こんばんは。風雲急を告げる中、早いもので明日は立冬です。明日から中部～関西３連戦、名古屋→京都→神戸を回って講義します！
◆これから益々変化の激しい時代に向かいます。心身の体幹をしっかり養っておかないと、荒波に流されて右往左往するだけの人生で終わってしまいます。そうならないよう、しっかり活学（綜學）を身に付けてまいりましょう！
◆どうぞお聴きくださいませ！YouTube林英臣ミニ講義（無料・約30分間）
日本を守りたい、本当の日本を取り戻したい…でも、何からはじめたらいいか分からない…そうだ、大和言葉と日本神話の語り部になろう！
◆来年１月２４日（日）には、絵本『やまとことば神話』の出版記念講演会＆「一般社団法人綜學社やまとことば語り部養成協会」の設立記念パーティを京都で催します。また、２月から「語り部養成講座」を開始します。
※お申込は、下記ホームページからお願いいたします。お待ちしております！
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◆こんな感じで、林塾は「政治家天命講座」をやっています！
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◆「東京綜學院」いよいよ開講！通信生コースもあります。詳細はこちらから↓
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◆名古屋・京都・東京、綜學院合同無料オンライン・林英臣講義はこちらから↓
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◆新著を上梓しました。是非ともご覧くださいませ！
『2025年～2050年 最激変期は、これからやって来る！』
本書は、博進堂Ｙａｈｏｏ！ショップからご購入くださいませ。
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◆林英臣YouTube無料講義！ 演題「今後の日本について」
●評論・随筆●
☆吉野には、忘れてならない日本人の気概が残されている…
中央から落ちのびた者、再起を図ろうと志す者が目の前に現れたとき、理屈を超えて守ろうとする。権勢に媚びることなく、正義を貫こうとする人物を見たら放っておけない。
その見捨てるわけにはいかないという義侠心を素直に示すのが、日本人の大事な在り方だ。奈良県の吉野には、そういう日本人らしい気概に満ちた歴史が強く残されている。
壬申の乱に兵を挙げて勝利し、皇位に即かれて律令政治の基礎をつくられた大海人皇子（天武天皇）は、挙兵前に吉野に潜行されていた。
兄の頼朝に追われた源義経は、弁慶らと共に吉野に逃れた。その後、義経は奥州で最期を迎える。
また、足利尊氏に敗れた後醍醐天皇は、吉野に朝廷（南朝）を開き、吉野から全国に号令を発せられた。吉野の人々は、後醍醐天皇をお守りして忠義を尽くしている。南朝方の結束力の強さは、吉野の尊皇心がもたらしたものであろう。
吉野に、どうしてそのような義の精神が育まれたのか。その理由の一つに、吉野が修験道の聖地として、自主独立の気概を持っていたということが挙げられよう。
修験道は、神道・仏教・儒教・道教などが融合して出来た、教行一致の綜合的宗教と言える。吉野は、まさにその総本山として大きな勢力を持っていたことから、南朝方の本拠地として活動出来たのだ。
しかし、南朝に尽くしたことで吉野は衰え、明治維新後は神仏分離・廃仏毀釈運動によって多くの修験寺院は廃寺とならざるを得なかったという。そういう歴史を背負っているからか、吉野に輝かしい明るさは感じられないものの、日本人の細やかな哀感が漂う忘れてならない地であることがよく分かった。
明治節の昨日、関西の同志・弟子に吉野を案内していただいた。参詣した寺社は下記の通り。吉野には重要な人物がおられ、大切な場所が沢山あると聞く。吉野は初めてであったが、修行の心で繰り返し訪問したい。
・如意輪寺～後醍醐天皇の御陵がある。鏃で扉に刻んだ楠木正行公の辞世の句に泣く。
・金峯山寺～修験道開祖役行者（役小角）が開く。丁度、蔵王堂秘仏が特別ご開帳。
・吉野神宮～御祭神は後醍醐天皇。明治天皇の命によって建立。
・吉野水分神社～水源の神。社殿は豊臣秀頼が再建。両親の祈願で本居宣長が誕生。
・竹林院郡芳園～聖徳太子の創建といわれる。千利休の指導で細川幽斎が改修した庭。
・善福寺～神武天皇御東征のとき、井光（いひか）の大神が吉野をご案内。
・櫻本坊～桜の夢によって天武天皇が建立。修験者にとって最高の道場とされている。
・勝手神社～義経と別れた静御前が追手に捕えられ、請われて舞いを舞ったところ。 （１１月３日）