新型コロナウイルス対策に東洋医学や和方を生かしたい!

こんにちは。明日からの黄金週間は、先々の講義準備や自宅事務所の草刈り、それと空手道の稽古(間もなく孫が昇段審査)に顔晴ろうと思います。

◆昨日4月27日は、松下幸之助翁の三十三回忌でした。
松下政経塾の塾生時代のことですが、「塾長、地元で勉強会を起こしました。遠州から日本を考えます!」とご報告し、会の機関誌をお渡ししたところ、とても丹念に読んでくださり「結構やな、成功するまで続けなはれや」という励ましのお言葉を掛けていただいたことがあります。早いもので、それからもう40年が経ちました。

◆日記:4月27日(火)
国会綜學勉強会(第56回)講義~葉隠(一)狂となり迷ったら死ぬ方を選べ!

【ご案内】日本改新へ綜力結集!「令和二周年を祝う集い」オンライン無料
5月1日(土)午前10時~12時 是非ともご参加くださいませ!

国家が新しい社会秩序を起こすとき、その国民が持っている基底文化がものをいいます。危機のときほど、深い文化層が働くのです。
令和元年から社会心理が変わりました。
基底文化による原点回帰と、美しい調和の復活が起こります。
コロナを逆手に取って、今こそ新しい日本を創成しましょう!

・學統(学問の伝統)の重要性
・日本再生における基底文化の重要性
・綜医學(和方・日本医学)の重要性
などを話しつつ、コロナ対策の秘訣についても触れます!

www.facebook.com/events/495066675187764

☆日本的経営の根本道場!経世志塾(東京
日時:6月2日(水)午後6時~8時45分
演題:「孫子の兵法」第2回 予め勝っておけ、勢いを起こせ、無形となれ 他
会場:未定 参加費:5000円 ※オンライン初回ご参加無料!
詳細はこちらから→ ex-pa.jp/item/33578

評論・随筆

新型コロナウイルス対策に東洋医学や和方を生かしたい!

新型コロナウイルス感染を広げないための取り組みで、社会全体が苦戦しています。ウイルスは目に見えず、次々変異を起こすのですから本当に厄介です。
政府も自治体も、何をしたらいいのか分からなくなってしまい、お手上げ状態なのではないかとお察しします。

そういう中で大事なことは、一人ひとりの免疫力の向上です。可能な限り感染しても発症せず、発症しても軽症で済むよう自己防衛能力を高めていけば、コロナとの共存を余儀なくされたとしても、過度に恐れる必要がなくなるはずです。

免疫力の向上では、東洋医学や民間療法に、もっと注目したらどうでしょうか。
そもそも自然治癒力を高めるところに、鍼灸や漢方など東洋医学の意義があります。自然治癒力とは、生命体に本来備わっている治癒力のことで免疫力も含まれます。痛みは体の警告、熱は治癒力の現れ、下痢は排毒作用といったことも自然治癒力を基にした考え方です。

東洋医学には、天地と人が一体という「天人合一」、心と体は一つという「心身一如」、生活と医学が分離しないという「生活医学」などの基本理念があります。特に生活は重要で、基礎疾患を持っていたり、普段から不摂生であったりする人ほど感染リスクが高まり、重症化し易くなるといわれています。
コロナを敵視するばかりでなく、天から与えられた生活改善へのメッセージと受け止めるのも方法と言えます。

また、コロナの予防に漢方薬が有効とされているように、東洋医学と西洋医学の双方を生かした「東西綜合医療」も重要です。これまでも内科開業医の多くが、慢性病や生活習慣病の治療目的で漢方を処方していますが、コロナ対策と共通するのではないでしょうか。

今後、和方や皇医学と呼ばれる日本医学にも注目したいと思います。『古事記』に蒲の花粉で皮膚の傷を治す話(稲羽の白兎)や、赤貝の粉と蛤の汁で火傷を治す話(大国主命に対する八十神の迫害)、あるいは桃の実で憂いや悩みから救う話(イザナキの命が黄泉の国から帰るとき)などがあるように、民間医療の中に和方が存在することは確かです。

筆者は東西融合医学や日本医学を綜合させた「綜医學」を、これから構築したいと考えています。綜医學には、今すぐ出来る下記のような“基本療法”があります。

1「手当て療法」~手から氣が出る! ※大和言葉で治療のことを「手当て」という
2「呼吸療法」~自律神経を整える、長息は長生き、腹式呼吸、笑いは祓い、感謝の呼吸
3「言葉療法」~言葉で人を癒やし・救い・甦らせる ※信頼し尊敬する人の言葉は言霊
4「食事療法」~医食同源、全体食、野菜中心、素材を生かす、薄味、少食、腸内環境
5「武道療法」~氣合いと心身統一、中心軸と体幹の鍛錬、正中線に集中、四股、円動作
6「環境療法」~日の出に手を合わせて朝日を浴びる、緑の中を散策、月光浴
7「哲学療法」~考え方によって病気に囚われない自分を養う、人生観、死生観

※イクタマ(生魂)による統制力(中心統一力)を高めることが綜医學の基本となる!
※ご参考~免疫力を高める食品の例に5ーアミノレブリン酸(通称「5(ファイブ)-ALA(アラ)」)という納豆や赤ワインに含まれている天然のアミノ酸がある。柿渋も有効 (4月26日:総研レポート第48号)