こんにちは。4月に入り、本日から新年度を迎えた方々がおられると存じます。
Tシャツで良いほど暑かったり、厚手のコートが必要なほど寒かったり、寒暖の差が激しいですね!
◆聖地巡礼~古事記をめぐる奈良の旅…
3月30日(日)は、一般社団法人・綜學社やまとことば語り部養成協会
主催による、聖地巡礼「古事記をめぐる旅」でした(第4回)。
ご参加くださったのは、古事記語り部である言本師・言伝師など17名です。
これに事務局3名が加わって、計20名による旅でした。
(※狭い道も行くため、20名が小型マイクロバスの定員となります)。
今回の旅は、とくに「神武天皇」と「聖徳太子」のもとを“お訪ねする”ところに意味がありました。
古事記は全三巻で構成されており、中巻の最初は人皇初代の神武天皇からです。神武天皇は、大宇宙に広がるという都を開き、世界を一つの家のように平和にしようという詔(天皇のお言葉)をお出しになりました。
それが「六合開都(りくごうかいと)八紘為宇(はっこういう)」『日本書紀』で、そのご精神を受け継がれたのが聖徳太子です。太子は、世界(東アジア)を相手に活動されました。
また、和を貴ぶことや、詔(天皇のお言葉)を受けたら必ず謹むべきことなどを、国民の心得として「憲法十七条」をおまとめになりました。
さらに、聖徳太子は歴史や伝承を重んじ、国史の記録である『天皇記』『国記』を編纂しています。残念ながら、これらは大化改新の際に焼失・散失しましたが、その志を受け継がれたのが天武天皇です。
天武天皇は、飛鳥浄御原宮(あすかきよみはらのみや)で、「帝紀」や「旧辞」などの資料を暗記するよう、稗田阿礼(ひえだのあれ)に命じました。これが『古事記』編纂の発端です。
こうして、神武天皇のご精神が聖徳太子に、聖徳太子の志が天武天皇に伝わって、『古事記』編纂に至ったという次第です。
『古事記』下巻は、推古天皇の御代までです。つまり、『古事記』の原資料と重なる可能性の高い国史が編纂されていた、聖徳太子の時代のところで終わっているのです。このつながりも面白いことでしょう。
そこで、今回の旅では、下記の“聖地”を巡礼しました。
・神武天皇御陵参拝と、『絵本やまとことば神話』読み語りご奉納。
・豊浦(とゆら)の宮跡の敷石を見学(※敷石は向原寺(こうげんじ)
境内にあり、そこを推古天皇や聖徳太子が歩いていたと考えられる)。
・等彌(とみ)神社正式参拝と、『絵本やまとことば神話』読み語りご奉納。
当社背後の鳥見山は、神武天皇が最初の大嘗祭(だいじょうさい)を行ったという伝承地。
・檜原(ひばら)神社参拝。
当社は延喜式内社にして、最初の元伊勢(もといせ)と伝わる。
同じ行動と同じ感動により、遠足は同志の一体感が各段に高まりますね!
◆日記(3月27日~30日)
・27日(木)やまとことばの世界観・第3期最終回オンライン講義~超人観と霊魂観
・29日(土)関西林英臣勉強会・令和7年度1回目講義~佐藤一斎と『言志録』
・30日(日)「古事記をめぐる旅」奈良で、語り部の皆さんとともに聖地巡礼
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◆「あいのうた」が、各音楽配信サイトより配信リリースされました!
www.facebook.com/photo/?fbid=9548951168476510&set=a.202619956443058
リリース名『詠ミ人知ラズ』、作詞作曲:小林宏至(こばやしひろし)さん。
林は「やまとことば監修」を担当しました。
各種配信サイトはこちらから https://linkco.re/ep6n7RUz
【林英臣の講座等ご案内】
◆ 側近學合宿で「精神エネルギー場」をつくろう!《開催決定しました!》
事は一人から起こるが、一人では進まない…
事を起こし、それを大きくするには、どうしても側近が欲しい!
トップは、どういう側近を求めるべきか?
側近は、トップをどう支えたらいいのか?
日時:4月19日(土)13時~20日(日)12時
会場:熱海 レクトール熱海小嵐
詳細は、添付をご覧願います。
docs.google.com/…/1FAIpQLScV78Vnrng…/viewform…
上記URLよりお申込み可能です。
◆「綜医學講座」 4月27日(日)から! まだ残席あります。
西洋医学、東洋医学、そして日本医学…
医学には、西洋医学や東洋医学(漢方)のほかに日本医学があって、和方(わほう)や皇医学(こういがく)という呼び方もあります。
林は、東西融合医学が人類の健康に必須であると考え、日本医学を基本にした「綜医學(そういがく)」を構想してきました。
その実践の基本は「手当て・言の葉・長息・長生き」にあります。
詳細とお申込は下記からどうぞ!
docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfKoNi_b9mkix1rofxJ1sjbnER8qwJS8ItfOyDi9faoDMxANg/viewform
◆「言本師」「姓名師」養成の「やまとことば講座」
神話+大和言葉は、日本の原点(基底文化)であり、言語(国語)は、日本の「通し柱」です!
令和7年度の「やまとことば姓名師(せいめいし)」養成講座のご案内を
させていただきます。
☆一般社団法人綜學社やまとことば語り部養成協会の公式サイトです。
peraichi.com/landing_pages/view/kataribe/
☆やまとことば姓名師養成講座の公式サイトです。
peraichi.com/landing_pages/view/yamatokotoba-seimeisi/
☆第5期 やまとことば姓名師養成講座のお申し込みフォームです。
docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdpy0ZuLLaLyZjSD_V9eX-9DD6SURb-XcNKFFa-onBoZjulUA/viewform?usp=pp_url
◆note【孫子の兵法・その56】
有機的な活動体として一丸になって、天下国家の変革を成し遂げよ!
note.com/hayashi_hideomi/n/n628f11e6862b
◆note【孫子の兵法・その57】〈試読版・全編無料〉
志士ネットワークの限界と、高杉晋作が英雄と呼ばれる理由
note.com/hayashi_hideomi/n/ncdf607824dfe
◆note【『大國民讀本』を読む・其の22】
戦前の日本がよく分かる~昭和2年刊行『大國民讀本』
皆で話し合って衆知を集めるのは、日本政治の伝統
note.com/hayashi_hideomi/n/n6fd01bbc6b91