こんばんは。「秋分の日」の本日、浜松は晴天でした。
◆明日は博多に移動し、林塾「政治家天命講座」第16期長月例会。
リアルの九州講座から、全国6会場をオンラインで結んで講義します。
明日初日は「中国思想概説」、二日目は「安岡正篤の経世帝王学」。
志士政治家育成のため、全霊を込めて話します!(計6時間)
◆日記(9月20日~21日)
・20日(月)実家の両親を見舞う。御仏壇(曾祖父母・祖父母)に般若心経。
・21日(火)古事記・語り部「言本師」養成講座・第二期2回目の講義
【ご案内】「やまとことば国学の世界観」講座
※お申込が定員を超えたため、定員数をさらに増やしました!
林英臣の師である河戸博詞先生指導による「国学の世界観」講座をここに再現!林英臣政経塾や綜學院をはじめとする各地の講座で学ばれている皆様には、その源流をさらに深く学んでいただくことになります。
また、神話語り部の言本師・言伝師にとっては、古事記が示す宇宙生成・地球成立・人間誕生の意味をより深めていただく機会となります。転換期を生き抜く上で必要となる根本思想(原理や哲理)を、本講座からしっかり修得してください。
講師:綜主 林英臣 講義形式: オンライン
講義資料:データ配信 講義時間:午後6時30分~9時
対象:林塾関係者 言本師 言伝師 綜學院初伝修了者ならびに林英臣の講座を受講したことのある者
定員:50名 受講料:10万円(税込)
動画:次の講座まで期間限定公開 ※講義中の写真撮影や録画は禁止
修学証:希望者に授与
振込先:住信SBIネット銀行 法人第一支店(106)普通 1537854
一般社団法人綜學社やまとことば語り部養成協会
*振込手数料のご負担をよろしくお願いいたします。
申し込みフォーム form.run/@kokugaku-no-sekaikan
【ご案内】10月24日(日)朝10時~17時
「京都綜學祭り」が開催されます!
綜學一門が結集する「天の岩戸開き」に、是非ともご参加ください!
会場は御寺泉涌寺(みてらせんにゅうじ) 参加費:四千円
詳細とチラシは、こちらからご覧ください↓
www.facebook.com/events/s/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E7%B6%9C%E5%AD%B8%E7%A5%AD%E3%82%8A%E4%BA%AC%E3%81%8B%E3%82%89%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8B%E5%A4%A9%E5%B2%A9%E6%88%B8%E9%96%8B%E3%81%8D/440399203769288/
●評論・随筆●
◆日本に新政府が生まれる?!◆
まだまだ日本は落ちるな…。もうしばらく衰退し、ある段階で底を打つ。そして、10年間ほど底を這ったら、一転して上昇気運を迎えるだろう。
今から18年前(平成15年、西暦2003年)、「失われた10年」と揶揄される状況下で、筆者は日本の将来をそう予測した。具体的に何が起こるかまでは分からなかったが…。
近現代史を社会心理の推移で読み解くと、時代の変化がよく見えてくる。幕末は黒船襲来による「危機の心理」、明治は富国強兵等の「建設の心理」、大正はモダニズムや大衆文化の「軟弱の心理」、昭和に入ってからは軍国主義が台頭する「緊張の心理」、敗戦後は経済立国による「復興の心理」、80年代からバブル期(86~91)にかけては「享楽の心理」。
続いて、平成不況に覆われて「閉塞の心理」となった後、2010年頃に底を打って「危機の心理」が高まり、2020年あたりになると満を持して「復活の心理」が沸き起こるだろうという予測を立てたのである。
これを唱えはじめた平成15年(2003)以降、日本の国力はさらに低下を続け、とうとう2010年前後に衝撃が波状的に巻き起こった。
2008年秋から広がったリーマンショックは日本経済にも大きな打撃を与え、翌2009年には政権交代による政治の迷走が生じ、2010年は尖閣問題が国民に周知となり、2011年には東日本大震災が発生。
これらによって、「閉塞の心理」から「危機の心理」へと国民心理が変化していった。やがて、2020年頃に起こると予想した「危機の心理」から「復活の心理」への転換と、それによる日本改新も次第にその姿が見えてきた。
2019年(令和元年)に御代が代わり、2021年に東京オリンピックが開催され(1年延期されたものの感動を起こしたという意味で成功)。
今後、2024年には新一万円札の肖像が公益経済を提唱した渋沢栄一に変更となり、2025年に大阪・関西万博が開催されるなど、これら一連の行事が刺激となって、国民心理は素朴・雄大にして原点回帰を伴った「復活の心理」へと移行するだろう。
令和3年9月17日付の日経新聞「大機小機」の中に、この筆者の予想と重なる文が出ていた。
「近現代の日本は2回、まったく新しい制度づくりに成功している。1つは明治維新、2つ目は敗戦後の経済復興である。維新から敗戦までが77年、22年は敗戦から同じ77年にあたる。いずれもリーダー層の交代とセットだった。」
但し、明治維新と敗戦後は、どちらも血が流された後の「新しい制度づくり」であった。間もなく起こしたい日本改新(新日本SS(ソーシャルシステム)の誕生)は、「多くの流血の後で」というわけにはいくまい。
であれば、まず令和の聖徳太子や織田信長の如き指導者を第100代の新総理に選びつつ、新総理以降の改革が日本改新そのものとなるよう、出来る限りの国民運動によって日本復活の心理を広大に起こすことが必須となるだろう。
コロナ対応では、デジタル化の遅れ、中央官庁の縦割り行政の弊害、中央と地方の連携のまずさなど、統治システムそのものの問題があぶり出された。
今秋の総裁選&総選挙は、新しい政府を起こす気概で臨まねばならない。問題は、志士政治家たちが後に続くかどうかだ。次々と志士が立ち上がれば新政府の成立へと繋がり、日本改新に到るは必定である!(9月19日)
◆高杉晋作、決意の一句◆
長州藩の志士・高杉晋作は26歳のとき、仲間の暴発を止めようとして、藩の許可を得ずに京都に向かった。これが脱藩罪となって、萩の野山獄に入牢となる。そのとき晋作は、一句を詠んだ。
「先生を慕ふて漸く野山獄」(せんせいをしとうてようやくのやまごく)
敬愛する師・吉田松陰先生の志を、松下村塾一党の同志と共に果たそうと決意したにも関わらず、師にやっと追い付けたのは、同じ牢獄に入れたことだけだという自虐的な句である。
だが、これから必ず回天の大業を為し遂げてみせますという熱情が、じわじわと伝わってくるではないか。先生、どうか見ていてくださいと。
晋作をはじめ、志士たちは東奔西走の中で風流と芸術に親しんだ。しかし、彼らは単に花鳥風月に親しんで終わるのではなく、憂国の情念と行動への意欲を、そこにしっかりと込めていた。
まさに、已むに已まれぬ想いとして、死生観をうたい上げての句であり、書であり、画でもあった。
風流を愛する現代志士諸兄も、祖国の危機を救おうとする蒼き情熱をそこに表現し、ますます国体護持の気概を養っていただきたい。共に、晋作の一句を受け継ごうではないか!(9月21日)
◆説明だから眠くなる、しっかり演じないと!◆
眠たくなるよね、その話。
単なる説明だからつまらないんだよ。
解説だけじゃいかん。
しっかり演じないと!
講師も政治家も役者なんじゃないの?
もっと情を込めて!
私の若い頃の自己反省です。(9月22日)