こんばんは。今夜は本暦9月十三日、欠けた月を愛でる「十三夜」です。
◆構想力の大きい人や、実現力の高い人は、強い信念を持っています。
信念の元になる潜在意識について、下記「連載」に書いております。
◆日記(10月11日~14日)
・11日(金)空手道松濤會本部道場で稽古。林塾松浦塾士と憲法基本精神の議論
・12日(土)東京綜學院で安岡教学を4時間講義、ワーク発表者への指導と助言
・13日(日)京都綜學社研修所で第4期やまとことば姓名師試験~5名全員合格
・14日(月)奈良の薬師寺に参拝。来春開始の綜医學講座の成功を祈願。文明の
限界を医学や医療の面から救え!という啓示を受ける。薬師寺の発願は天武天皇
・15日(火)今までの国保から協会けんぽに変わり関西(橿原)で健診を受ける
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【ご案内】
◆「綜医學」講座、来春4月から。続々とお申込をいただいております!
医学面から東西文明の融合を図ることは、大いに有効だと思われます。
林英臣が長年に亘って説いてきた、綜合学問である「綜學」。
その各論であり、綜學の実学的集大成とも言える「綜医學」講座を、来年春(4月)から開講します。
医療人には、さらにその天職に自信をお持ちいただくために、
経営者には、会社組織をより“健康体”とするために、
政治家には、天下国家を“生命体”として発展させる「国手」となるために、
家庭人には、身近な人たちの健康増進(免疫力向上)を支える綜医學術者となるために学んでいただきたく存じます。
毎月1回、日曜日に開催します。会場は、関西(大阪)を予定しています。
時間は、午後13時から16時までの3時間で、2時間講義し、1時間は「手当て療法」や「言葉療法」、「呼吸療法」などを実習します(手当て 言の葉 長息 長生き)。
オンライン受講や録画受講も可能ですから、全国どこからでも受講できます。
現在、仮予約を受け付けております。講座内容など、詳細は下記フォームからご覧ください。
※受講料は一講1万円ですが、10回連続のお申込で11回目を無料とさせていただく割引制度も予定しています(但し、飛び飛び参加は不可。リアル参加出来ない場合は、オンラインもしくは録画で受講していただきます)。
docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfKoNi_b9mkix1rofxJ1sjbnER8qwJS8ItfOyDi9faoDMxANg/viewform
◆note「孫子の兵法」その31
攻撃と防御は一体なり!
note.com/hayashi_hideomi/n/n4a73c27eafb8
◆戦前の日本がよく分かる~昭和2年刊行『大國民讀本』を読む!その18
太陽さん、ありがとお~「太陽主義」~太陽のように生きよう!
note.com/hayashi_hideomi/m/m272a54bb39e7
◆YouTube「綜医學(日本医学)」
綜医學と五感(2) 嗅覚(カグ)と味覚(アヂハフ)
五感は生命体を守るためのセンサー ~自然の香りや自然の味を大切にする!
YouTube「綜医學」林英臣チャンネルを、是非ともご覧ください。
ご登録も宜しくお願いいたします。
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●評論・随筆●
◆陛下にご安心いただける世をつくりたい…(10月10日)
「天皇」の御心、それは歴代天皇の御製(ぎょせい)を仰げばよく分かります。
昭和天皇御製(昭和八年)
天地の神にぞ祈る朝なぎの海のごとくに波たたぬ世を
あめつちの神々よ、朝なぎの静かな海のように波の立ち騒がない世を祈ります。
臣(おみ)も民(たみ)も大御心をいただいた上で、それぞれの天分を生かしつつ、与えられた天命に素直に生きれば良いと思います。
次第に「たみ」の意識レベルが上がれば、「おみ」である総理も、それに応じてマコトが心中より引き起こされ、きっと善政を敷けるはずです。
そうして、陛下にご安心いただける世をつくりたいものです。
◆近代思想には「観念」という落とし穴がある…(10月11日)
そもそも、周囲と何ら関係性を持たず、全く独立していると言い得るものは、この宇宙には存在しない。だから、いわゆる「自由」は観念でしかない。
あらゆる存在は一切が個性別であって、全く同じと認められるものは、この宇宙には存在しない。だから、いわゆる「平等」は観念でしかない。
あらゆる有機的存在には必ず中心(ミナカ)があり、中心は常に一個である。
だから、「民主(みんなが主)」という考え方は観念でしかない。
こうして、近代思想には「観念」という落とし穴があります。
その落とし穴について、もう一つ論じておきたいのが「権利」です。
◆「権利」も観念のままだと、社会を混乱させる元となる…(10月12日)
「権利」というのは、簡単に言えば「ある事をしても許される理由」であり、「その事を利益として主張出来る根拠」です。
例えば、医師免許を持っていれば、患者に対して診断を下し、治療することが許される理由となります。指定席券を持っていれば、そこに着座する利益が保護される根拠になります。
ところが、先立つ理由や根拠が曖昧(あいまい)なまま、「権利」が観念として一人歩きし、さらに他の観念と重なりますと、おかしな主張がまかり通ることになりかねません。
自由に生きる権利がある、平等に扱ってもらうべき権利がある、などという主張が偏っていき、いわゆる勝手主義の自由や悪平等が生じ、社会は秩序を失って混乱へ向かうのです。
それは、権利に伴うべき「あるもの」が欠けていることから起きてしまう現象でしょう。
◆権利や自由を主張する前に、ちゃんと義務を果たすべき…(10月13日)
近代最高と言える政治家は、明治時代に外務大臣を務めた小村寿太郎侯でしょう。国家のグランドデザインを描くことにおいて、小村は抜群のセンスを持っていました。
小村は5年間のアメリカ留学を終え、明治13年に帰国すると、久し振りに開成学校(東大の前身)の旧友たちと会いました。驚いたことに、友人らはすっかり権利や自由という西洋思想にかぶれていたのです。
国内にいる俺たちだって、ハーバード大学に留学した小村君に負けることなく、しっかり西洋思想を学んでいるぞ!という勢いだったのだそうです。
そういう旧友に、小村は注意を与えます。西洋諸国では、権利や自由を主張する前に、ちゃんと義務を果たしている。君らは、義務を忘れているのではあるまいかと。
武士道や東洋精神を腹に据えているからこそ、外来思想の本質を見抜くことが出来たのでしょうね。
◆経営理念に自由、平等、民主、権利等を掲げたらどうなるか…(10月14日)
身勝手な自由、表面的な平等、責任者のいない民主、根拠の無い権利。
もしも、これらを理念にして会社経営をやったら、一体どうなるでしょうか?
会社を破壊する自由がある、ずる休みや手抜きをしても給料は平等、社長はいるにはいるが何の権限も持たない、社員は権利ばかり主張して義務を果たさない。ということにでもなれば、たちまち倒産に至ることでしょう。
私の知る範囲で、経営理念に自由、平等、民主、権利を、大上段に掲げている会社は見たことがありません。
本当は国家経営も同じなのですが….
◆本来の自由は、自立や自律にある…(10月15日)
独裁政治といった圧政から「自由」を求める。これは当然のこと大切です。
でも、勝手主義の自由になるとおかしくなります。
大切な式典をぶち壊しにしてもいい自由がある、他人の自由を奪っても構わない自由があるなどと…
では、どういう自由ならいいかというと、本来の意味である「自らに由る」が相応しいでしょう。
つまり、自立や自律としての自由です。
そういう自由なら、それぞれに与えられている天分や可能性を引き出すきっかけとなるはずです。