こんにちは。台風10号と、大雨による被害が心配です。
浜松は、昨日から雷と激しい雨が続いています。
【ご案内】予告しておりました「綜医學講座」をはじめます!
令和7年4月から、林英臣の東洋日本学研究を集大成した「綜医學講座」を開催します。空海の思想も話します。内容と日程は、下記からご覧ください。
オンライン学習も可能で、全国どこからでもご受講いただけます。
現在、予約受け付け中です。会場(大阪を予定)は、これから決めます。
docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfKoNi_b9mkix1rofxJ1sjbnER8qwJS8ItfOyDi9faoDMxANg/viewform
◆日記(8月20日~25日)
・20日(火)父の満93歳の誕生日。お祝いを持参して実家へ。
・21日(水)東京・空手道松濤會本部道場で2時間稽古してから仙台へ向かう。
夜は林塾「政治家天命講座」第19期・全国合同葉月例会一日目、「松下幸之助翁が教える国家間と政治観」を演題に3時間講義。
・22日(木)合同例会二日目。早朝、陸奥国一宮・塩竃神社に正式参拝。
その後、「松下幸之助翁の人間観・人間道」を演題に3時間講義。
・24日(土)picc公益資本主義推進協議会&林塾はるか合同講演会+交流会。
大久保秀夫会長の演題は「王道経営の在り方」。林は「王道政治の在り方」。
・25日(日)橿原市藤原京資料室を訪問。飛鳥坐神社に参拝。
◆「孫子の兵法」が読み易いnoteに!
戦争は国の重大事。国民の生死が決まるところであり、国家存亡の分かれ道
でもある。だから、しっかり考えねばならない。
真面目な人程、撤退のタイミングを失ってしまう~現在、その25まで配信!
note.com/hayashi_hideomi/n/n91677a054ee5
◆こちらもnoteです!
【徳の政治(徳治)】を求めた天照大御神
~仲間同士で争い合っていてはいけない~『大國民讀本』を読む(15)
note.com/hayashi_hideomi/n/n539accbbb7fb
◆YouTube「綜医學(日本医学)と食事療法の関係」
「医食同源」~その基本は循環と調和
==========
●評論・随筆●
◆良識を持っている人たちが政治の主流になる。そのための方法とは…(8月20日)
「お陰様」、「お互い様」、「お先にどうぞ」といった精神(良識)が、まだまだ日本にはある。そういう思い遣りの心を集められないものか。
良識を持っている人たちが、世の中を支える主流となれないものか。また、そのための「良き方法」はないものか。
その一つを、25年くらい前から「コミュニティ互選民主制」という名前で提唱してきた。
簡単にいうと、100名の集まり(コミュニティ)をおこして一人の代表者を選ぶ。選ばれた代表者が、また100人集まって一人の代表者を選ぶ。
これを4回繰り返すと、1億人の代表が選ばれるという方法である。
人間がお互いをよく知ることのできる人数は、およそ100名らしい。
普段から互いの言行を見ている間柄が大事で、その中から「あの人なら信頼できるし、まとめ役を任せても大丈夫。きっと公利公益に立って政治を行ってくれる」という人を選び出す仕組みを作ろうという提案だ。
◆日本型民主主義とでもいうべき新制度を創ろう!(8月21日)
何千何万という票を得ないと当選できない現行の選挙システムでは、どうしても容姿や経歴・学歴などが優秀で目立つ人、攻撃的で声の大きい人、あるいは選挙資金の豊富な人などが優先的に選ばれてしまう。
そのため、国民の良識が必ずしも選挙結果に反映されず、おかしな議員が増えてしまうという問題が起きてきた。
現行の選挙が、もうこれで万全ということはあり得ない。公利公益に立った王道政治家を選ぶための、日本型民主主義とでもいうべき新制度を創ろうではないかというのが、「100名の中から1名の代表を選ぶ」という方法の提案だ。
いったいどうやって最初の100名を集めるのかといった課題はある。が、「民意の良識」を集めるシステムに育つかもしれない。
いわゆる「2・6・2の法則」の“中下方の票”を得て当選した政治家は、どうしてもその層の有権者に媚びを売ることになる。そうして、自ら私利私欲に(どっぷり浸かって)動かざるを得ないという弊害があった。それを打開する一案が「コミュニティ互選民主制」である。
◆天皇陛下の父親の父親の父親・・・が神武天皇(8月22日)
指導者の徳によって統治する王道政治。
それは、さらに我が国では皇道(こうどう)政治となっている。
皇道政治は、「皇位の継承」における「タテイトの連続性」によって、統(す)べ括(くく)られている政治のことである。
連続性は、天皇陛下の父親の父親の父親・・・と辿(たど)っていくと、初代・神武天皇に行き着くことになる「男系による皇位継承の仕組み」が基本となっている。
いわゆる「女系」だと、父親が別系統になってしまう。
女系は「別系」とも言うべきであり、分かり易(やす)く言うと、日本史上に登場した有力氏族である蘇我氏や藤原氏のチスヂ(血筋)で天皇が誕生することを意味する。
天皇の父親が蘇我○○や藤原○○になるということだが、そういう例は一件も無い。
◆どういうお方なら、国民の尊崇を集められるか…(8月23日)
歴史を見れば、やはり権力闘争の主役は男だ。抑えようのない男子の権力欲に一定の歯止めを掛け、無用の権力闘争を抑えねば平和は興(おこ)せず、平和を興せなければ国民は苦しむ一方となる。
成り上がりの権力者がどう望んでも、自分の「種」もしくは自分の息子の「種」で、天皇を誕生させることは出来ない。
神武天皇以来の男系男子の血筋でのみ、皇位継承が許されるというところが「歯止め」なのである。
その成り上がりが、外国人という場合もあり得る。もしも外国人の血筋によって新天皇が誕生すれば、それは異民族王朝に移行してしまったことを意味しよう。
天皇陛下は、国民尊崇の頂点に立っておられる。
どういうお方なら、国民の尊崇を集められるか。
そういう観点で考えれば、父親の父親の父親・・・が神武天皇に辿り着くということの尊さに、素直に気付けるものと思う。
◆天皇陛下は、世界中でただ一人のエンペラー!(8月24日)
神武天皇を初代に、現在の天皇陛下(今上天皇)で126代を数える。
また、神武天皇が橿原宮(かしはらのみや)で即位された年を「天皇元年(すめらみことのはじめのとし)」とし、令和6年は皇紀2684年となる。
現在、世界に君主国は27カ国ある。そのうち、「キング」ではなく「エンペラー」と呼ばれる御方は、世界で最も古くから続いている日本国の天皇陛下ただお一人である。
江戸時代、将軍をはじめとする大名が各地を統治した。その上に立って、日本国全体を統(す)べ括(くく)られるのが天皇であることから、ヨーロッパ人は天皇陛下をエンペラーと呼んだのである。
※橿原宮は、大和三山の一つ、畝傍(うねび)山の東南に地にあったという。
◆近現代思想の問題点…(8月25日)
個人中心、人間中心、物質中心・・・これらが近現代思想の問題点だと思う。
個人中心に行き過ぎて、先祖と自分がつながらない、自分と子孫もつながらない。
人間中心に行き過ぎて、自然や環境、動植物など、人間以外の存在とつながらない。
物質中心に行き過ぎて、心の働きが軽視され、物質と精神がつながらない。
明治維新以降、こうして日本人の意識がバラバラになってしまった…これをもとに戻せるのだろうか、戻すには考え方をどう切り替えたらいいのか。
◆人物と呼ばれる人にそなわっているもの…(8月26日)
明治維新以来の欧米化によって、日本人が日本らしさを失って久しい。
もういい加減に、日本人が本来持っている「人物の大きさ」を取り戻すときではないか。
そのために外してならない心得が、「経世」「慈悲」「共生」だろう。
「経世」は世代を超えた連続性のことで、生き方や在り方の長さを養う時間軸となる。
「慈悲」は人に喜ばれ、人を救うことであり、自分という人間が大きくなっていく。
「共生」は、人間ばかりでなく、あらゆる命や自然との関係性を広げる理念となる。
人物と呼ばれる人には、これら「経世」「慈悲」「共生」がバランス良く備わっているものと思う。
◆日本の原点は、縄文にある!(8月27日)
困ったときや、悩んだときは、原点に帰るといい。
真面目(まじめ)な日本人ほど、今、もやもやと悩んでいる。
約160年間お手本にしてきた「西の文明」が行き詰まり、これからどうしたらいいのか、よく分からなくなってしまったのだ。
そういうときこそ、原点に帰ろう。
国民の原点、それは、その国の基底文化(きていぶんか)にある。
基底文化は、基盤となっている文化のことであり、それはとても深い。
我が国の場合、その最下層に“縄文の在り方”がちゃんと存在している。
縄文の在り方こそ、日本再生の「深い原点」だと思う。
それを、みんなで探してみよう!