、使い方次第で役に立つ者(3)。
最低は、邪心を抱いて周囲を観察し、形勢次第でどう変わるか分からない者(4)で、これは間違いなく小人とのこと。日本でもシナでも、改革の失敗は、この小人を重用したところにあるという。
(安岡正篤著『東洋宰相学』福村出版155頁)。
これらをまとめれば、下記のようになる。
(1)性格が良く、能力も高い。
(2)性格は良いが、能力は普通。
(3)能力は高いものの、性格が良くない。だが役に立つ。
(4)能力はありそうだが、自分の成功ばかり考えていて裏切り者となる。
一番欲しい人財が(1)のタイプであることに異論は無い。(2)も、大きな期待は出来ないが、安心して用いることが出来る。
問題は(3)と(4)で、ちょっと見ただけでは、なかなか両者の判別が難しい。どちらも、いかにも出来そうな雰囲気を漂わせていて、実際にやらせてみれば相当の成果を出すからだ。
しかし、次第に違いが見えてくる。(3)タイプは、なかなかのへそ曲がりだ。性格が悪くて扱い辛いところがある。それでも職務を遂行する内に、組織や活動に対する、それなりの愛着を持ってくれるようになる。
これが(4)のタイプになると、原点から違っていて危険が多い。この輩は偉くなりたいだけで動いており、もともと働く場はどこでもよく、仕えるトップは誰でもいい。
口では巧いことを言うが、トップに対する尊敬心なんて殆ど無い。トップを軽んじ、社長はただの役職者に過ぎないと誤認し、やがて「本当の社長はこの私だ」などという傲慢な態度を取ることにもなる。
このタイプが、どうにか身を留めているのは、その場を思い通りに動かし、トップを都合よく操れる間に過ぎない。嫌気が差して辞める頃になると、お決まりのように内部を分裂させるほどのトラブルを起こしてしまう。とうとう摩擦や衝突で居心地が悪くなれば、もっと自分を高く買ってくれるところに自分を売り込み、さっさと身を移す。その変わり身が実に早い。
この(4)タイプを、事前に見極められないものか。それが分かれば、組織が被る害を、ある程度食い止められることになるはずだ。筆者は、下記のような兆候で、一定の見極めが可能であると思っている。
・出たがる~自分から激しく手を挙げて売り込んで来る。
・いばる~才能を鼻に掛けて回りを見下し、偉ぶる。
・いじめる~自分よりも弱い立場の者に対して横柄。
・いじける~相手にされないと、たちまちすねる。
・きれる~何かと子供っぽく、思い通りにならないとすぐ怒る。
・わがまま~自分の都合で勝手にやってしまう(独断専行)。
これらをチェックし、正式採用(依頼)の前に、しばらくお試し期間を置いてみたらどうだろうか。これなら良さそうだと思って採用に至ってからも、まだチェックを続け、簡単に権限(人事や会計など)を与えてはならない。
いよいよ何かを任せるときも、いざとなったら解任可能な役職(状態)に留め、本当に信頼出来るかどうかを観察し続けよう。もしも問題があると分かった場合は、迷わないで任を解くべきである。
人無くしては、仕事も活動も進まない。仕事の苦労は、まさに人の苦労だ。益々激動の時代に入るのだから、人もどんどん流動化する。その変化を、人事のチャンスに生かさねばならない。人事と任用の心得を学ぶ上で、安岡教学ほど深い学びはあるまい。
【合宿のご案内】この安岡先生の教えを含めて「側近學」を講義します!
仕事の苦労は人の苦労。人事や人間関係で、心を痛めている方にお勧め!
日程:4月22日(金)13時~23日(土)12時 (受付12時30分)
参加費:4万5千円(受講料:3万円・宿泊費:1万5千円)
※修了証を発行いたします。
定員:20名 (宿泊できる方に限ります)。ただいま残席5名様です。
会場:TKPリゾート レクトール熱海小嵐(温泉です!)
下記の申込みフォームから、住所、氏名、連絡先等を入力してください。
forms.gle/sHj8ygBfLxL7nztG9
折り返し、振込先、合宿当日のタイムテーブル等、連絡いたします。
主催:東京綜學院 側近學研究会
連絡先:佐藤 TEL:090-7411-5082
Mail:satomasa.tsougaku1st@gmail.com