では日本国の肇まりは、どうであったのでしょうか。我が国では、天照大御神(あまてらすおおみかみ)という宇宙全体を照らすくらい尊い神様が神々を率(ひき)い、高天原(たかあまはら)という高貴(こうき、立派でとうといこと)で広々とした場所で熟議(じゅくぎ、よく話し合うこと)されました。そして、この世に平和を建設しようという方針を立て、大御神の孫にあたるニニギの尊(みこと)を高天原から降(くだ)らせました。
連載
No.7 日本の原点は建国の精神にある!
2 大日本主義は世界のお手本となる
人間はそれぞれ家庭生活を営んで生きています。それを無視して、すべての人を一カ所に集め、まるで牧場の羊の群れのような単調(たんちょう)な生活をさせることはできません。
No.6 大日本主義は、日本に限定された考え方ではない
1.大日本主義は、日本に限定された考え方ではない
大日本主義は、全ての日本人に共通する主義(考え方)でなければなりません。それによって進めば、国家も国民も共に栄えていくのが大日本主義です。日本主義である以上、まず日本を大事にし、日本人であることを大切にすることから始めます。
と同時に、注意しておきたいことがあります。日本を大事にし、日本人であることを大切にするといっても、外国の利益(りえき)を無視し、自分たちだけ豊かになればいいという狭(せま)い考え方ではないということです。
No.5 第2章 大日本主義の確立(日本人として生きることの決意)
前章で述べた通り、個人も国家も優秀(ゆうしゅう)になるには、しっかりした主義を持ち、ぐらぐら揺れることのない不動の方針を立てねばなりません。
ところが、我が国の思想界(考え方の世界)は混沌(こんとん、はっきりしないようす)としていて、これからどこへ行こうとしているのか全然分かりません。国家を支える大思想の、その本流(ほんりゅう)が確立していないのであり、これ以上の国家の大患(とても心配な病気)はありません。
No.4 無主義では滅びてしまう
どこへ行くのか分からない活動や、方針のない努力ではダメだということくらい誰でも分かりそうなものですが、実際には無主義の人が多いことに驚きます。
部分的で一時的なことなら方針があるのだけれども、大局的(広いこと)で長期的(長いこと)な大方針となると、まったく考えられていない場合が多いのです。
No.3 主義は生命(主義は大方針であり、物事(ものごと)を進める原動力)
また、主義は目標であり、一つに定まった大方針ともいえます。定まった方針のもとで努力すれば、その活動に意味が出てきます。
個人も集団(しゅうだん)も、まず「どう進むのか」という主義・方針を確立(かくりつ)しましょう。そして、忘れていることや抜けている点がないよう、しっかりした計画を立てます。そうすれば、本当に面白味(おもしろみ)のある活動になるはずです。
No.2 第1章 序説(最初の言葉)
1、大国民の要素(立派な国民になるために必要なこと)
イギリス(英国)という国がヨーロッパにあります。イギリスは日本よりも小さな島国でしたが、やがて地球上の4分の1を領土に持つ世界一の大国になりました。大国への成長は、偶然(ぐうぜん)起こったわけではなく、そうなる理由がありました。イギリスには、立派な国民になるための精神の本流があったのです。
No.1 はじめに「日本人の精神の本流を取り戻せ!」
下記連載は、昭和2年出版の、文部省認定・林平馬著『大國民讀本』の内容をこども向けに“翻訳”したものです。戦前の日本の実態をよく知り、これから祖国再生を進める上で、心得とすべきことが沢山出てまいります。
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人間は誰だって平和が好きです。平和は人々の最高の願いです。ところが世界の実情(じつじょう)は、争いと不安の中にあり、いつも動揺(どうよう)しています。世界は今、暗い雲に覆(おお)われたまま行き詰まっている状態(じょうたい)です。
No.92 為せば為すほど不争となる
◇本来の自分に、如何にして復帰するか◇
文明生活の中で、溢れんばかりの情報や物、複雑な仕組みに囲まれて、我々は本来の自分を見失ってしまいました。翻弄される日々を過ごしていれば、自分の頭で考えることや、自分の体で感じることを忘れてしまうのも当然です。
No.91 無意味な争いに明け暮れない済む社会こそ、老子が理想とした世界
◇イギリス・フランス・アメリカと、ドイツ・イタリア・日本の戦い◇
歴史を振り返ってみれば、第二次世界大戦の原因も経済の混迷にありました。ニューヨークの株価暴落から始まった世界恐慌は、イギリス・フランス・アメリカなどの先進諸国に、自国保護を目的としたブロック経済政策を推進させることになります。本国並びにその属領を関税などで優遇して結束を固め、自給自足を営むための閉鎖的な経済圏を作ったのです。