オホヤケ(大宅)と公(オホヤケ)

残暑お見舞い申し上げます。
台風5号が東北を横断中です。どうか被害がありませんように。

◆生きる喜びは感動によって得られ、感動は熱意×努力によって生まれます。  

喜びと感動を、この夏、一番に味わっていただける会をご紹介します。
8月18日やまとことばの日設立記念イベント、「やまとことばまつり」です。

語り部有志の皆さんが、最高の熱意×努力を準備に注いでくれました!
暑い夏を、ご一緒に希望の熱さで乗りこえましょう。
どうぞ、ふるってご参加くださいませ。

☆チラシはこちらです↓

☆お申込フォームはこちらです↓
docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd6ugmI5hc5f-VpvOz64xlK5wWvUyIaPtrOljdk0igI-4zDXQ/viewform

◆日記(8月7日~8日)
・7日(水)上京し空手道松濤會本部道場で稽古(約2時間)
夜は経世志塾で講義~郷中教育と松下村塾、そして林塾・政治家天命講座の教育
・8日(木)やまとことば姓名師養成講座(第4期)2回目オンライン講義
・11日(日)神武天皇陵参拝、空海が『大日経』に出会った久米寺に参拝、
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館見学

◆「孫子の兵法」が読み易いnoteに!
戦争は国の重大事。国民の生死が決まるところであり、国家存亡の分かれ道でもある。だから、しっかり考えねばならない。現在、その22まで配信!
note.com/hayashi_hideomi/n/n43f5576a501d

◆こちらもnoteです!
【徳の政治(徳治)】を求めた天照大御神
~仲間同士で争い合っていてはいけない~『大國民讀本』を読む(15)
note.com/hayashi_hideomi/n/n539accbbb7fb

◆YouTube「心身一如の綜医學」
物と心は一つ
体と心も一つ
分けないことで、何が見えてくるか?
心身一如で見えてくる綜医學…

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【ご案内】絵本「やまとことば神話」をもとにした古事記伝道講師である「言本師」(ことのもとし)養成講座(第8期)
8月1日から始まっていますが、今なら録画視聴で追い付いていただけます!
言本師養成講座の詳細は、こちらからどうぞ。
peraichi.com/landing_pages/view/kataribe/
お申込みフォームは、こちらです。
docs.google.com/…/1FAIpQLSdqsy…/viewform

【ご案内】「やまとことば姓名師」養成講座(第4期)
氏名は使命、大和言葉で自分も相手もよく分かる…
講座は少人数制で、じっくり取り組みます。
7月31日から始まっていますが、今なら録画視聴で追い付いていただけます!
詳細は下記からご覧くださいませ。
docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdpy0ZuLLaLyZjSD_V9eX-9DD6SURb-XcNKFFa-onBoZjulUA/viewform?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTAAAR3SCfthu5msJBeSVVOLMU2-sN00j8NX8xOknR-pPPndgeN7046_0lKRtFU_aem_lKWj3Qu5t6gLEZETOWwU3Q

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●評論・随筆●

◆オホヤケ(大宅)と公(オホヤケ)(8月6日)

良識派の国民がいるならば、良識派の政治家も必ずいる!
天下国家を救いたい、困っている国民を助けたい。

それを、公義の心という。公義の「公」はオホヤケと訓読みし、オホヤケは大宅で、大きな家をさす。その昔、大きな家にムラ長(ヲサ)たちが集まって、公の大事な課題を話し合った。

良識派国民の支持を受けた、意識レベルの高い政治家が集まれば、話し合いは自然とオホヤケの内容に向かうはず。それを担う、良識派の政治家を「推し」に選んでいきたいのである。

◆公益、国益、地球益(8月7日)

オホヤケは公益を生み、その中に、国益や地球益も含まれる。

公益の反対が、私利私益。私利私益による、自分勝手な要求を巧みに繰り返す人たちがおり、彼らとタッグを組んで、私利私益の世界に、どっぷり浸かってしまう政治家があとをたたない。与野党を問わず、政治は、そういう欲にまみれた世界となってきた。

公益、国益、地球益。これらを合言葉に、そこから脱却したい!
(※国益は、国全体の利益としての公益)

◆自分たちだけで固まり、他を排除するのは「良識派」ではない(8月8日)

私利私益ではなく、公利公益が大事。
それを基本に世の中を支えていくのが「良識派」で、彼らは実に立派だ!

などと言うと、良識派だけが偉くて、その連中だけで固まるつもりなのかと文句が出るかもしれない。当然のこと、君子的な良識派だけで集まり、他を排除しよう、などというわけではない。

そもそも良識派は、いつの時代にも現れがちな、○○警察といった偏狭な正義感から人を裁こうとする者たちとは違う。〇〇の多くは、道徳心に煽られた「私意集団」だった気がする。

良識派ならば、基本的にみんなを受け入れ、みんなのために生きようとするはず…この良識派が活躍する場を、これからどうつくればいいのかについて、「2・6・2の法則」を用いながら考えてみたい。

◆富士山の頂上から、なだらかに良識が広がっていく(8月9日)

真心、親切、利他、公益…。これらの精神が、良識派の基本となる。

社会の中にも、個人の中にも、基本的に良識は存在している。 
問題は、それをどう引き出すかだ。やはり、良識派が核となり軸となれば、世の中に本当の和というものが生まれてくると思う。

その和は、富士山の頂上から、なだらかに広がる裾野にたとえられる。頂上にはしっかりした良識派が集まり、良識派に賛同する人たちが裾野を形成していく。

いわゆる2・6・2の法則に置き換えれば、しっかりした良識派が2割、まずまず回りにあわせている人たちが6割、残りは、良識に馴染めない人たちとなる。

要するに、良識派が社会のまとめ役になれば、世の中全体の8割がまとまり、残りの2割も、その恩恵に浴してくるものと考えるのである。

◆自らの「徳」によって、世の中を治めていく!(8月10日)

良識派の国民がいれば、良識派の政治家も現れてくる。
それを、王道政治家と呼ぶ。

王道政治家を、どう見分けたらいいのか?
王道政治は「徳」による政治のことだから、「徳」のある政治家であるかどうかをチェックすればいい。

「徳」があれば、世の為人の為という「利他」の心や、人に喜びを与え、悲しみを取ってあげるという「慈悲」の心を持つことになる。
そして、「徳」を高めるために学び続け、修養を積んでいく。

まさに「徳」とは、品格や人間力のことであり、自らの「徳」によって、世の中を治めようとするのが王道政治である。
我が国では、「三種の神器」が王道政治の徳目をよく示してきた。

◆三種の神器と王道政治(8月11日)

皇位継承の証(あかし)とされる「三種の神器」は、日本の心をよく象徴している。

三種の神器は、鏡と玉(勾玉)と剣であり、日本人の徳性(優れた性質)を表すと共に、王道政治の徳目を示してきた。

ありのままの姿を写す鏡は、ウソいつわりのないマコトの心を、円満な玉は、分け隔てのない愛情や慈悲心を、鋭い剣は、悪を許さない勇氣や正義の心を、それぞれ象徴している。

これらの精神にのっとり、ウソを言わず、国民への慈愛を持ち、悪政を断つ勇氣を、良識として持っているのが王道政治家である。

◆王道政治家には本氣がある!(8月12日)

王道政治家は、日本の基底文化をよく理解し、世界人類の危機を冷静に受けとめている。

その活動は、意義と目的を明確にした上で、高い理念性を軸にしつつ進められていく。

一度はじめたら、成功するまで続ける根性(長期展望)と、続々と集まって来る仲間たちへの感謝の心を忘れない。決して、横柄な態度を取ったりしないのだ。

活動に関する提言は常に建設的であり、注目を浴びたいだけの軽薄さは無い。
ゲーム感覚で面白おかしくやろうという稚心も無い。

要するに、王道政治家には本氣があるのだ!