誕生日なんて、忘れてこそ一流なり?!

こんばんは。夜は一段と冷えますね。

◆戦前、政党・官僚・財閥などの腐敗堕落に憤った青年たちが、五・一五事件(1932)を起こしました。下記は、その一人の叫びです。

「私は当時の自己の行動をふりかえってみて、それが十分であったとは考えていません。しかし、空しく後悔したりしません。なぜかといえば、私は全力を尽くしたからです。そして、日本人として国民が大和魂をもっているならば、何らかの反響が、きっとあるはずと信じていたからです。」(訳:林)

◆明日夜、浜松で「3本立て」のリアル講義をし、五・一五事件にも触れます。信念を定め、覚悟を据え直したい方に、ご参加をお勧めします!

☆東林志塾(浜松)
日時:1月14日(木)午後6時30分~9時00分
※リアル&オンラインのハイブリッド講座です!

・世界と日本の動きを読む~「いよいよ大局観のある政治家や経営者の出番!」
・じっくり味わい、人生の骨格を養う「論語」講座
 凡俗な者よりは激しい者のほうがいい。他
・戦前の日本は思想戦に敗れていた!封印の書『学術維新原理日本』講話
 政党・財閥など特権階級の腐敗堕落~五・一五事件に参加した若者の憂い。他

会場:21世紀倶楽部(静岡新聞社・静岡放送プレスタワー)
参加費:5000円 
電話090・5875・7687(事務局・川岸和花子さん)
FAX0538・38・9944

◆日記(1月9日~11日)
・1/9(土)名古屋綜學院・第3期・第1回講義~松下幸之助と新しい人間観
・1/10(日)京都綜學院・第2期・第1回講義~孔子と『論語』綜學概論
・1/11(月)神戸・今啓林綜學会で講義~『学術維新原理日本』最終講話

評論・随筆

誕生日なんて、忘れてこそ一流なり?!

一流になるほど、大切な物を忘れてしまう。野球選手ならバットを、剣術家なら刀を忘れると。それは、修練によって、一番大切な物と一体になった結果らしい。

これが活動家の場合だと、公を考え過ぎて自分を忘れるということか。

暮れの師走、私は講座参加者のI君からいただいた「誕生日おめでとう」メッセージを見て、「あっ、今日は俺の誕生日か!」と気付いた。

御礼の返信をしたところ、「先生の誕生日ですか?すみません、お話についていけません…」という反応が。

それでやっと、うんっ、あっ、そうか。俺の誕生日は年が明けた1月だよ、と思い出した。確認したら、I君からのお祝いメッセージは、一年近く前のものだった。それを本日いただいたものと勘違いしたのである。

そのとき1時間ほど私は、自分ですら誕生日をすっかり忘れていたのに、それを知っていたI君はさすがだな、そして彼以外誰もメッセージをくれないなと寂しくもなっていた。

そうではなく、誕生日はまだ一ヶ月以上先だったのだ。そういえば年齢は、30歳を超えた頃から意識しないと分からなくなっていた。そのうち、名前や住所、電話番号も分からなくなるに違いない。

そうして、この私も自分をどんどん忘れ、やがて一流の仲間入りを果たすのだろう。いや、ただのボケか…(^^;)