大阪関西万博にヒントあり~人間進化都市構想

こんばんは。ロシアによるウクライナ侵攻から、国防について学ぶべき点が沢山あります。今後、世界に起こる出来事に対して「けしからん」と憤り「大変だ」と嘆くだけでは何の意味もありません。全ての出来事を、国益を守るために生かし切るところに指導者の役割があります。そういう時代に入りました!

◆2025年に開催される大阪・関西万博のコンセプト「未来社会の実験場」に注目したいと思います。万博で展示される最先端の技術の中に、人間進化都市のヒントとなるものが多数存在するはずです。

◆日記(27日~29日)
・27日(日)林家菩提寺に墓参りし、実家の両親を見舞う
・28日(月)四国中央立志会幹部社員研修でオンライン講義~ウクライナ侵攻と世界情勢
・29日(火)国会綜學勉強会(第62回)で講義~安岡正篤「東洋宰相学」前編

【ご案内】
☆東京・経世志塾 令和4年度・第2回 4月6日(水)午後6時~8時45分
唐太宗の言行録『貞観政要』~名臣たちとの問答をもとに編纂された帝王学の書
リーダーの心得、組織のまとめ方、人財の育て方などを学びます!
オンラインでも学んでいただけます。詳しくは下記からどうぞ↓
20220406.peatix.com/view

★政経倶楽部連合会・大阪支部例会
日時:4月13日(水)午後6時30分~8時15分
演題:松下幸之助は、なぜ松下政経塾を建てたのか~その政治への情熱
会場:大衛株式会社 都島区都島本通2-2-16
会費:政経倶楽部会員・林塾関係者 2千円、ビジター 3千円
申込先 :菊池070-6923-5866
kikuchi@eisei-kousya.jp

★「側近學」合宿
仕事の苦労は人の苦労。人事や人間関係で、心を痛めている方にお勧め!
日程:4月22日(金)13時~23日(土)12時 (受付12時30分)
参加費:4万5千円(受講料:3万円・宿泊費:1万5千円)
※修了証を発行いたします。
定員:20名 (宿泊できる方に限ります)。ただいま残席7名様です。
会場:TKPリゾート レクトール熱海小嵐(温泉です!)
下記の申込みフォームから、住所、氏名、連絡先等を入力してください。
forms.gle/sHj8ygBfLxL7nztG9
折り返し、振込先、合宿当日のタイムテーブル等、連絡いたします。
主催:東京綜學院 側近學研究会
連絡先:佐藤 TEL:090-7411-5082
Mail:satomasa.tsougaku1st@gmail.com

★古事記の語り部、言本師(ことのもとし)を募集しております!
現在、8月からの第四期生を募集しております。ただいま残席5名様です。
詳しくはホームページをご覧くださいませ。
peraichi.com/landing_pages/view/kataribe/

●評論・随筆●

◆大阪関西万博にヒントあり~人間進化都市構想◆
(人間生活が進化していく都市)

令和2年1月に発表した「人間進化都市」構想について改めて述べたい。これは、スマートシティやコンパクトシティに近いもので、100年をかけて日本を創成する要となる。

◇これまで6個のSS(社会秩序)が登場し、それぞれ目を見張る土木築造物が存在した。
・大和朝廷時代(古墳時代の上古SS)~前方後円墳
・奈良平安時代(律令時代の古代SS)~五重塔など仏教寺院建築
・鎌倉室町時代(前期武家の中世SS)~武家造り(書院造り)の日本家屋
・織豊徳川時代(後期武家の近世SS)~天守閣など城郭建築
・明治維新から敗戦まで(近代日本SS)~西洋近代建築
・1945年から2010年頃まで(戦後準SS)~超高層建築

続く新日本SSでは、単なる建築物ではなく都市(人間進化都市)の建設になると予想。

◇人間進化都市では、一個の都市自体に、可能な限りの“自給自足”機能が備わっている。
・エネルギーは輸入化石燃料や原子力に頼り過ぎない~メタンハイドレート、木材チップ、藻油田
・電力は太陽光や風力の他、大小河川などから得る自然エネルギーからも確保する近距離発電の整備を~自家発電装置、微風で回る風車、小規模水力発電装置 ※原子力発電所は将来的に廃止へ(テロ攻撃の標的となる危険性あり)
・台風はエネルギーの固まり→進化都市のエネルギーとして吸収する仕組みをつくる
・水は雨水・地下水・河川などで調達し、上水道だけに頼らない
・食糧の確保と自給~休耕田・休耕畑を活用して各種イモ栽培、他いろいろ
・里山暮らし推進~小規模中山間地農業の見直し
・建築資材は地域産の材木を加工強化して使用 ※鉄鋼は今後も必要~防災や設備投資など
・資源の見直し~ゴミは宝の山(都市鉱山) →都市毎に希少金属を取り出すシステムを保有

◇人間進化都市の在り方~地方再生の基盤となり、日本はやがて人口増に転換する!
・地方の災害に強い場所を選定し、安全な基盤の上に「自然知」に基づいて建てていく ※自然知~自然の原理や法則
・感染症にも強い街づくりを進める         
・AIを生かした安全・安心・安定した暮らし~人間はもっと生きることを楽しむべき
・人間進化都市では「高徳通価」が流通~役立ち合い喜ばれ合うことにポイントが付く
・進化都市から他の地域への移動は、全自動運転の「空飛ぶ車」が基本 ※重厚な交通インフラが不要になる
・都市の政治代表は互選で選ぶ~「コミュニティ互選民主制」(出たがり屋NO!)※100名のコミュニティから1名の代表を選ぶ →これを4回繰り返せば1億人の代表となる

◇その他、医療や教育において人間進化都市に必要と思われること。
・免疫医療の充実~免疫力向上のための東西融合全体医学や東洋健康法
・セキュリティ向上~個人、企業、団体、都市、国家など各段階で「守る力」を整える
・サバイバル力強化~自然の中に身を置かれても生き残ることの出来る知恵の獲得
・遠隔教育の確立~ビデオ会議やオンライン教育などの一層の進化
・公益経済~私益膨張資本主義に替わる共生文明を支える原理、地域経済生態系を再生

◇2025年に開催される大阪・関西万博のコンセプト「未来社会の実験場」に注目したい。万博で展示される最先端の技術の中に、人間進化都市のヒントとなるものが多数存在するはず。(以上、総研レポート第59号より)