No.2 背伸びせず、どっしりと構え、常にへりくだって生きる

◇本当の力強さは、力を抜いたときに発揮される◇

小学生の頃、ソフトボールに熱心だった時期がある。上手くはないが好きであり、同級生や近所の子供たちと一緒にチームを作ったこともある。

中学校では殆どやらなかったが、高校一年生のとき、不思議なホームランを打ったことがある。バットを軽く振っただけで、全くボールに当てた感触が無い。なのに、ボールは大きな弧を描いて飛んでいき、外野手のはるか後方に消えていった。

続きを読む

No.1 上にいる者から、もっとへりくだれ

◇よく出来た人間には、本当の強さがある◇

「よく出来た人間は、へりくだっている。それは、本当の強さがあるからだ」。
そう教えているのは、江戸時代中期にまとめられた武士道書の『葉隠』です(聞書第二)。武士道書だから、激しい内容ばかりかと思うと決してそうではありません。

続きを読む