No.86 紀元~国の歴史を年数として数えることの尊さ

4 歴史的優越(れきしてきゆうえつ、日本は歴史が優れている)

我が国は、その位置する場所が優れているということを述べました。さらに、どの国と比べても歴史が優れています。

日本の歴史にも、皇室が身内(みうち)で争ったり、臣下の中に不忠(ふちゅう、忠義に外れていること)の人間が出てきたりしたことがありました。でも、それが試練(しれん)となり、必ず忠臣(ちゅうしん)が現れて皇位(こうい、天皇の位)が守られてきました。

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No.85 この二つの理由によって、日本は必ず世界に雄飛することになるだろう

日本列島が民族を養う場所として最善(さいぜん、最もよいこと)であったのは、決して昔の話ではありません。今後も日本は大使命を果たす上で、最も素晴らしい場所なのです。

現実に東西の文明(東洋文明と西洋文明)は、我が国によって融合(ゆうごう、合わさって一つになること)されつつあります。今や世界の潮流(ちょうりゅう、時代の傾向)は、太平洋を舞台に日本を中心として形成されつつあります。

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No.83 神風が吹くことを、あてにしていてはいけない

我が国体(こくたい、国柄)と我が民族の優秀さをフランス人が認め、日本と日本人の使命を誉(ほ)め称(たた)えてくれたという話をしました。

でも、一言注意しておきます。日本国民は、決して思い上がってはいけません。もしものときは、神風(かみかぜ)が吹いて日本国を助けてくれると思っている人がいませんか。日本を助けるための神風(かみかぜ)が、いつでも吹くと思ってはなりません。神々の助けが必ずあるとして、他をあてにしているようではいけないのです。

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No.82 あるフランス人の見方~日本の栄光は、これから先にある!

フランス人のポール・リシャール氏が、次のように言われました。

「どの国よりも優れていて、栄誉(えいよ、輝かしい誉れ)ある日本国民の皆さん。どうか、すでに与えられている栄誉を自慢するのではなく、あなたの国に元々(もともと)備わっている使命を誇ってください。

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No.81 国民や民族の優秀性は、その精神で決まる

2 民族的優越(みんぞくてきゆうえつ、日本民族の素晴らしさ)

人類には人種(じんしゅ)の違いがあり、白人・黒人・黄色人などに分けられます。白人は肌の色で優劣が決まっていると考え、白人が一番優秀であるとしてきました。しかし、その考えは根本的に誤っております。

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No.80 国旗を素直に掲揚しよう!

国旗について、国民の皆さんにお願いしたいことがあります。国旗は国家の象徴ですから、祝日(しゅくじつ)はもちろんのこと、国家的な慶弔(けいちょう、結婚などのお祝い事と葬式などの悲しいこと)を表すときに素直に掲揚(けいよう、高く掲げること)しましょう。それは、国民の大切な義務であり誇りでもあります。

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No.79 国名は日本、国旗は日の丸~太陽主義を象徴

国名について
我が国を「日本」と呼ぶのは、一体いつ頃からなのでしょうか。その説はいろいろありますが、太陽主義の我が国を称(しょう)して日本を呼ぶのは偶然(ぐうぜん)ではないと思われます。名(な)は体(たい)を表すというように、名前は本当に大切です。

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No.78 日本のような立憲君主制の国は、簡単には建てられない

我が国では、皇室と国民の関係は、本家と分家の間柄(あいだがら)のようなものです。国民のつながりは、兄弟や姉妹の関係を、国全体に広げたものと言えるでしょう。

それが日本の国柄ですから、国家をまとめる基本は、自然に本家と分家の秩序(ちつじょ、正しい順序や整った決まり)を基盤とすることになります。統治の権限については、本家を代々受け継いできた天皇が保持するのがふさわしいのです。その結合は、順良で美しい親子愛や夫婦愛、兄弟愛が基礎となっています。

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