時代の先駆者を国会に育てたい!

こんばんは。本号はPRが多くなってすみません。
オンライン講義・リアル講義を織り交ぜながら、日本改新の啓蒙を続けます!
皆様、これからも何卒宜しくお願いいたします! 頓首再拝

◆日記(1月24日~25日)
・24日(水)国会綜學勉強会オンライン講義(53回)~最澄に学ぶ既成権威の捨て方
・25日(木)東京綜學院・通信生のためのオンライン補講で質疑応答会

◆絵本『やまとことば神話』が、Yahoo!ショッピングの「日本史の本」
部門・売れ筋第1位をキープ! なお、上位ジャンルの歴史・教育・心理カテゴリーでは、10日間ほど第1位でした。どうも有り難うございます!
store.shopping.yahoo.co.jp/hakushindo-store/426.html?sc_i=shp_pc_ranking-cate_mdRankList-004_image

◆今週は郡山と東京で講義します。
☆ふくしま未来聖賢塾(會津立志セミナー第28期・郡山開催)
日時:2月2日(火)開始午後6時30分~9時30分
演題:『大國民讀本』を読み解く!~国是三綱領、新日本創成論 他
会場:郡山商工会議所 参加費:4000円(教本代含む)
連絡先:電話024・982・3339(郡山綜學開成社・小沼幸弘さん)
詳細は、郡山綜學開成社フェイスブック・ホームページ等をご覧ください。
www.facebook.com/photo?fbid=1280850502314118&set=a.353709041694940

☆東京・経世志塾オンライン講座
理念の無い経営と、利益の出ない経営は、どちらも続かない!間もなく、令和3年の「大河ドラマ」が始まります。その主人公は、日本資本主義の父と称えられた渋沢栄一(しぶさわえいいち)です。渋沢は、生涯に約500の会社を設立し、約600の社会事業団体に携わりました。

活躍した人は皆、人生の「種」を持っています。それをお話ししつつ、「論語と算盤(そろばん)」に基づいた経営思想をご紹介します。アフターコロナの心得であり、そして公益経済を起こすための基本理念となるものです。

2月3日(水)午後4時、経世志塾オンライン講座にお越しください!今回は新年度「公開講座」ですので、無料でご視聴いただけます。どうぞ奮ってご参加くださいませ。心からお待ちしております。
ex-pa.jp/item/31156/?fbclid=IwAR0_J_0nLVGM3vpjbnVi3-vpEBoHFanMqZ6sHNSu23e8WVL8cQCHlKcjzhg

◆週末から、名古屋・京都を回り、来週は神戸、さらに広島にも!
☆「名古屋綜學院 林ゼミ」第3期・第1回
日時:2月6日(土)午前10時~午後4時
演題:文明法則史学と、約40年前に示された驚くべき「今後の予想」とは
会場:桜華会館(愛知県護国神社内)
詳細はこちら↓
peraichi.com/landing_pages/view/nagoyasougakuin/

☆「京都綜學院 林ゼミ」第2期・第1回
日時:2月7日(日)午前10時~午後4時
演題:仲間を増やすための器量の養い方~老子と奥深い人間力
お問い合せは小笹嘉洋(おざさよしひろ)さんへ ozasa57577@docomo.ne.jp
詳細はこちら↓
peraichi.com/landing_pages/view/kyotosougakuin/

☆今啓林綜學会(神戸)2月8日(月)午後6時半~9時
※真剣な大学生がスタッフになってくれている勉強会です!
じっくり味わい、人生の骨格を養う「論語」講座(33)
徳のある者には説得力がある。君主を覇者とならせた側近・管仲の生き方。他
いよいよ始まります!勝つための心得「孫子の兵法」入門(1)
情勢を把握し、先手準備に努め、主導権を握り、心理戦に勝利せよ!
会場:神戸一宮神社 社務所 
三ノ宮駅から徒歩10数分のところに鎮座する、隠れ家のような神社です!
参加費:ビジター3000円 ※直接お越しいただいても大丈夫です!

★政経倶楽部連合会・広島支部例会
日時:2月12日(金)午後6時30分~8時30分
演題:2025年~2050年 最激変期は、これからやって来る!
会場:社会保険労務士法人サトー 研修室(広島三栄ビル8階)予定
会費:会員2000円 ビジター3000円 学生無料
連絡先:広島支部長・佐藤克則さんTEL:082-546-2080 FAX:082-546-2081
katsunori2006s@sato-co.jp

☆やっぱり今はオンラインがいいという方は、こちらにどうぞ↓
「NHK文化センター」でオンライン講義をします。
日時:2月28日(日)午前11時~12時30分
講座名 「アフターコロナを見通すための文明法則史学入門」

世界は800年周期の文明交代期に突入しています!その最激変期は、いよいよこれからです。

今多くの人々が、コロナ禍で自信を失いかけています。これからの生き方や在り方の指針が欲しい。そういう方々に「文明の座標軸」をお届けします!

「私って、何のために生まれたのだろう?今、生きている意味が分からない。日本や世界がどんどん変化しているのに、自分だけ取り残されていくみたい…。

コロナ禍で、言いようのないバラバラ感に襲われ、孤独で淋しい人が増えました。そういう人にこそ、聞いてもらいたい文明論があります。

人と歴史、人類と宇宙は、ちゃんとつながっていました!世界は東西文明が交代する転換期。そして、日本は新しい社会秩序が誕生する黎明期。

これから日本に原点回帰が起こります。眠っていた神話や大和言葉が復活します。」

※詳細とお申込はこちらからお願いします↓
www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1224902.html

評論・随筆

時代の先駆者を国会に育てたい!

今秋の10月21日、衆議院議員は任期満了となる。年内に衆院選が行われるわけだが、印象として与野党共に元気や緊迫感が感じられない。コロナ禍で、目の前の対策に追われるしかなく、真っ向勝負の国会論戦になり難いからだろうか。

与党は何だか頼りなく、野党はやはり不安というのが、偽らざる国民感情だ。こういうときに信頼できる第3極があればチャンスと思うのだが、地方政党化した「大阪維新の会」を除けば、どれも消え去ってしまった。

目を海外にやれば、アメリカは大統領が交代、チャイナは一党独裁政治を強化。コロナ禍で欧米が衰亡を加速させている中、チャイナ経済はいち早く立ち直った。チャイナは2020年通年で、先進国中、唯一プラス成長を維持した。米中のGDP逆転も、間近に迫ってきているという(2028年にも逆転)。

コロナ対策では与野党が歩み寄りつつあるようだが、世界の動きにはどう対応するつもりなのか。チャイナによる人権弾圧や武力膨張主義に、傍観状態のままなのか。アメリカの凋落を、どう受け止めるのか。膨張資本主義の限界に対して、次の経済ビジョンをどう示すのか。

こうしたことについて、与野党のしっかりした政治家が腹を割って協力し合えないようでは、これから本格化する世界レベルの最激変期を到底乗り越えられないだろう。

但し、政治に期待するとはいえ、扇動的政治家が現れただけでは一時のブームで終わりとなる。それに、そもそも政治は、政治家だけではどうにもならない。本格的な日本改新を起こすには、それを支える国民運動の高まりというものがどうしても必要だ。

多くの人間は、やはり目で見ないことには、時代の変化を掴めない。まだ目に見えない状態のときに、起こるべき将来の変化を予測してしまう者もいるが、それは全体からすればやはり少数派だ。

ショックや危機は嫌だが、そういうことから、幕末維新期に黒船で国民が目覚めたように、はっきりと目に見えるショックが必要なときがある。

何らかの目に見える危機から、一致団結の国民運動が興隆し、新しい日本が誕生する。そのとき舵取りを託せる政治家は誰なのか。そういう厳しい視線で、国会を見よう。

なお、今日は国家綜學勉強会でオンライン講義をする(第53回)。演題は「最澄に学ぶ、既成の権威の捨て方と、新しい権威の創り方」。創造者は、必ず人生を賭けている。比叡山延暦寺を開いた最澄のような、時代の先駆者を国会に育てたい。(1月27日)

松下塾長は、世間と人間を、とことん信じておられた…

20代前半の頃、松下幸之助塾長が説く「世間は正しい」という心得を受けたとき、恥ずかしながら「はたして、そうだろうか」と反発したことを記憶している。

ウソがまかり通り、正直者が損をする世間の、一体どこが正しいのだろう。それに、物事の奥義というものは、長年に亘る鍛錬の積み重ねによって究めた人でなければ分からないものだ。何事であれ、先へ進むほど理解者が少なくなるのが世の常ではないかと。

だから「世間は正しい」というのは、便利な物を造れば売れるといった、商売の世界における考え方であって、それを全てにあてはめるのはおかしい。生意気にも師匠の教えを、その程度にしか受け止めていなかったのである。

やがて私は、文明論や日本学の研究と啓蒙にあたって、多くの人たちを相手にするよりも、一部のリーダー層の人に知って貰うほうを選んだ。そして、どうせ多くの人に伝わるはずはないという固定観念によって、広げることよりも内容を深めるほうに意識が向いていった。

結局そんな状態が、30年以上に亘って続いた。このまま世間から相手にされずに終わってもいい、とまで思う自分がいた。

そんな気持ちでやってきたのだが、何だか今年から流れが変わってきた。この度出版した絵本『やまとことば神話』と、それを用いる「語り部養成事業」の開始によって、世間の反応が今までと随分違ってきたのである。

古事記冒頭に描かれている宇宙の生成・地球の成立・人間の登場という壮大な神話が、とうとう世間から必要とされてきたことを感じる。

本筋を曲げず、大和言葉による神話解釈とその意義、それに基づく日本と日本人の使命を、愚直に唱え続けてきて本当に良かったと思う。

そうして、松下塾長の言われる「世間は正しい」ということの意味の理解が一段深まってきた。

多くの人は、世間の反応が少ないと、すぐに諦めてしまう。ちょっとした挫折で、たちまち心が萎(な)えてしまい、世間を怨みもする。

それではいけない。もしも自分が取り組んでいる事が、世の中にどうしても必要だという強い信念があるならば、決して途中で止めてはならない。世間から「君のやっている事は正しい」という評価を貰えるところまで続けよと。

「ええ事やな、君な、成功するまで続けなはれや」。塾長の生の声が、今また甦ってきた。

絵本は、イラストが素晴らしいことが、好評の大きな理由であることは勿論だ。目に見せることの大切さも含めて、やはり「世間は正しい」という事実を、やっとこの年になって素直に受け止められるようになったのだ。

「世間はいいかげんで信用できないものだと考えれば、経営はそれに則したものになっていくし、世間は正しいと考えれば、世間の求めに応じた経営をしていこうということになる。その点、私は世間は基本的に神のごとく正しいものだと考えている。そして一貫してそういう考えに立って経営を行なってきた。」
松下幸之助(PHP『実践経営哲学』49頁より)

松下塾長は、世間と人間を、とことん信じておられたのである。再拝
(1月28日)