林の講座は道場なり!

こんばんは。随分涼しくなって過ごし易くなりました。

◆本日行われた、高市早苗さんの総裁選出馬表明と記者会見です。
高市早苗候補は松下政経塾の後輩です。

◆日記(9月4日~6日)
・4日(土)名古屋綜學院講義~大和言葉の超人観(サトリ)霊魂観(ミタマ)
・5日(日)京都綜學院で講義~織田信長に学ぶ天下布武への知恵と工夫
・6日(月)神戸・今啓林会で講義~故今井啓介会長偲ぶ会の後、孫子講義など

【ご案内】「やまとことば国学の世界観」講座 
※残席9つとなりました!

林英臣の師である河戸博詞先生指導による「国学の世界観」講座をここに再現!
林英臣政経塾や綜學院をはじめとする各地の講座で学ばれている皆様には、その源流をさらに深く学んでいただくことになります。
また、神話語り部の言本師・言伝師にとっては、古事記が示す宇宙生成・地球成立・人間誕生の意味をより深めていただく機会となります。
転換期を生き抜く上で必要となる根本思想(原理や哲理)を、本講座からしっかり修得してください。

第一講 マナヒ(国学)なぜ学び、何を究めるか 1/20(第3木)
第二講 マコト(哲理)ウソ偽りは自己否定   2/24(第4木)
第三講 カムナカラ(存在)前編 ありのままに世界を観ると…3/24(第4木)
第四講 カムナカラ(存在)後編 ありのままに世界を観ると…4/28(第4木)
第五講 アメツチ(天地)古事記が示す宇宙の生成 5/26(第4木)
第六講 ハジメ(始終)始めに無いものは最後まで無い 6/23(第4木)
第七講 アマ(時空)時間と空間はひとつ、ではその本質は7/21(第3木)
第八講 ミナカ(中心)中心があって成立し中心から全体が広がる8/18(第3木)
第九講 クミ(組織)タテとヨコによる結合体 9/15(第3木)
第十講 ムスヒ(造化)前編 陽陰論と造化発展の原理 10/27(第4木)
第十一講 ムスヒ(造化)後編 陰陽論と造化発展の原理11/17(第3木)
第十二講 特別講座 やまとことば国学の人生観 12/15(第3木)
イノチ(生命観) メヲト(男女観) チスヂ(血統と伝統)
第十三講 特別講座 やまとことば国学の超人観・霊魂観12/22(第4木)
サトリ(超人観)人間はどこまでも進化し能力を発揮出来る
ミタマ(霊魂観)肉体と霊魂は一体

講師:綜主 林英臣  講義形式: オンライン 
講義資料:データ配信  講義時間:午後6時30分~9時
対象:林塾関係者 言本師 言伝師 綜學院初伝修了者
ならびに林英臣の講座を受講したことのある者
定員:20名 受講料:10万円(税込)
動画:次の講座まで期間限定公開 ※講義中の写真撮影や録画は禁止
修学証:希望者に授与
振込先:住信SBIネット銀行 法人第一支店(106)普通 1537854
一般社団法人綜學社やまとことば語り部養成協会
*振込手数料のご負担をよろしくお願いいたします。
申し込みフォーム form.run/@kokugaku-no-sekaikan

【ご案内】10月24日(日)朝10時~17時
「京都綜學祭り」が開催されます!

綜學一門が結集する「天の岩戸開き」に、是非ともご参加ください!
会場は御寺泉涌寺(みてらせんにゅうじ) 参加費:四千円
詳細とチラシは、こちらからご覧ください↓
www.facebook.com/events/s/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E7%B6%9C%E5%AD%B8%E7%A5%AD%E3%82%8A%E4%BA%AC%E3%81%8B%E3%82%89%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8B%E5%A4%A9%E5%B2%A9%E6%88%B8%E9%96%8B%E3%81%8D/440399203769288/

●評論・随筆●

◆林の講座は道場なり!◆

林の講義は、35年前からリーダー層を対象にやってきた。指導層が相手だから、どうしても対象(マーケット)が狭い。

狭いから、講演会や講座の主催者は、いつも人集めで苦労する。しかも、参加者から文句が出る。熱すぎる、何だか叱られているみたい、志を立てることを要求されるのはきつい、などと!

こりゃあ、いかんなあ…。赤字の主催者もいるようだから、ここらで何とかしなければ。そう思い、より多くの人たちに集まって貰えるよう、講義を柔らかくしてみた(つもり…)。だが、私は器用でない。かつて幾度か試みたが、上手くいかない。だから諦めた。

さて、そんな林が話す講座は、まさに道場。道場だから、いわゆるお客さんはいない(来ても居着かない)。経営者が集まろうが、政治家が集まろうが、どんなに偉い人が来ようが、講義の場は道場なり。

そう、参加者は道場生。道場生ゆえ、いろいろお手伝いをいただく。大きな会社の社長さんにも国会議員にも、一兵卒としてイスや机を運んで貰う。受付だって、誘導係だって、資料配りだって、後片付けや掃除だって、どんどんやっていただく。

そういう厄介な講師がいてもいいんじゃない。そう言ってくれる人たちを相手に、これからも顔晴りたい。みなさん、そこんとこヨロシク!

◆バタ臭い講座で、果たして日本精神が伝わるのだろうか?◆

アメリカで道場を起こした空手家は、最初に「道場」の意味を理解して貰えないことで苦労するらしい。具体的に言えば、稽古の前後に行う掃除を稽古生がやろうとしてくれないと。

我々は月謝を払った「お客様」であり、清掃は道場側がやるべき仕事。我々の目的はテクニックを身に付けることにあり、掃除をやらされるなんてとんでもない。そういうことは清掃業者に依頼せよと。

そうした在り方は、いかにもアメリカ風だと思う。道場ではなくトレーニングジム、鍛錬ではなくレッスン、稽古生ではなくゲストなのだ。

本来の日本人の考え方では、そうはならない。稽古は言わば神事であり、場を浄めるための掃除から稽古がはじまっている。そう受け止めるのが、武道の基本的心得となる。

私としては、武道稽古と同じ精神で講座や勉強会を開いていただいている。会場は道場、受講者は稽古生であると。これまで必ずしもハッキリ言葉でお願いしてきたわけではないが、その精神は私の講義内容から当然のこととして伝わっていると信じる。

実際には多くの講座室は綺麗であり、掃除までやっていただくことは殆ど無い。が、教室の出入りの際の一礼は、意識の高い講座ほど皆さん自然にされるようになる。

ところで、日本学講座だの、日本文化講座だのと「日本」を称しながら、場の雰囲気からスタッフの姿勢、受講生の態度に到るまで、こりゃあバタ臭い(アメリカ風)なと感じる集まりを見かける。

いくら「和」を教えても、バタ臭さがぷんぷんしている教室で、本当に日本精神が掴めるのだろうか。林の講座だって、うっかりすれば、たちまち(お客様を集めるだけが目的の)トレーニングジムみたいなアメリカ風セミナーとなってしまうかもしれない。

兎に角、セミナー・セミナールーム・お客様ではなく、稽古・道場・道場生なのだという意気込みを、さらに前に出していきたい!