奇人や変人といわれるくらいの、天才や超人が出て来て欲しい!

こんばんは。朝晩、一気に寒さを感じるようになりました。
本当に、秋の無い気候になっているようですね。
明日は京都綜學院で講義します。安岡教学が演題です!

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●評論・随筆●

◆奇人や変人といわれるくらいの、天才や超人が出て来て欲しい!◆

「来年の目標を具体的に述べてください」という問い掛けに、抽象的な言葉しか返してこない人がいます。

たとえば、こんな答です。「来年は、よりよき日本のため、希望を持って生活することで、本当の自分らしく生きる一年にしたいと思う」。

この言葉は、あまりにも観念的であり、具体性がどこにもありません。「よりよき日本」とは何か、「希望を持った生活」とは何か、「本当の自分」とは何か。要するに、言葉の意味するところが全く不明です。

言葉に力が無いから、何も起こせず、誰も寄って来ず、実現力はゼロといわざるを得ません。

その昔、具体的で極めて実現力の高い言葉がありました。1961年5月に出された「アポロ計画」です。

そこには「1960年代の終わりまでに、月面に人間を着陸させ、安全に地球に戻すこと」という、具体的な目標が示されていました。

いつまでに、どこへ向かって、何がなされ、どうなるのか、といった具体性が、全て揃っているではありませんか。

現代の我々も、「2020年代の終わりまでに」や、「令和10年までに」といった期限のもと、何をどこまでやって、どうなるのかといった、具体的な目標を設定することで立志大成を図るべきかと思います。

但し、ただの秀才には、これが出来ません。やる事が決まってから能力を発揮することになる秀才ばかりが集まったところで、千年経っても新しい動きは起こせないでしょう。

やはり、奇人や変人といわれるくらいの、天才や超人が出て来ないとどうにもならないわけです。

そう、この文を読んでいるあなたこそ奇人・変人です!一緒に顔晴りましょう!