本暦新年明けましておめでとうございます。
これからも何卒宜しくお願い申し上げます。 綜観 拝
【奉祝行事のご案内】
2月11日建国記念の日(紀元節)に、日本肇国の精神について出口光先生と林英臣によるダブル講演が行われます。
日本の原点に立ち返って、肇国(くにのはじめ)を奉祝する場になります。
リアルとオンライン参加どちらも可能で、後日アーカイブ視聴も可能ですので、ぜひともご列席くださいませ。
日時:2月11日(建国記念の日:紀元節)
主催:京都メキキ25周年記念祝賀会
主題:「万物活命」日本建国の精神
祝賀会・懇親会の詳細とお申込みはこちらから↓
mekiki.sukumane.biz/sukumane/event/detail/782
【ご案内】日本的経営の根本道場!経世志塾(東京)
年間テーマ「東洋思想と帝王学」リーダーには、リーダーとしての学びが必要
第1回 2月2日(水)午後6時~8時45分
『帝範』唐太宗の撰。トップの自覚と心得~同志と呼べる優れた部下を捜せ!
『臣軌』則天武后の撰。側近の役割と心得~賢くて自分勝手な人組織を滅ぼす!
リアル会場:お茶の水エデュケーションセンター
東京都文京区湯島1-6-1 TONEGAWA 2ビル 5F御茶ノ水駅より徒歩約6分
@東京・お茶の水会場およびZoomによるハイブリッド開催
(経世志塾オンラインにはじめて参加される方は参加費無料!)
ex-pa.jp/item/38947
☆「京都綜學院 林ゼミ」第3期・2月例会
日時:2月6日(日)午前10時~午後4時
演題:いよいよ大激変期!文明法則史学と約40年前に示された「今後の予想」
会場:ちおん舎(中京区)
お問い合せは小笹嘉洋(おざさよしひろ)さんへ ozasa57577@docomo.ne.jp
☆今啓林綜學会(神戸)2月7日(月)午後6時半~9時
・世界と日本の最新情勢解説~日本政経連合総研レポート最新号等より
・じっくり味わい、人生の骨格を養う「論語」講座
・孫子の兵法・第10回「地形篇」~勝つためには、地の利を得よ!
会場:神戸一宮神社 社務所
参加費:ビジター3000円 ※直接お越しいただいても大丈夫です。
◆日記(1月28日~31日)
・28日(金)京都メキキ25周年記念祝賀会のオンライン打ち合わせ
・30日(日)林家菩提寺に参詣し、実家の両親(父90歳・母88歳)を見舞う
・31日(月)四国中央立志会・幹部社員対象オンライン講義~公益経済と公益経営
●評論・随筆●
◆新文明へ向かうための明確な方向性、その短期・中期・長期…◆
日本は、国家としての明確な方向性が問われる時代に入った。アメリカに付いていくのか、それともチャイナを選ぶのか。米中両方に笑顔を振りまくことは、もはや許されず、さりとて一国主義も不可能だと。
そのくせ米中は、互いに相手を頼りにし合っている。昨年、米中間の貿易による相互依存関係は益々強まり、アメリカ自身、14億人による市場を失うわけにはいかない状況にあるというのだ…。
それはさておき、チャイナ政府は、今年3月からインターネット上の布教(宗教)活動を原則禁止にするという(1月6日付日経新聞)。一見、強固な体制を確立しているかに見えるチャイナだが、強権国家ゆえの脆さがある。
チャイナは今、社会秩序の過渡期に位置している。清朝SS(ソーシャルシステム・社会秩序)が1911年に終了して以来、百年を超える長い“谷間”にあり、過渡期に登場する不安定な覇権体制が現下の中共政権なのだ(文明法則史学)。
チャイナの悩みは尽きない。出生率が低く(1,3%)、人口減少と急速な高齢化が心配されている。それに伴って経済が減速し、2020年代後半あたりから動揺が現れてくるとも(ピークを越えて衰退に転ずる)。
チャイナは革命の国であり、各王朝は常に革命勃発への不安を抱いてきた。強固な監視システムを張り巡らしているのも、経済不安等をきっかけとする人民の蜂起を恐れているからだ。
そういうチャイナに、そもそも西欧型の民主主義は合わない。選挙によるデモクラシーではなく、汚名を残すことを嫌う「面子の文化」が悪政への抑止力を発揮してきたのだ。
中共の指導者は、アメリカに潰されないよう必死となっている。それは、汚名ではなく名誉を残したいからでもある。
日本に対しては、常にその後ろにいるアメリカを意識してきた。
チャイナはまた、伝統的に南下政策を展開してきたロシアへの警戒心も緩めてはいない。チャイナが掲げる一帯一路構想を進めれば、旧ソ連圏の中央アジアの国々を取り込まねばならなくなるが、当然のことロシアはチャイナの膨張を嫌がる。ロシアとしては、アメリカに対抗しつつ、チャイナの膨張を抑えることにも躍起とならざるを得ない。
世界を横から眺めたとき、欧米は「東の文明圏」の台頭を嫌っているように見える。アメリカは、核問題を抱えるイランと、ウクライナに軍事侵攻しそうなロシアと、台湾併合の意図を持つチャイナの3方面に意識を注いでいる。
イランはかつてのペルシャであり西アジアに位置し、西欧とは異質の国であるロシアは極東に広がる国土を持ち、中台は言うまでもなく東アジアそのものだから、欧米にすればこれらを抑えたくなるのは当然のことだろう。
そうした中で、日本はどういう方向性を持つべきか。基本線として、国家防衛の備えを固めつつ、決定的な対立を防ぐよう英知を発揮せねばならない(アメリカの“野蛮な思惑”によって日中が戦う最悪の事態は断固避ける)。
短期的には、アメリカとの同盟関係を保持し、台湾との絆を深めつつ、チャイナによる軍事侵攻を防ぐ。オーストラリア、インド、英仏などとの連携も深める。
中期的には、敵基地攻撃能力も整えて自主防衛力を強化。その上で、互いの読み違いが起こらないよう、チャイナとの対話を密にする(新・対等外交)。
長期的には、東アジアの連帯によって新アジア文明を興したい。つまり、短期・中期・長期という時間軸を見定めながら、米中二大国との関係を練っていくべきではないかという意見である。
今かなりの欧米人が西欧文明の行き詰まりから救われようとして、東洋精神や日本文化を熱心に求めているという。単なる経済発展だけではない新文明の創造と、それによる真の世界平和の構築に日本の役割がある。
目前の激動と転換を直視しつつも、一段高い所に立つことを忘れてはならない。(日本政経連合総研 総研レポート第57号より)(1月28日)
◆講師を巧く乗せて、講演会を成功させよう!◆
講演に先立って講師紹介をいたします…。失礼ながら、これが大抵つまらない。
決められた文を読めば、どうしても気持ちがこもらないし、沢山読めばダラダラ長くなるし、結局パンフレットの講師紹介文を見れば済むことばかり。
さらに、その前の主催者挨拶などが退屈(重ねて失礼!)で面白くなかった場合、会場はどんどん冷えていき、参加者は一様に沈んだ顔付きとなる。
そうなってから登場する講師は大変だ。まず、冷えてしまった雰囲気を温め直すことから始めねばならない。
そこで必要となるのが一発目のジョークだ。が、冷えた会場でオヤヂギャグをかますと、何だか皮肉みたいにも聞こえてしまい、必ずと言っていいくらいすべる。最初にすべると、せっかく用意してきたギャグも、怖気(おじけ)付いて言わずじまいとなる。
やはり、講師紹介は、講師にゆらぎを与えるものであって欲しい。よし、そういうことなら顔晴るぞ! 今日は後先(あとさき)考えないで話しまくろうと。その勢いで登壇すれば、出だしから上手にいく。見事な主催者挨拶や講師紹介に対して、?反撃?のツッコミも入れられる。
そもそも講師なんて単純な人が多い。要は、呼んだ講師を乗せられるかどうかだ。巧く乗せれば、講演会は成功間違い無しとなるだろう。(1月29日)