あれはダメ、これはいけないという情報が、ブームで終わっていく…

こんばんは。明日5日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」です。
春になって、冬籠りの虫が這い出て来る気節に至りました。

◆明日は参政党が配信する音声メルマガのオンライン収録が行われます。
明後日から名古屋→京都→神戸を回り、来週11日は浜松の東林志塾です。

☆東林志塾(浜松)
日時:3月11日(木)午後6時30分~9時00分
※リアル&オンラインのハイブリッド講座です!
じっくり味わい、人生の骨格を養う「論語」講座(32)
志士は天下国家に生きよ! 徳(人間力)を養いつつ説得力を磨こう。他
戦前の日本は思想戦に敗れていた!封印の書『学術維新原理日本』講話(32)
東西文明の綜合融和こそ日本の使命。
人類生活の単位は国家、社会生活の基本単位は家族。他
会場:21世紀倶楽部(静岡新聞社・静岡放送プレスタワー)
参加費:正会員5000円、お試しオブザーバー3000円 
電話090・5875・7687(事務局・川岸和花子さん)
FAX0538・38・9944

評論・随筆

あれはダメ、これはいけないという情報が、ブームで終わっていく…

昔「21世紀は警告する」というNHKの番組があって、アメリカでは表土が流出し、やがて穀物が実らなくなるということを、キャスターが深刻な表情で訴えていた。それから40年近くが経ち、表土はとっくに無くなっているはずだが、そういう話はちっとも聞こえてこない。

昔、アルカリ性食品は健康に良いというので、黒砂糖菓子の袋などに目立つ文字で「アルカリ性食品」と書かれていた。その後、食べて胃に入れば、胃酸で全て酸性になるということが指摘され、以来「アルカリ性食品」の名称は全然見なくなった。

昔、オゾン層の破壊によって有害紫外線が降り注ぎ、21世紀には皮膚癌だらけになるという情報が溢れ出た。子供たちが遊ぶ運動場には幕が張られ、帽子には日よけの垂れが付けられたりもした。オゾンホールはまだ存在するのだろうが、有害紫外線が危ないから日中は外に出るなという注意については、今は誰も言わなくなった。

一頃、ゴミを燃やせば、猛毒のダイオキシンが空気中に広がるというニュースがマスコミを賑わせた。そして、学校でゴミを燃やすな!という掛け声のもと焼却炉が一斉に壊された。ところが、しばらくしてダイオキシンはどこにでも存在しているということが言われ出し、以後なぜか殆ど耳にしなくなった。

一頃、卵は体に悪いから食べるな!どうしても食べたければ1日1個にしろ、という食事指導があった。それが最近は、卵はとても体にいいから1日3個は食べろという。一体どっちが本当なのか。

一頃、過保護状態の環境で生活する日本人は、やがて寿命が40歳くらいになると警告する研究者がいた。だから野性に帰って心身を鍛えろということであったが、寿命は益々伸びている。

あれはダメ、これはいけない、いずれ行き詰まるというお知らせの中に、ブームで終わる情報が如何に多いことか。

コロナの問題も、数年後にはどうなっていることやら…。

仲間で食事するな、食事しても会話するな、笑うなんてとんでもない。マスクを外すのは食べるときだけ。食べたら、さっさと店を出ろ。こういう注意を受けなくて済む日が、早く来ることを祈る。