No.41 人間に人格があるように、物にも物格がある

紙一枚や、火をおこすときに使う炭(すみ)の欠片(かけら)一個も、それを生かさずに捨ててしまうようではいけません。10キログラムの荷物を背負えない者が、100キログラムの荷物を背負えないのと同じで、一滴の醤油(しょうゆ)や一本のマッチ、小さな電灯(でんとう)の灯りをムダにしてしまい、大切にできないような者に、人間と人格を尊重することなど、できるはずがありません。

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No.40 どの程度仲の良い集まりなのかは、人格尊重の度合いに比例する

8 人格及び物格の尊重(人にも物にも、それぞれ個性と価値がある)

「その人らしさ」を人格といいます。人格は、人によって違うところの、人間性や人柄(ひとがら)のことです。人によって違うのですから、人格尊重とは、一人ひとりの個性尊重に他(ほか)なりません。

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No.39 団子哲学(だんごてつがく、一つの存在は、多くの協力で成り立っている)

今から述べることは、光りの原理の応用だと思って下さい。

米の粉(こ)が「俺は団子(だんご)の本体だ。この俺がいなければ、決して団子はできない」と威張(いば)っていたとします。そこで、米の粉をそのまま3年置いたままにしたらどうなるでしょうか。そのまま自然に団子に変わるということはありえません。

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No.37 赤は赤だけ、青は青だけでやろうとするからダメ

6 光りの哲理(光りが教える、生命が成り立つ仕組み)

太陽は、人間にとって大切な道義や道徳のお手本を示しています。そのことは、すでに述べた通りです。さらに、一切(いっさい)の平和の根本であり、生命の本源となるところの、光りの哲理を教えてくれています。

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No.34 欲を出して要求するから怨みが起こる

太陽は、生命の源(みなもと)となる光と熱を、あらゆるものに与えています。
それなのに、御礼(おれい)を求めたりしません。人間は、雨が降ったときに傘(かさ)を貸しただけでも、相手から御礼を言って貰わないと不満を感じてしまいます。なんという醜(みにく)い心でしょうか。

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No.32 太陽は正義の実行者

正義(せいぎ、筋の通った正しい道)

正という漢字は、一に止(とど)まると書きます。気持ちが揺れていると、どちらかに決めることができず、二股(ふたまた)をかけるようになります。
そういうあやふやな態度は取らないで、一つの事をきちっと守り、心を乱さないでいるようすが正です。すなわち、迷いが消えて、意志が定まった状態が正なのです。

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