こんばんは。本日の浜松は暑い!気温26度の夏日となりました。
WBC世界一、本当におめでとうございます。日本改新に勢いが付きましたね!
◆日記(3月21日~23日)
・21日(火)東林志塾で講義~国是三綱領、論語のまとめ、講座盛り上げの心得
・23日(木)オンライン国学の世界観講座(第二期)第3回カムナカラ(存在)前編
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●評論・随筆●
◆世界は最激変期に突入?! 文明法則史学をもとに現下の世界情勢を読む◆
文明800年周期交代論を説く文明法則史学(村山節先生)によれば、21世紀は東西文明の交代期であり、2025年頃~2050年頃がその最激変期となる。欧州は衰亡し、アメリカは衰退。その一方で、アジアは興隆。まさに現在、その転換が目の前で加速している。
東西文明の交代に対して、欧米は「東の文明圏」の台頭を嫌っているように見える。特に、次の3方面に意識を注いでいるように思う。核問題を抱えるイラン、ウクライナに軍事侵攻したロシア、台湾に武力侵攻しそうなチャイナである。
これら3方面は、全て「東の文明圏」に属している。イランはかつてのペルシャ帝国の再興を目指しており、西アジア(=東の文明圏)に位置している。ロシアは元来西欧とは異質の国であり、ウラル山脈以東はアジアに属している。それからチャイナは、東アジアを代表する大国としての歴史と文化を持っている。西の文明圏からすれば、これらの国を抑えることで、欧米主導の支配構造を維持したいと考えるのは当然であろう。
さて、中東ではアメリカの存在感が低下し、代わりにチャイナとロシアが影響力を強めている。チャイナはイランとサウジアラビアの外交正常化合意を仲介し、ロシアはモスクワを訪問したシリアのアサド大統領と会談。これによりアメリカとサウジアラビアの間に「すきま風(3月22日付日経新聞7面中東図)」が吹き、アメリカが嫌うアサド政権が擁護されていく。
そうして、チャイナの習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が接近し、習氏はモスクワでプーチン氏と会談(3月20日・21日)。両国はアメリカへの対抗で結束してきており、経済協力や軍事協力も進めている。習指導部は「台湾有事に際してロシアの協力を取り付けて米欧日の行動を阻止したい考え」(5月22日付日経新聞2面)とのことである。
それに対し、台湾は蔡英文総統が訪米(3月30日・4月5日予定)し、アメリカとの強い関係を示そうとしている。また2024年1月には台湾総統選があるが、台湾統一を目指すチャイナは台湾野党・国民党との距離を縮めるなどして、親中勢力を増やそうとしている。
習氏は、全人代で国家主席の3期目入りを決めている(3月10日)。最高指導部の要職は側近で固められ、習氏に諫言出来る人物はいなくなった。アメリカに対抗する体制は整ったかに見えるが、独裁者への過度の権力の集中はやはり危うい。
チャイナによる台湾侵攻が日本にまで及ぶとすれば、我が国はアメリカ・台湾・韓国などと連携しつつ、その膨張を食い止めねばならない。だがアメリカは、もはや老大国だ。後ろ盾と思っていたところ、振り向いたら姿が見えずということがありはしないか。それに合わせて、チャイナとロシアの後押しを受けた北朝鮮が韓国に攻め入る可能性もある。
緊張感の中、我が国は何としてもチャイナの侵略を防がねばならないが、全面戦争に突入してもならない。下手をすれば沖縄など南西諸島はもとより、九州や中国・四国地方までチャイナに占領され、北海道から東北はロシアに奪われるという事態すら起きかねない。
経済で世界が一つになったから、もう戦争の時代は終わった。少なくとも日本の周囲で大きな戦争は起きまい。そういう思いは幻想だったのか。世界の指導者らを異常心理が覆ってしまえば、連鎖反応的に世界大戦へ突入する恐れがある。覇権国家でもいいから世界全体をリード出来る大国があるうちは、まだ秩序があった。最激変期の今、もうそれは無い。
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