こんにちは。浜松は今日もポカポカ陽気です。
今夜は国会綜學勉強会(第55回)でオンライン講義をします。
演題は「渋沢栄一が関わると、なぜ事業が興り発展するのか?」です。
◆日経新聞の朝刊記事によれば、香港では政治的な締め付けが、いよいよ芸術分野にまで及んできたとのことです。表現の自由が狭められ、デモに関する写真展や映画上映は、中止が相次いでいると。
基底文化に基づく自由な文化創造が起こらねば、新しい社会秩序は誕生しないのですから本当に残念なことです。
但し、香港の現代美術館が所蔵する「毛沢東が便器を見つめる油絵」というのは、想像しますに確かにアートとして低俗過ぎると思います。
何はともあれ締め付けが進めば、中共指導者の「顔」は、気安く使用出来なくなる日が来るかもしれません。小生の“コレクション”に、上海などの土産物店で買った毛沢東学童バッグ、同ミニコーヒーカップ、同マグネットなどがありますが、そういう品々も遠からず批判の対象となるのでしょうか。
◆日記(3月27日~29日)
・27日(土)28日(日)~林英臣政経塾・第15期最終例会&修了認定式
塾生25名の原大本徹に基づく中期・短期計画発表とアドバイス(計9時間)
・29日(月)~四国中央立志会・オンライン幹部セミナー・側近学第2回
◆4月上旬の講義予定です。是非ともご参加くださいませ。
☆今啓林綜學会(神戸)4月2日(金)午後6時半~9時
論語~脚力よりも徳力が名馬の理由。孔子の嘆き~私を知る者は天のみか。他
孫子の兵法その三「謀攻篇」~最善の勝利とは。勝利を見通す5つの条件。他
会場:神戸一宮神社 社務所
三ノ宮駅から徒歩10数分のところに鎮座する、隠れ家のような神社です!
参加費:ビジター3000円 ※直接お越しいただいても大丈夫です!
☆関西林英臣勉強会 第5期(年4回開催)会場は難波神社(大阪)
年間テーマ「東洋思想と帝王学」この学びによって、貴君も志士人物となる!
第1回 4月3日(土)
トップと側近の一致協力によって、輝かしい成功を起こせ!
『帝範』唐太宗の撰。トップの自覚と心得~同志と呼べる優れた部下を求めよ
『臣軌』則天武后の撰。側近の役割と心得~賢くて自分勝手な人が組織を滅ぼす
参加費:年間お申込の方1万2千円(大学生8000円、高校生以下無料)
各講座3500円(大学生2000円、高校生以下無料)
お問合わせ:まず下記へメールを下さい。主催者からご連絡致します。
info@hamanoyukiko.com (浜野夕希子塾祐、林塾第5期生)
【ご案内】初心者のための「孫子の兵法」入門!(オンライン参加可能)
日時:4月7日(水)午後6時~8時45分
演題:「孫子の兵法」第1回(全5回)
勝利の条件、戦わないで相手を屈服させる方法 他
リアル会場:全水道会館 4階 小会議室 東京都文京区本郷1-4-1
JR水道橋駅東口より徒歩2分 都営地下鉄三田線水道橋駅 A1出口より徒歩1分
参加費:5000円ですが、初回お試しオンライン視聴は無料!
主催:日本的経営の根本道場!経世志塾(東京)
下記案内ページをご覧くださいませ。
ex-pa.jp/item/32857
評論・随筆
新型コロナウイルスを食品で抑えられないものか?!
本日の日経朝刊に、新型コロナウイルスの「変異ウイルスには注意」という記事が出ていた。それによれば、ロックダウン(都市封鎖)緩和を実施するための切り札がワクチン接種だが、それで「完全に流行が収まるわけではなく、変異したウイルスの出現で再び流行が広がる恐れもある」という。免疫を回避する変異ウイルスもあるというから厄介だ。
また「ワクチンで免疫がどの程度続くかは、実際に接種から半年や1年といった時間がたたなければ結論が出ない」し、ある割合の人たちが接種して「集団免疫の状態に至っても二度と流行が起こらないことが保証されるわけではない」とのことで、「ワクチンの接種によってどのように元の日常を取り戻していくかは、まだ手探りの段階」とのことだ。
つまり、変異がある以上、ワクチン接種に過度の期待は禁物というのが実態のようだ。ならば提案するが、いっそワクチン接種以外で免疫力を高める方法を探してみたらどうか。特に食品に期待したい。
5ーアミノレブリン酸(通称「5(ファイブ)-ALA(アラ)」)という、納豆や赤ワインに含まれている天然のアミノ酸も、その一つと聞く。長崎大学の北潔教授の研究チームが、試験管内で一定量以上の「5-ALA」を投与することで、ウイルスの増殖が完全に抑制されるという事実を確認したらしい。
ワクチンではスタート(開発)から出遅れている日本としては、こうした食品による療法を確立することで、世界の免疫力向上に貢献してはどうだろうか。
そもそも、化学的な新薬ばかりに頼らず草根木皮主体の漢方薬を用い、薬ばかりに頼らず食べ物で免疫力を高めるというのが皇漢医学(日本東洋医学)の基本だ。和方・漢方や、いろいろな食品を生かすことで“集団免疫力”を獲得する道を切り開くのが、日本に向いた方法だと思う。
そこで、最前線に立っている飲食店が主体となって免疫力向上の食事を開発し、それをメニューに加えていただくことを提案する。客には一食ごとにポイントが付き、それを溜めれば免疫力向上努力者として認定されるという仕組みを作るのだ。ワクチン接種証明書ならぬ「免疫力向上食品摂取証明書」である。それを何らかの民間団体で発行すればいい。
そんなやり方は、科学的なエビデンスが無い(少ない)から怪しいと言われそうだが、ある意味で見切り発車状態のワクチンも似たようなものではあるまいか。それに、変異型が出る度に免疫が保証され難くなるワクチン接種よりも、身体自体の免疫を確保する食事療法のほうが、より本治的で良いはずだ。
また、日経コラム「大機小機」には、「自国民のために大枚をはたいてワクチンを買いあさることは尊敬されないだろう。世界のためには供給する側に回るべきだ」と書かれている。食品によって、日本が供給する側に立てたなら、本当に素晴らしいことではないか。(3月26日)
人の良所を見落とさず、その能力を塞(ふさ)がず…
大工の名人に捨てる材木は無く、立派な指導者に捨てる人材は無い。一カ所問題があるからといって、他の良所を見落としてはならない。
小さなキズがあるからといって、その能力を塞(ふさ)いでしまってはならない。仕事と役割を与え、その長所を十分に発揮させなさい。
(唐・太宗の撰による『帝範』より)(3月29日)