その16 第2章 人生を「種」「根」「幹」「枝葉」に置き換えてみる

◆綜學の志士育成法~原点・大局・本氣・徹底◆

◇大木のように、ぶれることのない立志大成を!◇

第一章で「綜學とは何か」について、筆者の生い立ちを紹介しながら述べました。もう一度復習しますが、綜學は文明論・日本学・東洋学などを柱とする綜合学問のことで、「知」「情」「意」に分けられます。

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その15 鶴の一声で、松下政経塾合格者第1号に!

沖ヨガ修道場で住み込み修業をしている間に、国学・大和言葉の先輩から手紙を頂きました。「今度、松下電器(現パナソニック)の創業者である松下幸之助氏が松下政経塾という私塾を創り、そこで政治家をはじめとする指導者育成をやるそうだ。君も受験してみたらどうか」という文面でした。

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その14 宇宙は、変化・バランス・安定で成り立っている

ヨガ修道場で学んだ哲学について少し述べておきます。沖先生は「宇宙は、変化・バランス・安定で成り立っている」と教えて下さいました。

あらゆる物は活動し変化している。その動きはバランス維持の方向へ働く。その結果、物事は安定に至る。が、そこで終わるのではなく、さらに次の変化が起こる。それに対して、新たなバランスを取るための動きが生じて安定へ向かうと。宇宙は、その繰り返しで進化しているという説明でした。

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その13 俺は、お前よりもお前のことを考えている!

ヨガ修道場で「5分後に全員を集めよ!」という指示を受けた体験談ですが、沖先生は道場内の状況を知らなかったのではありません。ちゃんと把握された上で、教育的に無理難題を投げ掛けてくれたのです。「もうそろそろ、これくらいなら出来るだろう」という師匠の読みがあったようです。そういうことは大抵、後になって分かるものですが…。

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その12 初めから諦めていたら、出来る事も出来ないで終わってしまう!

沖ヨガ修道場の導師は、インドで修行し、日本ヨガ界の草分け的存在となった沖正弘先生です。沖先生の指導は大変厳しいことで知られ、しばしば普通では出来るわけがないことを弟子に命令しました。

私は鍼灸の資格を持っていたので、病気治療を目的に入所してきた受講生を相手に鍼治療を担当しておりました。ある日、30人ほどの受講生に一通り鍼を打ち終えたところで、沖先生のいる導師室から指示が降りてきました。

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その11 中国思想の次はインド思想を学びたい、それにはヨガがいい!

東洋医学の専門学校では、2年終了時に按摩マッサージ指圧師、3年終了時に鍼灸師の資格試験を受けることになります。私は3年間、一日も休まず専門学校に通学し、放課後は居合道・杖道の道場に通い、夜は鍼灸治療院でインターンを勤めるなどして、一心に研鑽に励みました(学生ですから、正月休みや夏休みは実家に帰っていました)。

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その10 東洋医学と西洋医学の違いに驚く!

こうして筆者は、高校2年生のときに東洋文化に目覚めました。天命を知ったからには、進むべき大学をよく考えなければいけません。密教にも興味があったので高野山大学などの密教系の大学へ行こうか、武道の稽古に励んでいたので国際武道大学に進もうか、あるいは日本を守るためには防衛大学を目指すべきか、などとあれこれ悩みました。

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その9 大混乱を救うカギが東洋にあるというインスピレーション

ちょっと不思議な話をします。独自の世界平和の祈りを始めてから3年が経ち、小学校6年生になった頃から、いわゆる霊感が働くようになりました。信じ難いことでしょうが、あらかじめ次に起こることが分かるのです。予知するのは日常のどうでもいいことながら、とにかく意識に浮かんだことが現実化し、「何で分かるのだろうか」と自分でも驚きました。

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その8 世界を救うための大切な“秘伝”が書かれていると直観!

三大教祖へ世界平和を祈っているうちに、古代文明について興味を持つようになりました。中学生の頃、エジプト文明やギリシア・ローマ文明など、世界の古代文明を特集しているテレビ番組を見付けると、勉強そっちのけで食い入るように観ました。過去に人類は、世界各地で優れた文明を創造してきたが、ある段階で亡びてしまう。それはなぜだろうと疑問を抱いたものです。

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