こんばんは。浜松は終日小雨でした。
「読書して疲れる様ではまだ本当でない。疲れた時読書して救われる様にならねばならぬ。」
安岡正篤先生語録(「郷學」第106号より)
●評論・随筆●
◆いよいよ来月は統一地方選挙!でも、困ったことに…◆
期待出来る候補者がいないし、誰に投票したらいいか分からない。相変わらず、そういう不満を耳にします。
とにかく、見た目に騙されないよう注意しましょう。中身が全然無いのに、演説の歯切れはいい。パフォーマンスだけで見事上位当選、という輩を沢山見てきました。
一つの目安として、聞き終えた後に、どんな話題が記憶に残っているかを確認してみましょう。
自分のことしか言わないし、その殆どが自慢話という輩もダメです。政治家としては、既に終わっています。
ひたすら、助けてください、票を入れてくださいと言う候補者も、かなり危ないです。まるで物乞いのような候補者は、さっさと退いて貰うべきです。大体、自分はもう大丈夫です、なんて言う候補者がいるはずがありません。
やがて、話題が自分のことから離れると、今度は他候補と他党への口汚ない批判ばかり。そのレベルの低さに呆れたら、直ちにその場から去りましょう。
地域と日本の未来を語れない。語っても、抽象的な耳に心地よいことしか言わない。その人は、政治家としての基礎がなっていません。
政治家の役割に、現状の厳しさの説明があります。何がどう大変で、国民はどうそれを負担したらいいのか。つまり、苦労の意味を説明してくれるかどうかです。
もしも有権者を叱ってくれる候補者がおり、その叱声に将来の希望を感じたなら、かなり本物の可能性が高いです。
林塾で学んでいても、偽物だと思われたら、遠慮なく落としてください。