残暑お見舞い申し上げます。
猛暑と豪雨が、困ったことに夏の定番となってしまいました。
暑い中、アイスコーヒーが普通になりますが、そういえば昔、レイコーという呼び名があり、こんな遣り取りを記憶しています。
友だち「レイコーひとつね」
店の人「はあっ?」
友だち「冷やしコーヒーだよ」
店の人「はあっ?」
友だち「だから、アイスコーヒーだってば!」
その友だちは、大阪の大学へ行った同級生。相手は東京の店の人。
その昔、関西に生活した若者は、アイスコーヒーをレイコーと呼んでカッコつけていたのです。レイコーは今や死語かと思ったら、まだまだ通じる地域が大阪を中心に残っているそうです!
◆日記(8月3日~10日)
・3日(火)博進堂オンライン講演会~「郷中教育と林塾」を演題に90分話す
・4日(水)上京し昼間は武道空手シニアコース、夜は経世志塾で孫子兵法講義
・7日(土)名古屋綜學院で講義&指導~二宮尊徳の報徳思想
・8日(日)京都綜學院で講義&指導~空海と「十住心論」
・9日(月)神戸・今啓林綜學会~風雨激しく交通乱れ来月に延期
・10日(火)やまとことば語り部養成オンライン特別講座~姓名判断のさわり
●評論・随筆●
◆要注意!見た目はメリット、でも背後にリスク…◆
毒性の強い青酸カリなら誰もが拒否する。が、タバコくらいだと世の中に普及していく。タバコにはストレスを解消し、気持ちを落ち着かせる効用がある。だから、飲み方によっては健康にプラスとなる。そういう“大義名分”によって、多くの人が愛飲することになった。
よく考えてみて欲しい。メリットとリスクがあるものの、受け入れた人たち全員に最悪の事態が生じるわけでは無い。そういう物事こそ、実は曲者なのだということを。リスクである毒を、メリットという砂糖でコーティングしている。それが最も恐ろしいというわけだ。
何事につけ、そういう仕掛けを考案する人がいるなら、何という巧妙な知恵者なのだろうと感心する。
賛同者が多数となるよう、きちんとメリットを付ける。ところが、その裏にリスクが貼り付けてある。その結果、運の悪い人々から被害者となる。あるいは、アヘンやタバコの中毒のように一生抜け出せなくなっていく。
もう一度言う。見た目はメリットだが、背後にリスクが隠されている。そういう事柄が一番問題となるのである。
その問題は、当事者なら知っているはず。ならば「私からは言えない」ではなく、「私から言おう」という正義派となって欲しい。
今や待った無しだ。文明転換期中の最激変期が間も無く到来する。まさに日本と世界の存亡が掛かっているのである。