こんにちは。昨日は彼岸入り。明後日20日(土)が春分の日となります。
今夜は東京綜學院・第1期生が提出した原点・大局・本氣・徹底ワークのオンライン発表&指導の4回目です。これで51名が原大本徹ワークを通過しますが、まだ6名が残っています。
そして、明日5日(金)は(一社)公益資本主義推進協議会(PICC)が発行する『王道経営』誌に連載中の「経営者天命講座」のオンライン収録が行われます。
また、21日(日)は綜學社研修会が京都研修所で開催されます。参加者は、京都綜學院事務局スタッフと(一社)やまとことば語り部養成協会の社員です。
◆日記(3月16日)
・語り部養成講座・第1期2回目講義~古事記とは、古事記が示す地球の成立
【ご案内】初心者のための「孫子の兵法」入門!(オンライン参加可能)
日時:4月7日(水)午後6時~8時45分
演題:「孫子の兵法」第1回(全5回)
勝利の条件、戦わないで相手を屈服させる方法 他
リアル会場:全水道会館 4階 小会議室 東京都文京区本郷1-4-1
JR水道橋駅東口より徒歩2分 都営地下鉄三田線水道橋駅 A1出口より徒歩1分
参加費:5000円ですが、初回お試しオンライン視聴は無料!
主催:日本的経営の根本道場!経世志塾(東京)
下記案内ページをご覧ください。
ex-pa.jp/item/32857
評論・随筆
大和言葉の教訓~男らしさは背中に現れる?!
口を大きく開(あ)けるア音には開く意味、口を閉じるウ音には閉じる意味というように、大和言葉には一音一音それぞれに発声の仕組みと意味がある。
イ音はどうかというと、調音点が前にあって、口角を横に強く引いてイと発声する。それによって積極的な意味が生じ、息、生きる、行く、命(いのち)など、生命とその強さを表すことになる。
これに変化活動を表すロ音が重なれば、イロという大和言葉になって「生命の躍動」が示される。(ラ行音は舌を巻く流音で、変化活動を表す)。そして、イロは下記の言葉に展開し、生母を基本とする肉親の情愛が表現されていく。
・イロハ…生母 ※ハは母(はは)のハ
・イロエ…兄(同母の兄)※エは干支(えと)のエ、干支は兄弟(えおと)の略
・イロセ…男兄弟(同母の兄や弟)※セは夫(せ)や兄(せ)など男性を表す
・イロド…弟妹(同母の弟や妹)※トは兄弟(えおと)のト
・イロネ…兄姉(同母の兄や姉)※ネは姉(あね)のネ
・イロモ…妹(同母の妹)※モは微細な物の集合で女性のきめ細かさを表す
こうしてイロにもいろいろあるが、イロといえば、やはり色男、色女、色好みを思い浮かべる。まさにイロは生命の躍動である!
それから、イロモは言葉の短縮が起こってイモとなる。イモは妹ばかりでなく、妻や恋人など親しい女性に対して呼びかける大和言葉であった。ワガイモが変化したワギモ(我妹)がそれだ。
そして、女性を表すイロモと、男性を表すイロセが合わさってイモセ(妹背)となった。イモセは、メヲト(夫婦)のことである。
さらに、イモセは短縮されてイセ(伊勢)となる。イセの元はイモセなのだから、かつてイセには男女の意味があったはず。そういえば、平安時代に成立した『伊勢物語』という恋愛物語のイセ(伊勢)という書名は、イセが男女を意味していた頃の名残であろう。
ところで、一体どうしたら格好いい男になれるのか。イロセやイモセのセは「背」なのだから、やはり男性は背中が大事と見て間違いあるまい。背は男の魅力の根源であり、信頼感や包容力は背中が示すと。ならば、まず背筋(せずじ)を伸ばし、背筋(はいきん)を鍛えるところから始めてみようか!