「21世紀は人類にとって大変な時代になる。しかし大混乱を救うカギが東洋にある。これからお前は東洋を学べ」。
これは筆者が高校2年生(17歳)のときに受けた「天からのメッセージ」で、このときから「東洋」を綜合的に学ぶことになる。
ほぼ同じ頃、高校生へのアンケートがあり、「将来の志望職業は何ですか?」という問い掛けを受けた。それに対して筆者は、「東洋武術、東洋医学、東洋宗教、東洋哲学等の東洋文化の研究家になるつもりであります。」と答えている。
(福祉事業の学習会出席者へのアンケートから)。
では、どういう大学に進学したらいいのか。進学資料室で探してみたが、どうもピンと来ない。○○学概論という「細分化された科目」を見ただけで、ここではないなと思えてしまうのだ。そこで、実学からはじめるのがいいだろうと考え、鍼灸指圧などの東洋医学を学ぶ専門学校に進学することにした。
それが、東京四谷にある東京高等鍼灸学校(現・東京医療専門学校)だ。そこで3年間学ぶ間に、先述した諸先輩や、大和言葉・国学の師匠である河戸博詞先生、文明法則史学の村山節先生、東洋思想の大家である安岡正篤先生と出会うことになる。(ヨガの沖正弘先生には、高校3年生時に師事している)。
従って、もしも普通に大学進学していたら、大和言葉にも文明論にも東洋思想にも、特別接すること無く終わっていただろう。
こうした、自分を導く何らかの「目に見えない力」や「働き」があるに違いないと、筆者は体験的に信じている。その後の人生においても、「政治家にならない(なれない)よう執拗に仕向けられる」ことなど、背後から誘導されているとしか思えない現象が度々起きた。
日本は必ず甦る、そして危機を乗り越えて人類はきっと救われる。私は、それを強く確信している。なぜなら、何らかの「目に見えない力」が確かに存在しているからである。その力や働きが、筆者ばかりでなく多くの人たちに対して、覚者や志士となって世界を立て直すよう働き掛けているからである。(続く)