こんばんは。また新型コロナ感染者が増えてきましたね。
日本人は「集団免疫」を獲得しているから心配要らないという研究があり、11月にはコロナは収束するという見解が出されていましたが、それは外れたということでしょうか。それとも、まだ心配ないと言えるのでしょうか。
目に見えないウイルスが相手ですから、見極めが本当に大変です。
そんな中ですが、明日は熊本、明後日は大阪で遊説して来ます!
◆日記(11月13日~16日)
・13日(金)政治家天命講座・関東拡大講座で講義~武士道に学ぶ覚悟と本氣
・14日(土)政治家天命講座・沖縄拡大講座で講義~武士道に学ぶ覚悟と本氣
・15日(日)沖縄戦跡巡礼~轟壕と摩文仁へ。ジョン万次郎上陸地を訪ねる
・17日(火)AT-1で講義&質疑応答会。下記「報告」をご覧ください!
◆やはり東京には「後生畏るべき」若者が集まって来ます!
下記はAT-1(エンジェル寺子屋一番館)主催者である古賀真さんが、丁寧にまとめてくださった「報告」です。是非ともご覧くださいませ!林の講義を、見事に要点筆記してくださいました。
講義した私よりも、核心を掴んでいますね!
(ここから)
【第66回AT-1報告】
昨日のAT-1は、東洋思想の専門家であり綜學(全体学)の創始者でもある林英臣先生の連続講座第一弾。
『中国思想の帝王学その一「大事は胆力が決める!」』と題して、宋の時代の為政者達の名言を集めた《宋名臣言行録》を参考にしながら、人間が大きい様を表す”人物”を目指す為のヒントをたくさん教えていただきました。
林先生は23歳の時に松下政経塾に一期生として入塾し、当時85歳の松下幸之助翁から直接指導を受けられた経験をベースに「自分を拾い上げてくれた人のために人生をかける!」という強い”義”の想いを持ちながら天命に生きられている方で、「言い方は悪いが、これは背中に彫り物を入れたのと同じ。一生消してはならない!」とおっしゃっていました。
ちなみに”義”という漢字は”羊”と”我”でできていて、”羊”は整っている様、”我”は在り方を表すとのこと。
冒頭からアツいお話で、先生の気迫がヒシヒシと伝わってきました。
その後は《宋名臣言行録》の中から抜粋したエピソードを読み進めながらの講義だったのですが、高校時代(あまり得意では無かった)漢文の授業を思い出しつつも、先生が一つひとつ優しく噛み砕いて解説してくださるので、とても分かりやすく理解できました。
・人材を適材適所で用いる大切さ
・自らを誹る者すら推薦する度量
・名利を超える(大欲は無欲に似たり)
・退を好む(アピールしすぎない)者を登用せよ
・寛にして畏れられ、厳にして愛せらるる
・時には悪名をも恐れてはならない
・世間より先に憂えて、世間の後に楽しむ
本当に勉強になりましたし、過去に実在した君子達が遺した言葉をなぞりながら自分と対話していく流れの中で「あぁ、戦前の修身の授業はこんな感じだったんだろうなぁ」などと感じたりもしました。
自身の”天分”を知り、しっかりとした志を立てて自分が選んだこの人生を全うする。今どきの日本人は、こういうとてもとても大切なことを全く考えなくなってしまいましたね
東洋思想の基本は【まず自らが変わる】ことであり、リーダーたる者「この人についていこう!」と思われるよう常に成長を続けていかなければならない。
使命感がなければ決して政治や経営はできない!と林先生はおっしゃっていましたが、果たして今の日本の政治家に、本当の意味での使命感を持っている人が何人いるでしょうか、、、
また、「若い時は”顔立ち”の方に目が行きがちだが、歳を重ねてから本当に大切なのは”顔つき”である」として、齢を重ねた人は顔つきから本当の美しさや本当のカッコ良さがにじみ出る!とも語られていました。
「ではその顔つきを如何に見分ければ良いですか?」という質問をしたところ、目力や顔の引き締まり方、何気ない時の表情、腹から出る声等を見ると良いそうです。
まぁ結局は「自分の顔つきが良くなった人にしか他人の顔つきは見えない」ってことなんでしょうけどね
今回のテーマとも通ずる所ですが【決め手は胆(はら)にあり】ということで、結局はその人がどういう覚悟で生きているのか?が全てであり、胆力とは”勢い”や”気迫”とも言い換え得る。
知識、見識、胆識という言葉がありますが、知識は頭、見識は心、胆識は腹(胆)。つまり、胆とは心と身体を繋ぐモノだそうです。
全てはとても纏めきれませんが、いくつか林先生からのメッセージを。
・迷ったら自分にしかできないことを選べ!
・誰でもできるような楽な道は選ぶな!
・自分を超えた大いなるモノとどう繋がるか?
・天人合一、神人合一、梵我一如
・宇宙進化こそが人間の役割である!
・修理固成(おさめつくりかためなせ)
最後に、「寛にして畏れられ、厳にして愛せらるる」為にはどうしたら良いですか?という質問に対しての林先生の回答をご紹介します。
【心の中で合掌して叱れ!】
自分自身も全く完璧ではないし、決して偉そうなことを言える立場ではないのだけれど、それを承知で相手のためを想って叱る。
まさに名言ですね
改めまして、深い深い教養や思想の中から本当に素敵なお話をしてくださった林先生、お忙しい中に全国からお集まりいただいた皆様、昨日も誠にありがとうございました。
また来月は12/15(火)に林先生の第二弾(からの忘年会)となりますので、今回参加された方もそうでない方も、奮ってご参加くださいお待ちしております!!
(ここまで)
●お知らせとご案内●
◆どうぞお聴きください!YouTube林英臣ミニ講義(無料・約30分間)
「大和言葉と日本神話の語り部になろう!」
◆来年1月24日(日)には、絵本『やまとことば神話』の出版記念講演会&「一般社団法人綜學社やまとことば語り部養成協会」の設立記念パーティを京都で催します。また、2月から「語り部養成講座」を開始します。
※お申込は、下記ホームページからお願いいたします。お待ちしております!
peraichi.com/landing_pages/view/kataribe?fbclid=IwAR0RrMuA2fxOVaNchkNa0pMYp2LcIaYuvKWbYxc1n-rvq5kBu3Isn-4xn3g
◆こんな感じで、林塾は「政治家天命講座」をやっています!
change-japan.com/?fbclid=IwAR07uUCAOkH6LvrzjixPk-J_pY8VIzlGGiigzhxwFJ7ouz_8F1UQy0bm7NM
◆「東京綜學院」いよいよ開講!通信生コースもあります。詳細はこちらから↓
saipon.jp/h/toukyo-sougakuin?fbclid=IwAR2p-syBy6VDWe_HN184f_BSIgU8agEm-smxS3iAxsFzMpnKv16nqV5Nl40
◆名古屋・京都・東京、綜學院合同無料オンライン・林英臣講義はこちらから↓
www.facebook.com/events/1086004525157350
◆新著を上梓しました。是非ともご覧くださいませ!
『2025年~2050年 最激変期は、これからやって来る!』
本書は、博進堂Yahoo!ショップからご購入くださいませ。
store.shopping.yahoo.co.jp/hakushindo-store/423.html
◆林英臣YouTube無料講義! 演題「今後の日本について」
●評論・随筆●
◆学問と立志を一致させる。ただこの一点を守ればいい!◆
現代人は人間が小さくなったという。確かに、志士人物や英雄豪傑が少なくなった。その理由の一つに、学問と立志が一致していないという点を挙げたい。
たとえば、世界の真実を知るための講座といった類がある。世界についての知識が増えるのは大いに結構なことだが、それだけだと人に議論をふっかけてばかりいる蘊蓄(うんちく)屋で終わりかねない。歴史や世界情勢にとても詳しいものの、都市伝説的な話題が多くなりがちだ。そういう人には「知識が豊富なことは分かった。では、あなたは何をするのか?」と問い掛けてみよう。特段何も答えが無いというのではいただけない。
あるいは、日本を学ぶ勉強会というものがいろいろある。参加者は熱心に学び合っているのだが、なかなか志が立つというところまでいかないらしい。結局、日本の良さを知って喜ぶことがゴールになっているのだろう。
それから、自分探しセミナーというものが昔からある。真実の自分を見付けて自己確立に努めるというのだが、せいぜい目標設定止まり。信念や死生観の養成というところまでは滅多にいかないようだ。受講者の多くが人に認めて貰いたがっている者たちで、中には自分を試すためだけに首長選に出てみようという輩までいると聞いて驚いたことがある。そんな人が候補者になったら、有権者には大きな迷惑でしかあるまい。
そういう分離した勉強ではなく、世界を広く学び、日本を深く掴み、天分を生かして志を立てるための綜合的な学問が欲しい。私はそう考えて、綜學という学問を体系化した。
そして、綜學を基本にした政治家養成講座である「政治家天命講座」を15年前に起こした。また、どなたでも学ぶことの出来る学舎の「綜學院」を昨年の名古屋綜學院からはじめた。続いて今年は京都綜學院が誕生し、来年は東京綜學院が開設される。
要は、学問と立志を一致させる。ただこの一点を守ればいい! そうすれば、必ずや日本は、人財雲の如く輩出する国となるはずだ。(11月17日)
◆トップとメンバーの意識のズレを、どう防ぐか?◆
トップは、よく学び、器を広げ、常に進化し続けなければならない。しかし、トップの成長が早いと、その進化に部下やスタッフが付いて行けなくなる。
そして「この頃、社長は変わったな。何だか冷たくなった。あの頃(昔)は良かったね」などという愚智や嘆きが、古参の社員やメンバーらから出てしまうことになる。
そうならぬようトップとメンバーは共に成長し合わなければならないが、そこで必要となるのが「共通の学び」と「共通の志」だ。前者は共通の理念を生み、後者は共通の計画を導いていく。この2点が揃えば、トップとメンバーの意識のズレは、かなり減ってくるだろう。
林塾や綜學院、語り部養成協会の「共通の学び」は、言うまでもなく「綜學」にある。あらゆるものをバラバラにしてしまった部分観の弊害を超え、散らばっているジグソーパズルのピースを繋いでいく綜合学問が綜學である。
そして、「共通の志」は新しい日本を起こすことにある。それは歓呼溢れる国民運動によって進められ、日本の原点に根ざした清新な文化創造が基盤となる。
林塾では、第一期から綜學を「共通の学び」とし、日本改新や日本創成、文明維新を「共通の志」に据えてきた。昨年、名古屋からはじまった綜學院も、誕生したばかりの「語り部協会」も、それらは共通している。
「共通の学び」と「共通の志」は、人間同士が肩を組み、息を合わせて困難を乗り越えていくための基本だ。これらを大切にし、思う存分人生を輝かせていただきたい。人類文明史上、最もやり甲斐のある時代に突入したのだから、やれる事、やるべき事はいくらでもあるはずだ。(11月16日)