こんにちは。西洋文明の老朽化が、ますます顕著になって来ました!
◆日記(6月24日~25日)
・24日(土)林塾「政治家天命講座」第18期・水無月例会一日目講義
日本語の特徴と大和言葉~これからの言語政策
・25日(日)林塾「政治家天命講座」第18期・水無月例会二日目講義
大和言葉が示す日本思想~その世界観と人生観
「旧廣島陸軍被服廠」を見学
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●評論・随筆●
◆仕事は同じ事の繰り返し、但しマンネリになってはいけない!◆
ある槍使いが、その最期に一番弟子を呼んで遺言しました。「もうおまえには当流の奥義を余すことなく伝えた。今さら言い残すことは無いが、ただ一つだけ言っておく。もし弟子を取ろうと思ったら、毎日竹刀を手に取るように。実戦の立ち合いなら尚更だ。」(『葉隠』)
槍の師匠の遺言が、毎日竹刀(槍用の竹刀)を手に取れという、極めて単純な言葉であったことに驚きます。研修も、講話を聞き、本を読んで頭で分かったというだけでは役に立ちません。それを実際にやってみて「体験」し、さらに毎日実行することで「経験」にまで高めないと、体得すなわち身に付くところまでいきません。経験の「経」にはタテ、タテイト(タテの筋)の意があり、年月を積み重ねて体得していくことを意味しています。
どんな事でも、一回でも体験すると違います。でも、やはり経験と呼べる域まで継続しないと、人生に意味をなしません。経験不足とは、細切れの体験ばかりで、まだ経験に達していないという、鍛錬の貧困な状態を言い表している言葉であるとも言えます。
そして、鍛錬というからには、何も考えないでただ漫然と同じ事を繰り返し行っているのではなく、少しずつ進歩向上するよう、そこに「氣を入れる」ことが必要になります。56歳の今も現役サッカー選手として活躍している三浦知良氏は、毎日実施している自主練習の際、それが流れ作業にならないよう留意しているのだそうです。
例えば、「体幹トレーニングであれば体幹のどの部位を意識し、負荷を感じつつやれるかが生命線」であり、「それが「早く終わらせたい」と気が緩むと、なんとなくこなして終えてしまう。この「こなす」になれるのが一番良くない」とのことです。
また「相手を置かないパス&コントロールの練習なんて、ひたすら同じことの繰り返しだ。これも、相手がいると想定してボールを止め、蹴るのと、漫然とこなすのとでは、同じ反復でも成果に大きな違いが出る」と述べています。(令和5年6月23日付日経新聞朝刊「サッカー人として 三浦和良 「こなす」に慣れる危険」)より。
何事であれ、仕事としての作業は、気の遠くなるくらい「同じ事の繰り返し」です。一見、人前で派手なパフォーマンスをする分野の仕事であっても、やはり「練習の積み重ね」という地味な部分がプロとしての技と実力を支えています。
ですから、この「同じ事の繰り返し」を如何にして充実させるかというところに、仕事で成長し、仕事で人生を充実させる秘訣が眠っているのではないかと思うのです。
そこで、今一度自分の仕事や活動において、「同じ事の繰り返し」である作業の見直しを図り、それを意識して行えるよう、なぜその作業を行うのかという意味・目的を再確認してみたり、やり方の工夫や新味を加えてみたりするなどしては如何でしょうか。
筆者の空手の鍛錬は道場が東京にあるので、上京した折しか稽古に通えず、月に1回きりのときもあります。それだけに、日々の自主稽古(月に20数回)が重要になります。でも漫然とこなしてしまうと却って動作に手抜き、つまり楽なほうへ動こうとするクセが身に付いてしまってダメです。やはり、自主稽古だからこそ敵を意識して修練しないと、武道の体験にはなっても経験には程遠い状態で終わってしまうというわけです。本号は、いつもの大胆な決断を促す文ではなく、敢えて足元を充実させるための内容を書きました。(政経倶楽部・総研レポート第74号より)
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【ご案内】「言本師(ことのもとし)」養成講座(第6期)
大和言葉で記された日本神話の古事記を、大和言葉の音義(一音一音の意味)をもとに読んでみませんか。
その冒頭に「宇宙のはじめ」「地球の成立」「人間の登場」が順序よく示されていることに大きな感動を起こされるでしょう!
一昨年、それを絵本にしました。
絵本をもとにした大和言葉の指導者が「言本師(ことのもとし)」で、言本師は絵本の語り部である「言伝師(ことつたえし)」の育成も行います。
これまで言本師養成講座を5期に亘って開き、現在6期生を募集しています。
講義は全4回です(その間にフォローアップセミナーがあります)。
web受講:令和5年 8月22日 9月19日 10月17日の18時半~21時
会場受講:令和5年11月23日10時~17時( 実習、資格審査、修了式 )
※オンラインフォローアップ:第1講から第3講の各講座ののちに、試験対策や
言本師としての活動を支援するための会をオンラインにて開催いたします。
受講規約
drive.google.com/file/d/1ysL8zmBGAiKPUxQr3nH2rTNXOCy_M6vq/view
第6期お申し込み
form.run/@kotonomotosi6
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【ご案内】「やまとことば姓名師(せいめいし)」養成講座(第2期)
日本語の一音一音には、発声の仕組みによって生ずる意味あります。それを音義(音の意味)といいます。私たちの運命は、言葉の響きとその意味によって左右されると言っても過言ではありません。
一般社団法人「やまとことば語り部養成協会」では、音義に基づく姓名判断の方法を分かり易く伝授する講座を開いております。
それが「やまとことば姓名師」養成講座です。人名はもとより商品名や会社名などについても、その願うところや目指すところに相応しい名前を、大和言葉で考案する手法を身に付けていただきます。
ただいま9月から始まる「やまとことば姓名師」養成講座・第2期生を募集しています。9月~12月の間に、平日夜オンライン受講5回+日曜日会場受講1回にて開催します。詳しくは下記をご覧ください。
「やまとことば姓名師」ホームページ
peraichi.com/landing_pages/view/yamatokotoba-seimeisi/
「やまとことば姓名師」お申込みフォーム
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