こんばんは。桜がとても綺麗ですね!
統一地方選挙の前半戦がいよいよ始まっています。
沢山の弟子たちが挑戦しており、こうしてメルマガを書いている間も、弟子の声が林事務所前に響いております!
◆日記(3月28日~4月2日)
・28日(火)国会綜學勉強会(第69回)で講義~佐藤一斎『言志録』其の二
・29日(水)空手道松濤會本部道場で稽古
・30日(木)足の不自由な両親を連れて磐田市掛塚の鰻屋へ。その後、菩提寺
(浜松市中区中島町龍島院)に参詣。孫が甲斐甲斐しく助けてくれるお陰なり
・1日(金)京都綜學社研修所の清掃、神棚お供物交換。八坂神社にお参り
・2日(土)京都綜學院(第4期)で講義~文明法則史学・日本編。ワーク指導
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【緊急ご案内!】林英臣と學ぶ『側近學合宿』のご案内
残席、わずか!! 4月22日(土)~23日(日)です。
「側近學」とは、優秀な「側近」とは何かを知り、組織のトップも、「側近」を目指す人も、「側近」の役割を理解し、自社を発展、繁栄させるのに不可欠な學びです。
古代から現代まで、成功した人物には、必ず有能な側近が付いていました!推古天皇には、聖徳太子。赤穂藩には、大石内蔵助。織田信長には、滝川一益。豊臣秀吉には、豊臣秀長。劉備玄徳には、諸葛孔明。 毛沢東には、周恩来。ルーズベルトには、バーンズ。
日本の企業でも、豊田喜一郎には、石田退助。 松下幸之助には、高橋荒太郎。本田宗一郎には、藤沢武夫。井深大には、盛田昭夫・・・などなど。
大きな偉業を成した偉人、主君、師匠、経営者には、必ず彼らを支えた家臣、弟子、参謀などのナンバー2、いわゆる「側近」が存在しています。
「側近」は、単なるトップの取り巻きではありません。企業で言えば、取締役や部長、課長などの幹部以上の存在です。
どんなに熱い志を持った優秀なトップも、一人では限界があります。無能な側近しかいなければ、夢も、野望も、使命すら果たせないのです。そもそも無能なトップでは、優秀な側近を得ることは叶いません。
特に、転換期にある今こそ、トップと志を同じくして、トップを支えてくれる「側近」の存在は欠かせませんし、優秀な「側近」とは、何かをトップ自らが理解していなければ、「側近」を見つけることも、育てることもできないのです。
◆どんな人が學ぶべきか!
・組織の中で、トップを支えたいと想っている人
・すでにトップの片腕の人、「側近」が欲しいと想っている組織のトップ
・経営者、企業の経営者をクライアントに持つ弁護士、会計士、中小企業診断士
などの士業の人やコンサルタントの人
・お客様のお役に立ちたい
・何より、人のお役に立ちたいと強く想う人
上記のような想いのある方に、オススメの合宿講座です。全体學である「綜學」に興味のある方、すでに「綜學」を学んでいる方には、ど真剣にオススメです。生涯生かせる知恵が身に付く講座となるでしょう。
「側近學」を学ぶことで、日本人としての、あなたの感性も磨かれ、『人間力』が高まり、人生の視界が鮮やかに広がります。
より良い人生を送り、運命を切り開くきっかけになる講座となるはずです。この機会にぜひ、ご参加ください。心よりお待ちしております。
日程:4月22日(土)13時~4月23日(日)12時(受付開始12時半)
参加費:46,000円(受講料:30,000円・宿泊費:16,000円)
※宿泊費16,000円は、二人部屋でお一人の料金です。
シングルユースをご希望の際はプラス10,000円となります。
定員:20名 (宿泊できる方に限ります)
会場:TKPリゾート レクトール熱海小嵐
〒413-0029 静岡県熱海市小嵐町15-9 TEL:050-3803-6538
お申込み方法:下記、申込みフォームからお願いします。
forms.gle/sHj8ygBfLxL7nztG9
折り返し、振込先、合宿当日のタイムテーブル等、連絡致します。
主催:東京綜學院 側近學研究会
連絡先:佐藤正則さんTEL:090-7411-5082
Mail:satomasa.tsougaku1st@gmail.com
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●評論・随筆●
◆若い時ほど年上の人たちと交流し、年を取ったら若者と交わる◆
若い時は、自己をよく練りなさい。年を取ったら、若者に負けない志氣を保つように。
これは、幕末志士たちの師であった佐藤一斎の教えです(林訳、加筆あり)。
では、どうすればいいかのか。それには、若い時ほど年上の人たちと交流し、年を取ったら若者と交わるのが一番だと思います。
そういえば若い頃、講師の林が最も年下ということがよくありました。現在は大抵、私が一番高齢です。
お陰様で、今や日々若々しい志氣を沢山いただきながら講義が出来ます。さて、今から国会綜學勉強会で講義します。やはり、林が一番年上です。但し、明日の空手道の稽古は、シニアコースに所属していますので、私は若手筆頭格です!(3月28日)
◆奪い合いから、与え合いの利他互恵社会へ◆
人は一人では生きられないから、みんなで集まり合って生きている。集まりは有機的な活動体になるほど、意思決定が重要になる。それを担うのが、長や頭などと呼ばれる代表者だ。
この代表者という存在だが、必ずしも立派な君子ばかりではない。たとえ身勝手なトップであっても、集団の活性化と秩序の維持のためには、求心力を発揮する長や頭が、いないよりいたほうがいいという場合が多い。
そこに、熱意と馬力はあるものの、自己中心的で私欲や支配欲、名誉欲が旺盛な輩が、トップに就いてしまう理由の一つがある。
でも、トップの徳が低いから、やはり困難に陥ったときに崩壊するのが早い。トップと同様、近寄って来ている者たちも、私利私欲中心に生きているわけだから、得にならなければ去るのみとなるのである。
ところで、ここ数百年を支えた私欲膨張資本主義は、まさに能力は高いが徳力に劣るという者から世に出てしまいがちな社会を、あちこちに作ってしまった原理のような気がする。
ポスト資本主義は、もっと意識レベルを上げないといけない。それは、実力が高くて私が薄いという人物ほど、活動し易い原理であって欲しい。
即ち、公利公欲に生きる人物が代表者に就き、思う存分活躍する世の中になることを願うのだ。
そうなれば、世の中はもっと温かくなるはず。徳力に満ちた長や頭によって、奪い合いの社会から、与え合いの社会に転換していくと思うからである。
与え合いの利他互恵社会ならば、この世がそのまま極楽となるだろう。目前に迫った最激変期は、各方面に素晴らしい代表者が現れることで、地球の意識レベルが格段に高まるチャンスだと信じている。それを皆さんと着実に進めていきたい。(3月31日)
◆存在は、波や響きに他ならない◆
物質がどんどん細かくなっていき、量子と呼ばれるレベルまで小さくなると、もはや粒子なのか波動なのか、分からなくなるのだそうです。 要するに、波や響きになってしまうと。
いわゆる物質は、その究極において、波や響きとして存在しているというわけです。それは、大きな存在も同様です。
銀河や天体も絶え間なく動いており、動けば波を描き、響きを起こします(響きをコトバともいう)。
また、文明も波でした。文明は、800年周期で東西が交代するという波を描いており、社会秩序においても盛衰の波を繰り返しています。これらも、やはり響きです。
このように、存在は波や響きに他ならないということ。これが腹落ちすると、文明交代の息吹を大呼吸出来ることになります。
そして、宇宙の波に乗り、その進化に貢献することが可能となっていきます。マクロコスモスとミクロコスモス(人間)は一如なのですから、我々はもっと偉大で崇高な生き方が出来るはずです。(4月2日)
◆選挙戦で二つの勝利を!◆
世界は東西文明の交代期、日本は新しい社会秩序を誕生させる前夜。
転換期の今、一つ間違えば全滅しかねないほどの逆境に人類は生きている。現代の志士も、逆境の時代に政治家の道を選んだという強い自覚が欲しい。
大きな変動の中で政治活動を起こすのだから、地元活動のみで終わるようでは役に立たない。勿論議員にとって地元は活動の基盤だが、それは選挙の基盤に過ぎない。
林塾が育ててきた政治家を「国是担当地方議員」と呼ぶ。国家百年の計である国是を担う地方議員という意味である。
国是議員には強い危機感があり、世界と日本の危機に対してその解決への道を展望したのが「共生文明の創造」「高徳国家の建設」「公益経済の確立」の国是三綱領だ。
共生文明は東西融合文明のことであり、西の文明が創造した成果を東の文明が持つ融合の精神で受け継ぎ、膨張破壊型ではなく共生進化型の新文明を創造していく。
高徳国家は精神性(徳性)の高い国家のことであり、「お互い様」という支え合いの心、「お陰様で」という感謝の心、「どうぞお先に」という譲り合いの心、「勿体ない」という物を大切にする心。
さらに、誰もやらないなら自分がやるという「手を挙げる」精神、祖国と国民のために命懸けとなって「国に尽くす」精神、先人や先祖の願いを「タテイトとして受け継ぐ」精神などに基づいて、徳の高い住み易い国を建設していく。
公益経済は活動の目的を公益に置く経済原理のことであり、二十世紀までの私益膨張・略奪破壊型の経済を脱し、公益・人類益・地球益の向上を図っていく。
公益経済では、天地自然の原理を生かす「天本主義」、地産・地流・地消によって地域経済生態系を甦らせる「地本主義」、経済活動に参加するあらゆる人が幸せになる「人本主義」を三本柱とする。
これら国是三綱領に照らし、生き方や在り方をどう変えるかについて、政治家は有権者に媚びを売ることなく愚直に啓蒙しなければならない。
演説で国是三綱領を述べていたら、それは林塾で学んだ候補者であろうから是非とも応援していただきたい。
しかし、林塾で学んでいたにも関わらず、一言も国是の内容に触れないようであれば応援は不要である。
選挙戦は文明観や国家観をもとに、政治家としての大志を思う存分訴えるチャンスではないか。
林塾で学んだ候補者なら、二つの勝利を得て欲しい。一つは当選という勝利、もう一つは啓蒙によって沢山の同志を獲得するという勝利だ!小さくまとまってはならぬ。(4月3日)
(一般社団法人 林英臣政経塾 会報「留魂録」卯月号より)