こんばんは。今夜は雲間から見えるコールドムーンが綺麗ですね!
本年最終号をお届けします。今年も1年間、誠にお世話になり有り難う存じます。
来年も、どうぞ宜しくお願いいたします。 綜観 林英臣 拝
◆新たにどんな覚悟を腹に据えるか?
コロナ禍で明け暮れた令和2年も、残すところあと1日となりました。今年は、誰もが何らかのショックを受け、予想だにしない変化を強いられた一年でした。
怒り、悔しさ、辛さで、あっという間の一年だったという人もいることでしょう。でも、嘆いているだけでは埒が開きません。自立心を失ったまま、誰かに当たりちらしていても解決には結び付きません。
大事なことは、この一年の意味をどう受け止めるか、新たにどんな覚悟を腹に据えるか、これから前に向かって事業・活動にどのような進化発展を起こすか、などにあります。皆様の将来が、飛躍向上に満たされたものとなりますよう祈念いたします。
◆松田政策研究所チャンネルで対談しました!(視聴数7万回超!)
今年のコロナ禍は一体何だったのか、来年以降、世界はどう動くか、日本と日本人の使命とは、そして、自分に出来る事は何か…
下記は「松田学通信vol.148 2020.12.28」からの引用です。
(引用ここから)
【松田政策研究所Ch】最近の新着動画紹介
特番『2020年を振り返る、”文明の転換点”が来ている文明法則史学とは?』
ゲスト:林英臣氏 https://youtu.be/xcdnZyaXEhQ
※文明は800年周期で西と東を移動するという文明法則史学を研究する林英臣先生をお呼びして2020年を振り返りました。
<松田学よりひとこと>
番組収録の際、林先生からは「いまの日本で誰を総理にしたいかと問われれば、松田学であると必ず答えるようにしている」とまで、持ち上げていただきましたが、私としては、「いまの日本の政治家が学ぶべき根本理念を知りたければ、まず林先生に聞け」と申し上げることにしています。2,000年の歴史を紡いできた日本には、その時代ごとに、これからの新しい国づくりのモデルがある、そのどれをどのように将来に活かしていくかこそ、政治家がまず、考えるべきこと。私の提唱する「日本新秩序」の理論的支柱になる対談ができました。
(引用ここまで)
◆日記:26日(土)の林塾講義(オンライン)で本年度の講義が終了!
今年はコロナ禍で中止・延期となった講座もありましたが(複数会場へのオンライン重複配信12件を含め)計133回の講義回数でした。
終わってみれば例年とほぼ同数です。このうち完全オンライン講義は(複数会場への重複配信を入れて)50回。今年はじめて取り組んだオンライン講義が、なんと4割近くを占めたことになります!
回数といえば、空手道の稽古回数について。コロナ禍によって3月後半から5月末まで道場稽古を休みました。そのため本年の道場稽古は78回、これに自宅などで行う自主稽古165回を加えて計243回の稽古に励みました。
8月末には全日本空手道連盟の昇段審査が書類選考で実施され、論文審査が最高評価を受けたこともあって公認三段に合格しました。家内も公認初段に合格!
この1年の師範の懇切なご指導に感謝御礼申し上げます。
お知らせとご案内
絵本『やまとことば神話』、いよいよ出版へ!
私は、すでに新しい日本がはじまっていると見ています。新しい時代は「原点回帰」によって起こされますが、日本の原点は大和言葉と神話にあります。
古事記の冒頭に描かれている「宇宙の生成」「地球の成立」「人類の使命」こそ、我が国にとって最高の原点と言えましょう。
それを分かり易くて綺麗な絵本で出版しました! 絵本『やまとことば神話』です。新年1月20日に出版されますが、Yahoo!ショップで先行予約が開始されました。どうぞ下記からお申し込みくださいませ。
※多数のご予約をいただき初版完売の勢いです!重版(二刷)が決定しました!
store.shopping.yahoo.co.jp/hakushindo-store/426.html?fbclid=IwAR1wTmN2qJhYEEnAxo8mG1SrwA7mid1Lrh76yyPml3wPRSQU0UKuDme0m8s
来年1月24日(日)、絵本『やまとことば神話』の出版記念講演会&「一般社団法人綜學社やまとことば語り部養成協会」設立記念パーティ
※オンラインによる無料開催です!
また、お陰様で2月から開始の「語り部養成講座」第1期は満席となりました。
現在、8月からの第2期受講生を募集しております。
※お申込は、下記ホームページからお願いいたします。お待ちしております!
peraichi.com/landing_pages/view/kataribe?fbclid=IwAR0RrMuA2fxOVaNchkNa0pMYp2LcIaYuvKWbYxc1n-rvq5kBu3Isn-4xn3g
YouTube林英臣ミニ講義(無料・約30分間)「大和言葉と日本神話の語り部」
東京・経世志塾がお届けする「オンライン新春特別講演会」のお知らせ。
令和3年2月3日(水)夜 ※オンライン(無料)
演題:渋沢栄一と公益資本主義、その基本7カ条 など
ex-pa.jp/item/31156?fbclid=IwAR0Hxm6P28qVqyUZzJ1rVc_6lTvm11Y3gT7fdXQcBX8hiN-BXceggPAsjWg
新著を上梓しました。是非ともご覧くださいませ!
『2025年~2050年 最激変期は、これからやって来る!』
本書は、博進堂Yahoo!ショップからご購入くださいませ。
store.shopping.yahoo.co.jp/hakushindo-store/423.html
林英臣YouTube無料講義! 演題「今後の日本について」
評論・随筆
外国人を、日本人以上の日本人に変えてしまうのはなぜか!
今を去る318年前の元禄15年(西暦1702)12月14日、大石内蔵助以下赤穂義士47人は、幕府の政道を正し、武士の一分を貫くために吉良上野介邸に討ち入りした。
それが、日本人が涙して止まないあの「忠臣蔵」の赤穂事件だが、そのとき吉良上野介にトドメを刺したのが、武林唯七(32歳)という下級武士であった。
武林は、“生粋の日本人”ではない。父方の祖父は、秀吉の朝鮮出兵の際に連れて来られた明人の医師である。即ち、義士の一人は中国系のクオーターだ。
帰化した祖父は、下級武士として毛利藩、赤穂藩に医学で仕えた。その孫が四十七士中、一二を争う急進武闘派として活躍したのである。
中国系三世の武林が、なぜ日本人同等、いやそれ以上の武士となり得たのか。それは、祖父と父、さらに唯七が、当時の日本人の生き方・在り方に感化を受けたからに他ならない。
外国人をすっかり日本人化させてしまうだけの精神文化が、日本の基底文化にあったということだ。特に国民精神を育む基盤は母国語にあるのだから、大和言葉を基本とする国語を話すうちに、自ずと日本化していったものと思う。
武士のことを大和言葉で「もののふ」という。『大言海』によれば「兵器ヲ物ト云ヒ、物の夫(ふ)ノ意」とある。フ音は伏す・踏む・振る・降るなどのフで、上から下に振り下ろす意味があるから「もののふ」とは武器を扱う者のことであり、剣術を修めた武林は見事に「もののふ」の道を全うし手柄の筆頭格となったのだ。
外国系の人たちを日本人に同化させてしまうという、この包容力こそ日本の底力ではあるまいか。中短期的には外国人による日本侵略に警戒しなければならないが、長期的な観点に立てば、日本精神の持つ(外国人を味方に変えてしまうという)同化力が必須の防衛基盤となる。
とりわけ日本的生き方の根本を伝承している大和言葉を、さらに振興していきたい。