無理矢理“平等”をつくろうとすると、社会はおかしくなる…

お早うございます。寒暖の差が大きいことに注意が要りますね。

◆総選挙となり、小生の周囲も慌ただしくなっています。

「知」の文明法則史学!
「情」の大和言葉(古事記)!
「意」の武士道、陽明学、安岡教学、松下幸之助の人間観!

下記は、27日投開票の総選挙の候補者であり、これら知・情・意の「綜學」をしっかり学んでいる者たちです。

残念ながら、この中に女性は一人しかいません。
所属政党はバラバラです。
皆さんからみて、ツッコミ所はいろいろあるでしょう。

しかし、そもそも100点の候補者なんていません。
満点の政党もありません。
候補者も政党も、それぞれ満身創痍です。

でも、この者たちには共通言語があります。

東西融合の「共生文明」を創る!
国民の意識レベルを上げて「高徳国家」を創る!
侵略型の膨張資本主義から「公益経済」に移る!

そして、共通目標は日本を守ること!
とくに、「国体」と「国語」を守ります。
平和の要(かなめ)である国体(皇室)を守り、日本精神の基盤である「やまとことば」を広めます。

下記の者たちは、最低でも1年、長ければ20年近く、それらを学んでいます。
ご不満はあるでしょうが、私は共通言語と共通目標を持っている者たちであると信じています。

欠けたところは補い合えばいいでしょう、足りない点は助け合えばいいでしょう。

今、日本に必要なのは、政治の分断ではなく大同団結です。
一つの政党や勢力だけで、やっていける時代は過去のものです。

さあ、今こそ、日本を変え、世界を救うときです。
投票率が上がり、新しい日本の誕生点がやって来ることを期待します!

◆林塾の候補者
【塾士】※日本改新に命を懸けることを誓い合った同志
井坂信彦 〈林塾1期生・塾士〉(兵庫1区)立憲
田沼隆志 〈林塾3期生・塾士〉(千葉9区)維新
小坂英二 〈林塾4期生・塾士〉(比例 南関東)保守
藤田文武 〈林塾8期生・塾士〉(大阪12区)維新
高橋浩司 〈林塾9期生・塾士〉(宮城1区)維新
源馬謙太郎〈林塾9期生・塾士〉(静岡8区)立憲
横田朋大 〈林塾14期生・塾士〉(長崎2区)維新

【塾祐】※団結して政治活動を行う大切な仲間
國場幸之助〈林塾5期生・塾祐〉(沖縄1区)自民
大河内茂太〈林塾9期生・塾祐〉(東京9区)維新

【塾卒】※1年以上、林塾の政治家天命講座で学んだ者
森田俊文 〈林塾6期生・塾卒〉(福岡8区)無所属
佐々木雄司〈林塾8期生・塾卒〉(岡山1区)国民
大森紀明 〈林塾9期生・塾卒〉(東京8区)参政

【塾士補】※塾士を目指して学んでいる者
提坂大介 〈林塾18期生・塾士補〉(静岡2区)参政

【塾生】※政治家天命講座を受講中の1年目の者
皆川雅一 〈林塾19期生・塾生〉(愛知3区)維新
古川恭司 〈林塾19期生・塾生〉(福岡6区)参政

【綜學院関係者】
安達悠司 〈京都綜學院1期生〉(京都1区)参政
吉田真由美〈京都綜學院4期生〉(京都3区)参政
先沖仁志 〈東京綜學院1期生〉(神奈川14区)参政

【国会綜學勉強会(国会版林塾)世話人からの候補者】
代表世話人 宮下一郎 (長野5区)自民
世話人 井出庸生 (長野 区)自民
世話人 井坂信彦 〈林塾1期生・塾士〉(兵庫1区)立憲
世話人 國場幸之助〈林塾5期生・塾佑〉(沖縄1区)自民
世話人 藤田文武 〈林塾8期生・塾士〉(大阪12区)維新
世話人 源馬謙太郎〈林塾9期生・塾士〉(静岡8区)立憲

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◆日記(10月16日~20日)
・16日(水)浜松事務所で一日デスクワーク、大学院修士論文3回目の修正など
・17日(木)やまとことば言本師養成講座オンライン講義~『古事記』人間のはじめ
・18日(金)助手の手を借りて浜松事務所の草取り&事務所内の掃除。修士論文
・19日(土)両親を連れて鰻屋へ(浜松の佳川)。修士論文修正の続きなど
・20日(日)橿原神宮に参拝し、世界大調和の御精神を受け継ぐことを誓う!
そして、かつて藤原京にあった本薬師寺跡を訪ねる(西ノ京の薬師寺の本寺)。
同寺は天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病氣平癒を祈念して発願され、
持統天皇の御代を経て、文武天皇の時代に完成したという。
大和朝廷SS(ソーシャルシステム・社会秩序)&律令(奈良平安)SSの原点の地で、
新日本SS創成ならびに「綜医學講座」開催の知慧をいただいた。

◆本号の「評論・随筆」の小見出しです。→内容は下記をご覧ください。
☆無理矢理“平等”をつくろうとすると、社会はおかしくなる…(10月16日)
☆学力が高くても、低くてもダメという平等…(10月17日)
☆権力者や金持ちは、みんな悪人 なのか…(10月18日)
☆違いを前提に、平等の精神を生かす…(10月19日)
☆自由にすれば平等は崩れ、平等にすれば自由は制限される…(10月20日)
☆創造の基盤は、自由と秩序のバランスにある!(10月21日)

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【ご案内】
◆「綜医學」講座、来春4月からはじまります。
続々とお申込をいただき、ありがとお~存じます!

林英臣が長年に亘って説いてきた、綜合学問である「綜學」。
その各論であり、綜學の実学的集大成とも言える「綜医學」講座を、来年春(4月)から開講します。

医療人には、さらにその天職に自信をお持ちいただくために、
経営者には、会社組織をより“健康体”とするために、
政治家には、天下国家を“生命体”として発展させる「国手」となるために、
家庭人には、身近な人たちの健康増進(免疫力向上)を支える綜医學術者となるために学んでいただきたく存じます。

毎月1回、日曜日に開催します。会場は、関西(大阪)を予定しています。
時間は、午後13時から16時までの3時間で、2時間講義し、1時間は「手当て療法」や「言葉療法」、「呼吸療法」などを実習します(手当て 言の葉 長息 長生き)。

オンライン受講や録画受講も可能ですから、全国どこからでも受講できます。
現在、仮予約を受け付けております。講座内容など、詳細は下記フォームからご覧ください。

※受講料は一講1万円ですが、10回連続のお申込で11回目を無料とさせていただく割引制度も予定しています(但し、飛び飛び参加は不可。リアル参加出来ない場合は、オンラインもしくは録画で受講していただきます)。
docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfKoNi_b9mkix1rofxJ1sjbnER8qwJS8ItfOyDi9faoDMxANg/viewform

◆note「孫子の兵法」その32】
味方同士の心と心に、溝や隙間を生じさせない
note.com/hayashi_hideomi/n/n3dee27f884ad

◆戦前の日本がよく分かる~昭和2年刊行『大國民讀本』を読む!その18
太陽さん、ありがとお~「太陽主義」~太陽のように生きよう!
note.com/hayashi_hideomi/m/m272a54bb39e7

◆YouTube「綜医學(日本医学)」
綜医學と五感(2) 嗅覚(カグ)と味覚(アヂハフ)
五感は生命体を守るためのセンサー ~自然の香りや自然の味を大切にする!
YouTube「綜医學」林英臣チャンネルを、是非ともご覧ください。
ご登録も宜しくお願いいたします。

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●評論・随筆●

◆無理矢理“平等”をつくろうとすると、社会はおかしくなる…(10月16日)

宇治に、有名な平等院鳳凰堂があります。そこに祭られている御本尊は阿弥陀如来です。阿弥陀如来の慈悲の光りが、遍く衆生に注がれることを「平等」と言ったのです。

この平等という思想が「法の下の平等」や「チャンスの平等」といった在り方に発展するのは尊いことですが、観念に陥って「平等は実在するのだから、現象面で差を付けてはいけない」という結果平等論に至りますと、あれこれ困った事態が生じます。

徒競走でゴールを一緒に切らせる、通知表は全員オール3、学芸会の劇で主役も脇役もいない。これらが、その例です。

この世界に同じものは二つとないのですから、そもそも「現象的に同一な平等」は実在しません。無理矢理それをつくろうとしても、社会はおかしくなるばかりです。

では、どうしたらいいかというと、「違いを前提に平等の精神を生かす」ということになるでしょう。

◆学力が高くても、低くてもダメという平等…(10月17日)

本当は無いのに、あると思い込むことを観念といいます。
観念に陥ったまま“平等”にしようとすると、徹底的に「違いを排除」することになりかねません。

その結果、学校では学力の高い子も低い子も、どちらもダメという考え方に陥っていきます。

優秀な子は、みんなから浮いているからダメ。
そうでない子は、みんなより下がっているからダメ、ということになるのです。

◆権力者や金持ちは、みんな悪人 なのか…(10月18日)

権力者や金持ちは、悪人に決まっている!
そもそも、優秀な子が大人になって権力者や金持ちになり、その悪知恵で社会に迷惑をかけるのがいけないという人間観です。

また、成績の悪い子もダメだと。生徒の中に勉強の出来ない子がいると、教師が無能だと思われてしまうことがイヤなのでしょう。

真面目な先生ほど、そういうふうに思っているようです。

◆違いを前提に、平等の精神を生かす…(10月19日)

観念的な平等が高じて、それぞれの天分や能力が認められず、個性や特性が生かせないということになれば、却って差別の根元ともなります。

そこで、「違いを前提に平等の精神を生かす」という考え方を基本にしたらどうかと考えます。

違いを認めた上で公平にし、偏らないよう差別を正していく。
それを「公正」と呼ぶことにします。

◆自由にすれば平等は崩れ、平等にすれば自由は制限される…(10月20日)

自由と平等。理想社会を論じるとき、この二つは必要不可欠のものと考えられております。

ところが、そもそも自由と平等は、矛盾する概念であることに注意が要ります。
自由にすれば平等は崩れ、平等にすれば自由は制限されます。

そこで必要となるのが、全体を観ながら自由と平等をブレンドし、両者のバランスを取ることでしょう。

自立を促しつつ、どこまで自由を容認するか。個々の違いを前提にしつつ、どうやって平等(公平)を保つか。それらを考察しつつ、アクセルとブレーキのように、自由と平等のバランスを取るのです。

こういうことをきちんと考えないで、自由だ!平等だ!と叫んでいたら、対立や闘争が巻き起こり、分断や分裂が助長されるばかりとなります。
やがて社会から活力が消え、秩序は衰える一方となるでしょう。

そこで必要となるのが、秩序と自由のバランスです。

◆創造の基盤は、自由と秩序のバランスにある!(10月21日)

覇権的な専制国家では、文化の創造力が低下します。独裁者のご機嫌を取ること以外に、文芸活動の自由が認められないからです。

そうかといって、社会に秩序というものが無く、国家の統一力が保てないような状況下でも、天才的な文化人は育ち難いです。

一定の秩序が無い状態下では、無法者ならのさばりますが、文化をよく理解し、文化人を保護したり応援したりするようなパトロン(お金持ち)は、なかなか現れません。

とにかく、創造の基盤は、自由と秩序のバランスにあります。古代ギリシアや、ルネサンス期の北イタリアが、両者のバランスの取れた社会秩序でした。

これから日本が、そうなるべきです。それには、基底文化に原点回帰することが必要です。そして、経営者にはもっと素養のある金持ちとなって、文化のために思い切って金を使って貰いたいものです。